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NHKドラマ“ラスト5秒”のスマホ画像「声でた」「予想外すぎてのめり込んでいる」第1話の“伏線”も浮上【ドラマ10】

  • 2026.10.27
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NHKドラマ10『会社員』第2話 10月20日放送より(C)NHK

吉田羊主演のNHKドラマ10『会社員』第2話において、ラスト5秒の衝撃的な展開がSNS上を騒然とさせている。「ラスト5秒で声でた」「予想外すぎてのめり込んでる」と驚きの声が続出した理由として、注目を集めたのはとある写真だった。部下のパワハラ被害を隠蔽した宮木英理子(吉田羊)が、山岸光(小久保寿人)のスマホから発見した、想像を超える不穏な画像の数々。第1話で描かれた寺田一輝(加藤清史郎)のSOSも、今になって違う意味を帯び始めている。

※以下本文には放送内容が含まれます。

山岸のスマホから見つかった衝撃の写真

大手企業で女性初の取締役昇進を目指す英理子は、部下・寺田から相談されたパワハラ被害を、自らの出世とプロジェクトの成功のために隠蔽してしまう。
しかし、その後、派遣社員の斉藤るり(南沙良)から真実を明らかにするよう脅迫を受け、事態は思わぬ方向へ。山岸のパワハラの証拠をつかむため、るりがプロジェクトのリリースパーティーに潜入したのが2話の展開だった。

素人とは思えないほどの華麗な手際で山岸のスマホをすり替え、データの複製に成功したるり。英理子がそのデータを確認すると、そこには寺田を執拗に隠し撮りしたとみられる大量の写真が保存されていた。

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NHKドラマ10『会社員』第2話 10月20日放送より(C)NHK

そして最後に映し出されたのが、胸元をはだけ、目を閉じている寺田の写真。
それまで、言ってしまえば“ただのパワハラ問題”として扱われていた案件が、一瞬にして事件になった。パワハラを飛び越えた、さらに深刻な被害を疑わせるものへと変わっていく。

英理子も思わず絶句し、そのまま第2話は幕を閉じた。わずか数秒の映像によって、それまで視聴者が理解していた物語の前提が覆された瞬間だった。
単なるパワハラの証拠探しでは終わらない。寺田の身には、一体何が起こっていたのか。山岸は、何をしていたのか。

第1話で寺田が言えなかった言葉の意味

山岸は寺田をストーカーしていたのか。それとも彼らは同僚以上の関係性だったのか。少なくとも、ただの上司・部下の間柄ではないのかもしれない、と示唆する場面は、すでに1話に挿入されていた。

それは、寺田が英理子にうつ病の診断書を提出し、山岸から受けている被害について話している場面。このとき英理子は山岸と寺田の関係性について、第三者からは親しげに見えていた、と言及している。実際、山岸と寺田はかつて良好な関係を保っていたことを仄めかす回想シーンもあった。

しかし寺田は、その件について何かを言いかけて口ごもり、怯えたような表情を浮かべた。厳しすぎる指導を受け、精神的に追い詰められた若手社員の姿に見えなくもない。しかし2話のラストで発見された写真を踏まえると、その沈黙には別の意味があったのではないかと思えてくる。

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NHKドラマ10『会社員』第2話 10月20日放送より(C)NHK

寺田は、単に山岸の叱責に苦しんでいたのではなく、私生活への干渉や性的な被害についても訴えようとしていたのではないだろうか。
あらためて重く響くのが、英理子の言葉だ。仕事が厳しくて辛いのは当たり前で、会社員ならこれくらいのことは乗り越えられるはず……そういった趣旨の言葉は、もしかしたら英理子にとっては、自らも厳しい環境で働いてきたからこそ自然に出てきたものだったのかもしれない。

しかし被害を訴える側からすれば、勇気を出して伝えた苦しみを、誰もが経験することとして十把一絡げにされるのは、それ以上の言葉を奪うことにつながる。
相手が何に苦しんでいるのかを知ろうとせず、自分の経験や価値観を押し付けてしまう。そこに、英理子が犯した過ちの本質があるように思う。一度見た場面の意味が、後から覆される。そんな脚本の巧みさにも唸らされる。

英理子が握りつぶしたのは何だったのか

1話で英理子は、寺田が提出した診断書をシュレッダーにかけた。自分の出世ルートを守り、プロジェクトを成功させるために、部下からのSOSをなかったことにしたのだ。
当初は、組織の利益を優先する管理職の倫理観が問われる物語に見えた。しかし2話で見つかった写真によって、その判断の重みがガラリと変わる。

寺田が受けていた被害は、英理子が想定していた以上に深刻だった可能性がある。もちろん2話放送時点では、写真の撮影経緯や山岸の行為の全容が明らかになったわけではない。
それでも、英理子が寺田の訴えを真剣に受け止めなかったことは、変えようのない事実だ。寺田が会社を休んでいて、連絡も取れない状態である点も気になる。写真の不穏な状況から、寺田が監禁されているのではないかという考察は、どこまで信ぴょう性があるだろう。

英理子自身はこれまで、自分こそが組織のなかで生き残るために、他者の苦しみに目をつぶってきた。しかし今回の出来事をきっかけに、自らの判断が何をもたらしたのか、真正面から向き合わざるを得なくなるだろう。
会社員として成功することと、人間として正しい判断をすることは、必ずしも一致しない。そんな問いが、物語の根底に流れているように感じる。


NHKドラマ10『会社員』毎週火曜 午後10時放送
NHK ONE(新NHKプラス)見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信

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