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主演女優の“一人二役”が初回から強烈…!「真逆も真逆」「すごい」想像を超えてきた“強烈キャラ”に反響【火曜ドラマ】

  • 2026.10.18
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火曜ドラマ『いろはの恋は時代(とき)をかける』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

10月13日(火)から放送を開始した、TBS系火曜ドラマ『いろはの恋は時代(とき)をかける』の上白石萌音が、すごい。彼女が、心に傷を抱えた令和の小学校教師・梨木彩葉と、300年以上前の江戸時代を生きる勝ち気な娘・いろはの一人二役を演じるところまでは想像できる。だけど、その想定を超えてくるチャキチャキ江戸っ子っぷり!その威勢の良さに、一気に本作への期待が跳ね上がった。

※以下本文には放送内容が含まれます。

想像以上にチャキチャキ!

数多くの新作ドラマがスタートしている2026年秋。300年の時をまたぐタイムスリップラブストーリー、上白石萌音が一人二役を演じるという前情報から『いろはの恋は時代(とき)をかける』も楽しみにしていた。

本作は、江戸時代の娘・いろはと、令和の小学校教師・彩葉の魂が入れ替わってしまう!そんなタイムスリップ・ラブコメディである。江戸時代のいろはは飛脚屋の娘で、算学が大好きで勝ち気な性格。一方、現代の彩葉は、前任校での学級崩壊を経験し、心に傷を抱えた小学校教師だ。
タイムスリップや魂の入れ替わりなどは、恋愛ドラマではたまにあるファンタジックな設定である。しかし初回放送で強烈な印象を残したのが、江戸娘・いろはのキャラクターだった。なんとまあ、想像以上にチャキチャキしているのである。

べらんめえ調の威勢のいい話し方に、大きな身振り手振り。思ったことはすぐに口に出し、納得できないことがあれば遠慮なく問いかける。
上白石といえば、柔らかな雰囲気や親しみやすい笑顔が印象的な女優だが、今回はそのイメージを軽々と覆してきた。単なる元気な女の子!ではなく、江戸の町でたくましく生きてきた娘の勢いがあるのだ。

令和の世界に放り込まれた際の大げさな反応も、いろはという人物の素直さや好奇心を感じさせる。現代人にとっては当たり前のものでも、300年以上前からやってきた彼女にとっては、何もかもが未知の存在。驚いたり、戸惑ったり、ときには怒ったり。その一つひとつの反応が、なんとも愛らしい。

SNS上でも「振り幅すごい」「二役のキャラ真逆も真逆」という声が上がっている。上白石の持つ親しみやすさと、いろはの破天荒なキャラクターが絶妙にかみ合い、初回から魅力的なヒロインが誕生した。

声・表情・所作で見せる演技力

令和の彩葉は、真面目で責任感が強いものの、周囲の期待やプレッシャーに弱い女性だ。前任校では学級崩壊を経験し、心を病んで1年間休職していた。復職を控えた彼女の姿からは、ふたたび教壇に立つことへの不安がにじみ出てしまっている。
自分の言葉で誰かを傷つけてしまわないか。何か失敗してしまわないか。そんな恐れを抱えているかのように、彩葉は常に控えめに振る舞う。

ところがどっこい、そんな彩葉と対照的なのが、江戸娘のいろはだ。
彼女は遠慮を知らない。自分の感情を抑え込むよりも、まず行動する。同じ上白石が演じているのに、彩葉は声や身体を小さくし、いろはは全身を使って世界に働きかけているように見える。

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火曜ドラマ『いろはの恋は時代(とき)をかける』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

上白石はこれまでも、声や言葉の調子を巧みにコントロールして、人物の魅力を最大限に増幅させてきた。2020年放送の『恋はつづくよどこまでも』では、恋にも仕事にも一直線な新人看護師・佐倉七瀬を好演。持ち前の明るさと親しみやすさを生かし、視聴者が思わず応援したくなるヒロインを作り上げた。

一方、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、戦争によって人生を翻弄される橘安子を熱演。喜びや悲しみ、後悔といった複雑な感情を、繊細な表情の変化によって伝えていた。
考えてみれば今回の『いろはの恋は時代をかける』は、そんな上白石のキャリアで培われてきた技術が存分に発揮される作品なのかもしれない。江戸言葉と現代語、威勢のいい声と控えめな声。言葉遣いや声の調子が変わるだけで、人物の印象は大きく変わる。

同じ顔を持つ二人が、まったく異なる時代や価値観のなかで生きてきたことが、物語の重要なテーマにつながっている気がしてならない。

300年の時を超えた入れ替わりが問いかけるもの

江戸時代のいろはには、子どもたちに学問を教えたい、という夢がある。しかし、当時は女性が自由に学問を教えることが難しく、その願いを胸に秘めながら生きてきた。
一方、令和の彩葉は、実際に小学校教師という仕事に就いている。にも関わらず学級崩壊を経験し、心を病むほど追い詰められてしまった。

教師になりたくてもなれなかった江戸の女性と、教師になったことで傷ついた令和の女性。初回から、この対比が存分に強調されている。300年以上前の江戸娘のほうが、現代の女性よりも自由に見えるという逆説も印象的だ。
もちろん江戸時代には女性の生き方に厳しい制約があり、いろはも自分の夢を自由に実現できなかった。しかし彼女自身の振る舞いそのものは、令和の彩葉よりもずっと伸びやかだ。

遠慮ない物言いの江戸娘が令和の小学校に飛び込むことで、現代の教育現場が抱える問題も、まったく違う角度から浮かび上がってくるのではないだろうか。
また、あくまでも本作はラブコメ。恋愛模様も気になるところだ。向井康二演じる一ノ瀬生琉は、いろはの魂が彩葉の身体に入り込んだ現場に偶然居合わせた同僚教師。突然現れた江戸時代の女性を放っておけない。

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火曜ドラマ『いろはの恋は時代(とき)をかける』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

一方、江戸時代には、いろはが算学を通じて心を通わせていた関孝和(大森元貴)がいる。
300年以上を隔てた二人の男性と、いろはの恋はどのように動いていくのか。そして、いろはが令和で新たな経験を積む一方、彩葉自身はどう変わっていくのか。

時代が進んだからといって、必ずしも人間が自由に生きられるようになるとは限らない。300年以上前の女性が現代にやってくることで、私たちはかえって“自由に生きるとはどういうことか”を問い直されるのかもしれない。


TBS系 火曜ドラマ『いろはの恋は時代(とき)をかける』毎週火曜よる10時〜

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