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主人公の“過ち”を容赦なく描いた初回放送「えっ、本当にやってたの?」「擁護できないな」視聴者の注目集めた【深夜ドラマ】

  • 2026.10.9
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齋藤飛鳥 (C)SANKEI

テレビ東京系のドラマ24枠で放送中の『まめとむぎ』。齋藤飛鳥と富田望生がダブル主演を務める本作は、仕事も恋も失った30歳の女性が、発酵料理との出会いをきっかけに人生を再構築していくヒューマンドラマだ。

ファッション誌の編集者として働く清水麦(齋藤飛鳥)は、社内不倫の発覚によって積み上げてきたキャリアも恋愛も一瞬で失ってしまう。失意のなか彼女が訪れたのは、かつて通い詰めた思い出の居酒屋『大豆堂』。しかし、店はすっかり様変わりし、23歳の米田まめ(富田望生)が営む発酵料理店となっていた。まめとの出会いを通して塩麹作りに触れた麦は、次第に発酵の奥深い世界へと引き込まれていく。

※以下、本文には放送内容(ネタバレ)が含まれます。

主人公が本当に不倫していたという衝撃のスタート

編集長を目指して精力的に仕事へ打ち込んでいた麦だったが、ワンマンな性格ゆえに周囲との衝突が絶えない日々を送っていた。やがて編集長の座を後輩に奪われ、さらには社内不倫が発覚して退職へと追い込まれてしまう。

この展開において視聴者に大きなインパクトを与えたのが、麦が“本当に不倫をしていた”という事実だ。フィクションの主人公であれば、実は仕組まれた罠だった、あるいは、騙されていたという同情の余地が用意されることも多い。しかし本作では、言い訳の効かない彼女自身の過ちとして容赦なく描かれている。

SNS上でも「えっ、本当にやってたの?」「主人公を擁護できないな」といった驚きの声が相次いだ。視聴者が素直に共感しにくい、自業自得な状況からのスタートだからこそ、すべてを失った彼女がこの先どう変わっていくのかという物語の行方に強い興味が惹きつけられる。

深夜に食欲をそそる飯テロ作品

ストーリーの面白さに加えて視聴者の心を掴んで離さないのが、画面いっぱいに広がる美味しそうな料理の数々だ。

数々の名作グルメドラマを生み出してきたテレビ東京『ドラマ24』枠らしく、作中に登場する発酵料理の描写はまさにハイクオリティである。まめが丁寧に仕込む塩麹を使った品々や、湯気がのぼり立つ温かな一皿が映し出されるたび、SNSでは「飯テロドラマ」「お腹すいた」といった素直な声が相次いだ。

食材が時間をかけてじっくり熟成していく“発酵”のプロセスと、主人公・麦の人生の再生が重ね合わされている点も秀逸だ。初回から圧倒的な存在感を放つこの“飯テロ”要素も、本作の注目度を高めている大きな要素だ。

美味しい料理の裏に潜む、人間関係の不穏な影

本作は発酵料理を題材にした温かな作品である一方、単なるほのぼのドラマではない。麦の不倫をめぐり、彼女に強い恨みを抱く人物の存在や怪しげな女性の影がちらつくなど、物語の随所に不穏な気配が漂っている。

原作者は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』でも知られる漫画家・谷口菜津子。料理を通して繊細な人間模様や価値観の変化を描く手腕は本作でも健在で、食が巧みにストーリーを駆動させていく。まめとともに仕込む塩麹や発酵料理は、停滞していた麦の人生を再び動かす重要なキーアイテムとなっているのだ。

仕事も恋も失った麦は、『大豆堂』の再建に携わるなかで、どのように自分自身の人生を再生させていくのか。発酵料理が醸し出す温もりと、危うい人間関係が引き起こす緊張感。その絶妙なコントラストこそが、『まめとむぎ』から目を離せない最大の魅力と言えるだろう。


テレビ東京系 ドラマ24『まめとむぎ』毎週金曜 深夜24時12分〜 公式HPより

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