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地上波放送で“再注目”を集めたNHKドラマ「結末知ってるけど」「何回もみてる」残り2回となった物語に惜しむ声が続出

  • 2026.9.29
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『団地のふたり』第1話(C)NHK

小泉今日子と小林聡美が、同じ団地で生まれ育った幼なじみを演じるNHK総合ドラマ10『団地のふたり』の第8回が、9月22日に放送された。全10回となる本作は、2024年にNHK BSとBSP4Kで放送された作品で、藤野千夜の同名小説が原作。地上波放送で改めて注目を集め、これまでのエピソードを楽しんできた視聴者からも好評の声が寄せられている。残り2回となるなか、第8回では団地そのものの未来を揺るがす出来事が描かれた。

※以下、放送内容を含みます。

団地の建て替え計画が浮上

第8回では、太田野枝(小泉今日子)の父・昌夫(橋爪功)が理事長を務める管理組合で、団地の建て替え計画が持ち上がる。長年暮らしてきた住人たちにとって、単なる建物の改修では済まない大きな話だ。もし計画が実現すれば、工事の期間中は一時的に別の場所へ移らなければならない可能性があり、さらに新たな費用を負担する必要が出てくることも考えられる。

これまで当たり前のように続いてきた暮らしが、建て替えによって変わるかもしれない。桜井奈津子(小林聡美)らも突然の話に戸惑いを見せるなか、顔を合わせればいつものように他愛ない会話を交わしていた団地の風景にも、少しずつ落ち着かない空気が漂い始める。

しかし、そんな大きな問題が持ち上がっている中でも、団地ではさまざまな出来事が次々と起こる。福田陽子(名取裕子)は突然「結婚する」と言い出し、高齢の東山徹生(ベンガル)は熱中症で倒れてしまった。

東山を心配して介抱する野枝と奈津子だったが、様子を見守る中で、本人からある物を託されることになる。さらに、それをきっかけに、これまで2人が知らなかった東山の一面や、思いもよらない話を聞くこととなった。

残り2回を惜しむ声も

本作で描かれているのは、野枝と奈津子の身近で起こる、ささやかな出来事の積み重ねだ。団地の住人から相談を持ちかけられたり、思いがけない出来事に巻き込まれたりしながらも、2人の関係が大きく変わることはない。何かが起きれば一緒に考え、喧嘩をしても、いつもの場所に戻ってくる。そんな変わらない時間が、この作品の心地よさにつながっている。

長く暮らしてきた場所には、建物だけではなく、そこで過ごした時間そのものが刻まれている。顔を合わせれば自然と会話が生まれ、困ったときには気にかけてくれる人がいる。野枝と奈津子にとって、この団地は幼いころからの思い出が残る場所であると同時に、今も変わらず日々を過ごしている大事な“居場所”なのだ。

見届けたいと思える住人たちの日常

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『団地のふたり』第8話(C)NHK

SNSでは、2024年のBS放送などですでに結末を知っている視聴者からも、「結末知ってるけど見てる」「あとたった2話か」「何回もみてる」といった地上波放送を改めて楽しんでいるという声が見られた。ストーリーの先を知っていても、住人たちの日常をもう一度見届けたいと思わせる作品であることがうかがえる。

気心の知れた人がそばにいて、特別なことをしなくても同じ時間を過ごせる。そんな関係は、考えてみれば決して当たり前のものではない。建て替えをめぐる今回の出来事は、団地という建物だけでなく、そこに暮らす人々が積み重ねてきた時間やつながりにも目を向けさせた。

全10回の物語も、残すところあと2回。物語の終わりが近づくほど、もう少しだけ、この2人の日常を見ていたいと感じる。建て替えの話が持ち上がった団地で、彼女たちはこれからどんな時間を過ごすのか。変わっていくものと、変わらずに残っていくもの。その先に待つ物語を、ゆっくりと見届けたい。


NHK総合 ドラマ10『団地のふたり』毎週火曜よる10時〜
NHK ONE(新NHKプラス)同時見逃し配信・過去回はNHKオンデマンドで配信

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