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深夜1時に「隣の車のアイドリング音がうるさい」110番通報。→40代男性が車内で寝ていた“予想外の理由”とは…

  • 2026.9.26
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

元警察官のりょうせいです。

近隣住民とのトラブルの原因になりやすい「音」。

自分ではそれほど大きな音ではないと思っていても、時間帯や周囲の環境によっては、想像以上に響いていることがあります。

私が警察官として勤務していた時にも、深夜に「隣の車のアイドリング音がうるさい」という通報を受けたことがありました。

実際にあった事例を紹介します。

住宅街で深夜の110番通報

8月下旬の深夜1時頃、一軒家に住む60代の男性から警察へ通報がありました。

「隣の家の駐車場に停まっている車のアイドリング音がうるさい。もう1時間ほど聞こえている」

現場へ向かうと、隣家の駐車場には1台の車が停まっており、エンジンがかかったままになっていました。

周囲は一軒家が立ち並ぶ住宅街です。

深夜ということもあり辺りはかなり静かで、現場に立ってみると、車のアイドリング音が周囲に響いているように感じられました。

車内を確認すると、運転席には40代の男性がいます。

なんと、そのまま眠っていたのです。

「家族を起こしたくなかった」

私たち警察官が男性に声をかけて起こし、事情を聞きました。

男性によると、その日は飲み会があり、深夜に帰宅したとのこと。

自宅では、妻と子供がすでに寝ていました。

そこで男性は、

「家に入って家族を起こしたくない」

と考え、そのまま車内で寝ることにしたといいます。

しかし、時期は8月下旬。

車内は暑かったため、男性は少しだけエアコンをつけようとエンジンをかけました。

ところが、そのまま眠ってしまい、気付かないうちにアイドリングが続いていたのです。

男性に、近隣住民からアイドリング音について通報があったことを伝えると、自分の行動が周囲の迷惑になっていたことに気付いた様子でした。

そして、「申し訳なかった」という趣旨の言葉を口にしました。

家族への配慮が、隣人の迷惑に

私から男性には、深夜の静かな住宅街では、日中ならそれほど気にならない車のエンジン音でも周囲に響く場合があることを説明しました。

また、夏場に車内で寝続けることによる身体への負担なども考慮し、自宅へ戻って休むよう促しました。

男性は事情を理解するとエンジンを切り、その後、自宅へ戻っていきました。

今回、男性に近隣住民を困らせようという意図があったわけではありません。

むしろ男性が車内で寝ていた理由は、

「寝ている妻と子供を起こしたくない」

という家族への配慮でした。

しかし、そのために続けていたアイドリング音によって、今度は隣の家に住む人の睡眠を妨げる結果になってしまったのです。

悪意がなくても、自分の行動が思わぬ形で近隣住民の負担になることはあります。

深夜は普段より「音」が響くことも

近隣住民との間では、生活音に関するトラブルが起きることがあります。

特に深夜や早朝は周囲が静かになるため、日中なら気にならないような音でも目立ちやすくなります。

今回のような車のエンジン音だけでなく、話し声や音楽、ドアを閉める音など、自分にとっては「これくらいなら大丈夫」と感じる音が、周囲の人にとっても同じとは限りません。

また、自宅の敷地内だからといって、周囲への影響を考えなくてよいわけでもありません。

近隣トラブルを防ぐためには、音を出している自分自身の感覚だけではなく、

「周囲にはどのように聞こえているだろう」

という視点を持つことも大切です。

周囲にはどう影響があるのかを考えることが大切

深夜や早朝は周囲が静かなため、普段なら気にならない音でも周囲に響く場合があります。
生活音によるトラブルを防ぐためには、「自分が気になるか」だけでなく、「周囲にはどう聞こえているか」を考えることも大切です。

自分では誰にも迷惑をかけていないつもりでも、その行動が思わぬところに影響していることがあります。

特に静かな時間帯には、少しだけ周囲の立場に置き換えて考えてみることが、近隣トラブルを防ぐことにつながるでしょう。


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