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特性を疑われた妻「保険証が消えて受診無理」娘「行けるよ」→すると夫が「行けないよ♪」笑顔で静止し<無自覚ハラスメント>

  • 2026.9.3

間サエコさんは、小学6年生の娘・姫子ちゃんを育てるワーママ。困っている人を見ると放っておけず、つい手を出してしまいます。
ある朝、電車内で後頭部が絶壁の赤ちゃんの頭を、断りもせず「押せば治る」とつかんだサエコさん。母親を怒らせた自覚がないまま、いいことをしたと上機嫌で帰宅します。ところが、市の不審者情報にサエコさんにそっくりな人物が挙がり、娘の姫子ちゃんに指摘されようやく事態の深刻さに気づきます。それでも、サエコさんは「待ち伏せして謝る」と理解不足な状態。夫の付き添いで警察署へむかい、事情聴取を受けるも自分の気持ちばかりを話し、警察官から「相手に恐怖を与えたことが事実」と諭され、今後、一切接触しないことを条件に厳重注意となりました。喜ぶ姿に警察官はあきれ顔で相手の心情を再び説明。その後、家族に愚痴をこぼすサエコさんは、姫子ちゃんから「ママは発達障害かも」と言われ、娘の苦しい思いをぶつけられるのです。しかし、夫はそれを否定。病院へ行くことも認められず、サエコさんはモヤモヤを抱くのでした。

※発達障害とは、脳の働きが関係する障害で、自閉症を含む広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害などいくつかの障害が同時に現れることがあります。年齢や生活環境などによっても症状は様々です。

翌日、サエコさんが会社の同僚に「私って発達障害に見える?」と尋ね、配慮に欠けた発言がきっかけで上司から注意を受けてしまいます。そして帰宅後、医療機関を検索。ところが、夫は「調べなくていい!」と強く拒絶するのです。

しかし、自分の過去の行動に不安を募らせていたサエコさん。姫子ちゃんの昔の写真を前に、「よく笑う子だったのに、最近笑顔が減ったのは自分のせいかもしれない」と打ち明け、受診に前向きな様子です。姫子ちゃんが「真剣に考えてくれてうれしい」と涙を流す横で苦い顔をしていた夫は、その夜、サエコさんの健康保険証を意図的に隠します。

受診当日、「保険証がない」と慌てるサエコさんを助けるそぶりの夫は病院へ連絡。ところが、「費用が高額になる」と知り、受診を泣く泣くキャンセルすることになってしまったのでした。

娘の提案をすぐに遮る夫

サエコさんから、「保険証がなくなった」と聞いた姫子ちゃんは一緒に探し始めます。そして、「マイバンゴーに保険証を紐づけていれば受診できるはず」と気づき、サエコさんへ提案。

しかし夫は、「ママは病院には行けないよ」「保険証は紐づけていないから」とはっきり言い、にっこりと笑うのでした。

発達障害かどうかを家族だけで決めつけることはできません。しかし、自分の言動や人間関係に困りごとを感じ、本人が専門家に相談したいと思っているのであれば、その気持ちを尊重することも大切です。
発達障害だったとしても、それ自体が悪いことではありません。特性を知ることで、自分自身への理解が深まり、困りごとへの対処法を考えるきっかけになることもあります。
本人が受診を望んでいるにもかかわらず、それを止めることは、本当にその人のためになるのでしょうか。大切な人を思うからこそ、本人の気持ちを尊重し、必要な支援につながれるよう支えることも大切なのかもしれません。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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