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肝試し後「先生を脅かそう」子供に追われ「殺される!」振り切ったと思ったらドアが開き「泣き叫んだ」

  • 2026.8.16

修学旅行や合宿の夜、先生たちが肝試しを企画してくれた経験がある方もいるでしょう。普段は厳しい先生がお化け役を務めてくれることや、仲間と過ごす夜の非日常に気持ちが大きくなることもあります。けれど、その代償は、想像以上に大きくて……? 今回は、私のお客様から聞いたエピソードをご紹介します。

合宿の夜

私が学生時代の出来事です。夏休みの部活合宿の最終日には、いくつかの部活の顧問が肝試しを企画してくれるのが恒例でした。

怖がりな私は必死に耐えながらも無事に終え、布団に入ろうとしたときのこと。友人が「今度は私たちが先生を脅かしてやろう」と提案。乗り気ではなかったものの、好きな男の子も参加すると聞いて、私も加わることにしました。

不気味な空き地で

作戦は簡単で、片づけ作業をしている先生たちを物音で驚かせたあと全力疾走で部屋に戻り寝たふりをするというもの。陸上部だった私は足の速さに自信がありました。

男女数名でホテル裏の空き地へ向かいましたが、先生たちはすでに撤収済み。仕方なく散歩して帰ろうとしましたが、何もない空き地は逆に不気味でした。

懐中電灯で辺りを照らすと、一瞬、数名の浴衣を着た子供の姿が浮かび上がったのです。その光景に私たちはパニックになり猛ダッシュで部屋へ戻りました。

迫る足音

布団に潜り込み「見間違いだ、宿泊客の子供に決まってる」と自分に言い聞かせていると、子供たちの走る音が近づいてきます。足音はどんどん私の部屋に迫り、ついにドアが開く音が。

恐怖で「殺される!」と思った瞬間、顧問の先生の声で「〇〇(私)さん!」と呼ばれました。私は号泣しながら先生に抱きつきました。

先生は「窓の外を見たら、あなたが一人で空き地にいたの。しかも急に走り出したから心配で来たのよ」と説明。私は「一人で?」と驚き、一緒にいったはずの友人を見ると、隣ですやすやと寝息を立てていたのです。

今も残る恐怖

私は先生に、友人に誘われて数人で空き地に行ったこと、懐中電灯で子供らしき姿を見たこと、足音が近づいてきたことを話しました。しかし先生は「あなた一人しかいなかった」と断言。

先生は叱ることなく、「不思議なことってあるからね。寝れないなら体調不良ってことで私の部屋で休む?」と優しく声をかけてくれました。私はその好意に甘えることに。先生の部屋へ向かう途中、たくさんの視線を感じた気がしました。

友人に誘われたはずなのに一人で空き地にいたこと、浴衣姿の子供たち、近づく足音と視線……私は今でもあの合宿先の近くを通ることがあります。その度にあの夜のことを思い出し、背筋が冷たくなるのです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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