1. トップ
  2. 「週3日帰れたらいい方」ブラック企業の社畜が“転職活動”を始めた朝に起こった『異変』とは【マンガ】

「週3日帰れたらいい方」ブラック企業の社畜が“転職活動”を始めた朝に起こった『異変』とは【マンガ】

  • 2026.8.27

もう無理かもしれないと思いながら、それでも仕事を続けてしまう夜があります。『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』は、そんな限界を迎えた会社員が猫の姿になり、そのまま同じ会社で働きながら人生をやり直していくコメディです。今回描かれるのは、その主人公に憧れるもう一人の会社員の物語でした。

床で猫になる夜を夢見ていた

彼の名はハチ谷光。ブラック企業に勤め、上司から「先方さん朝一で欲しいって言ってたはずだけどぉ〜?」と急かされ、「寝ないでやれば多分ギリっすね」としか答えられないような選択肢のない毎日を送っています。

undefined
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

週に3日帰れたら良い方で、帰りは終電より始発が多いという生活でした。9時出社に1分の遅刻も許されず、食事はインスタントかコンビニ弁当ばかり。オフィスの床に寝床を作りながら、ハチ谷は「猫になっていることを夢見て眠る…」と願うのが、唯一の楽しみになっていました。

頭ごと抱き寄せたモフ田の本音

そんなある日、猫になって人生を切り開いた当のモフ田が、打ち合わせで会社を訪れます。ハチ谷は物陰から飛び出し、あなたのファンだと名乗るなり、思いを一気に吐き出しました。

undefined
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

「猫になって会社を良くして幸せになって…!」と訴え、涙をこぼすハチ谷を、モフ田は巨大な前足で頭ごと抱き寄せます。返ってきたのは「猫になる前に人でなくなっちゃうよ?」という一言でした。あこがれの存在に、大切な金言をもらったのです。

退職を決めた日に猫になった

モフ田は続けて「キミの体を労われるのはキミだけ」「他に会社はた〜っくさんあるんだから」と背中を押します。ハチ谷は「モフ田さんも俺も『人』だ…」と腑に落ち、その日のうちに退職願を出し、引き継ぎを終えて二週間後に会社を辞めました。

undefined
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

引き継ぎを終えて迎えた転職活動スタートの朝、布団の上で目を丸くしていたのは白黒のハチワレ猫でした。人でなくならないための決断をしたはずなのに、待っていたのは皮肉な形の変化です。

猫の姿のまま挑んだ転職面談

猫の姿のまま面談に向かう道中は散々で、「おっきいねこだ!!!」と指をさされては顔を隠す羽目になります。それでも堂々としているモフ田を、改めて凄いと思い直したのでした。

 

undefined
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

転職エージェントとの面談でハチ谷は「新卒なら3年耐えろ」を信じてズルズルと過ごした日々を打ち明け、希望条件に「猫可のところでお願いします」を挙げて担当者を困らせます。人でなくなる手前で踏みとどまったハチ谷の一歩は、こうして軽やかに踏み出されました。

モフ田はすでに猫になって人生が変わった当事者ですが、その存在は自分の会社の外にも届いていたことになります。『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』は、一言の労わりが誰かの人生まで動かしていく、静かな一幕でした。


『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

 



 

▶ えっ、おま…誰?!【第57話を読む】

#57 信じるから傷をえぐるな!
#57 信じるから傷をえぐるな!

クリエイター情報

清水めりぃ

大の猫好き。そのことを活かした漫画をweb上で公開し、『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』のほか、軒並み好評を博している。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ