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新居に来たがる、ちょっと迷惑な重役。妻が取り付けた“巧妙な約束”に「しっかりした奥さん」

  • 2026.8.25

かわいがられるのはうれしくても、度を越すとすこし困ってしまうものです。『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』の主人公・モフ田は、ブラック企業勤めのさなか、ある朝突然猫になってしまった会社員。猫の姿のまま働き続けるうちに、社内で鬼と恐れられてきた重役にまで溺愛される存在になります。

結婚して新生活を始めた今回の一幕では、その溺愛ぶりが家庭にまで押し寄せました。行きすぎたかわいがりを笑顔でやんわり収める、妻の見事な手綱さばきが光ります。

仕事に追われ猫を構う暇がなかった

子猫・コマと過ごす、モフ田の一幕です。忙しかった残業続きの日々には、縁のなかった時間でした。

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『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

「今まで猫を愛でる余裕なかったもんなぁ〜」という一言に、かつての激務ぶりがにじみます。がむしゃらに働いていた頃には気づけなかった小さな幸せを、いまようやく噛みしめているようでした。子猫のコマを抱き寄せるしぐさひとつに、余裕のなかった頃との落差が表れます。忙しさに追われていると、目の前の可愛いものすら見えなくなるものです。

常務がモフ田の動画で泣き崩れた

実は以前、常務が二人の新居に訪れた際に見せた子猫への「異常な可愛がり方」に不安を感じたモフ田。成猫になるまではできれば常務には訪れてほしくないと感じていた背景があります。

それを察していた妻の遠野さんは、その昼寝の様子を動画に収めていました。もちろん、その動画を見せる相手は万田常務です。社内では鬼と恐れられてきた重役ですが、猫絡みとなると話は別でした。

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『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

常務は、「と…尊い……!」と言葉にならないほど号泣しました。強面で鳴らしてきたはずの常務が、猫の前でだけあっさり素を出してしまう。そのギャップこそが、この一幕いちばんの見どころです。

動画をねだる常務に、遠野さんは「今週いっぱい納期で忙しいらしいので、その間、個人的に呼び出してモフらないって約束して下さい」と条件を突きつけます。頭ごなしに断らない駆け引きの巧みさに、常務は「う、うぐぅ〜!」と苦渋の声をあげるしかありませんでした。

妻の一言で常務をおとなしくさせた

立場が違っても、優しさの向け方が少しずつズレていても、ちゃんと噛み合ってしまう。それがこの一幕のおもしろさです。重役がモフ田を溺愛し、モフ田が子猫をかわいがり、妻が絶妙な駆け引きでまとめる。三者三様の距離感が、いまの職場を静かに支えています。それぞれの愛情や気遣いが、笑いのあるやり取りとして描かれています。

この会社では、こうした一幕の積み重ねが日々の空気をゆるやかに変えてきました。『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』の魅力は、こうした変化を笑いに包んで届けてくれるところにあります。


『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(c)清水めりぃ/KADOKAWA

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

 



 

▶ 常務がうちに来たとき…【第45話を読む】

#45 教育に悪いです!
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クリエイター情報

清水めりぃ

大の猫好き。そのことを活かした漫画をweb上で公開し、『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』のほか、軒並み好評を博している。

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