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躍進のカーボヴェルデは何位?「ワールドカップ史上最高の番狂わせチーム」TOP6

  • 2026.7.8

誰もがジャイアントキリングの物語を愛している。そしてワールドカップは、長年にわたり数多くの「アンダードッグ(格下)」たちの快進撃を届けてきた。今大会、その主役の座を射止めたのはカーボベルデだ。

48チーム制へと拡大された今大会、番狂わせが起こることは必然だったと言える。2026年大会において、ファンの心を最も掴んだ勝者は彼らしかいないだろう。

今回は『Planet Football』から、ワールドカップの歴史に名を刻んだ「お気に入りのアンダードッグ・ストーリー」6選をご紹介する。

6位:カメルーン(1990年)

1990年大会のカメルーンが見せた快進撃は、アフリカサッカー界における最大のブレイクスルーとして今も語り継がれている。イタリア大会以前、アフリカ勢が準々決勝に進出したことは一度もなかった。彼らはその壁を忘れがたいスタイルで打ち破った。

前回王者アルゼンチンを1-0で破るという、W杯史上最大の衝撃から進撃は始まった。「不屈のライオン」たちは一躍、世界的なセンセーションを巻き起こす。その中心にいたのが、38歳のロジェ・ミラだ。

W杯という大舞台のために生まれてきたような勝負強さと得点感覚を備えた彼は、ルーマニア戦やコロンビア戦でゴールを量産。コーナーフラッグ付近で見せるダンスは大会の象徴となった。

準々決勝ではイングランドを延長戦まで追い詰めたものの、リネカーのPKによって夢は潰えた。しかしカメルーンは、アフリカ勢が伝統的な強豪国に対抗できることを証明した存在となった。

5位:コスタリカ(2014年)

2014年大会、コスタリカの快進撃は机上の理論では「不可能」に近かった。ウルグアイ、イタリア、イングランドという強烈な3チームと同じグループに入り、誰もが最下位での敗退を予想していたからだ。

しかし、蓋を開けてみれば彼らは首位でグループを突破する。初戦でウルグアイを3-1で破って衝撃を与えると、続くイタリア戦でも規律ある戦いで1-0の勝利を収め、それがフロックではないことを証明した。イングランドと引き分ける頃には、ブラジル大会で最も注目される物語となっていた。

彼らの信念に基づいた守備は、崩すことが極めて困難だった。ラウンド16でギリシャをPK戦の末に破り、史上初のベスト8に進出。準々決勝ではオランダを相手に無得点のまま耐え抜いた。

最終的にはPK戦で涙を呑んだものの、スーパースターに頼るのではなく、勇気と結束力で戦い抜いた彼らの姿は、人々の記憶に深く刻まれている。

4位:モロッコ(2022年)

2022年大会のモロッコが見せた躍進は、あらゆる意味で歴史的だった。彼らはアフリカ勢として初めて準決勝に進出したチームとなり、その過程で欧州のビッグネームを次々と撃破したのだ。

グループステージをクロアチア、ベルギー、カナダを抑えて首位で通過すると、ノックアウトステージではさらにギアを上げた。守備の組織化とインテンシティを武器に、ラウンド16でスペインをPK戦で破り、準々決勝ではクリスティアーノ・ロナウドの夢を打ち砕いた。

ソフィアン・アムラバト、アシュラフ・ハキミ、ヤシン・ボノといった選手たちは、モロッコ国内のみならず、アフリカ全土、そしてアラブ世界のヒーローとなった。準決勝でフランスに、3位決定戦でクロアチアに敗れはしたものの、モロッコはすでに歴史を作っていた。

3位:カーボヴェルデ(2026年)

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

これまでのアンダードッグたちほど勝ち進んだわけではないかもしれない。しかし、これほど短期間にファンの心を奪ったチームも珍しいだろう。

2026年にワールドカップ初出場を果たした小さな島国は、初戦でスペインを相手に固い守備を披露。優勝候補の一角を相手に0-0のドローに持ち込み、即座に存在を知らしめた。40歳の守護神ヴォジーニャは神がかり的なセーブを連発して国民的英雄となり、すでに歴史は作られたかのように思えた。

しかし、彼らは単に耐えるだけのチームではなかった。格上相手にも勇気を持って攻め込み、苦境から巻き返すクオリティを見せつけた。特に前回王者アルゼンチンとのラウンド32は、シドニー・ロペス・カブラルが延長戦で決めた劇的な同点弾もあり、瞬く間に「名勝負」として語られるようになった。

最終的には敗退したものの、彼らが見せた個性と恐れを知らぬ姿勢は、ワールドカップの愛すべき物語になるのに十分すぎるものだった。

2位:クロアチア(1998年)

1998年大会のクロアチアが際立っていたのは、独立国家として初めて出場した大会で快進撃を見せた点だ。もちろん、タレントがいなかったわけではない。ダヴォール・シューケルはレアル・マドリー、ズヴォニミル・ボバンはACミランに所属し、スラヴェン・ビリッチもプレミアリーグで活躍していた。のだから。

しかし、それらのスターを擁していてもなお、フランス大会の主役になると予想した者は少なかった。グループステージを突破すると、ラウンド16でルーマニアを撃破。そして準々決勝では、ドイツを3-0で粉砕するという決定的な結果を残した。

準決勝では開催国であり後に王者となるフランスに屈したものの、3位決定戦でオランダを破り、見事に表彰台へ。シューケルは得点王に輝き、チームは一夜にして強豪国としてのアイデンティティを確立した。

1位:ガーナ(2010年)

2010年大会のガーナによる快進撃は、ワールドカップ史上最も感情的な物語の一つとして残っている。アフリカ大陸で初めて開催された歴史的な舞台で、ガーナは大陸の最後の希望となった。

グループステージでセルビアを破って難関を突破すると、ラウンド16ではアメリカを延長戦の末に下した。そして準々決勝のウルグアイ戦は、W杯史上最も残酷な試合の一つとして語り継がれることになる。

延長戦の終了間際、ガーナの放ったシュートはゴールライン上でルイス・スアレスの手によって阻止された。スアレスは退場となったが、その後のPKをアサモア・ギャンが失敗。結局、ガーナはPK戦の末に敗れた。

歴史的な準決勝進出をあと一歩で阻まれたこの悲劇こそが、彼らの物語を色褪せないものにしている。大陸全体の夢を背負い、歴史を塗り替えるまであと数センチのところまで迫ったのだ。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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