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脳卒中で父親が入院した女性→申請手続きで知った“介護保険”の意外な落とし穴とは

  • 2026.8.26

親の介護は、ある日突然始まることがあります。『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)は、「もし親が要介護になったら何をすればいいのか」をマンガでわかりやすく解説した入門書です。本書では、脳卒中で倒れた父親の介護に直面した主人公の姿を通して、介護保険の利用方法や専門職との関わり方、家族が抱えやすい不安への向き合い方などを紹介しています。

今回は、介護保険を利用するために必要な申請の流れや、申請時に用意しておきたいものについて見ていきましょう。

【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

介護保険を利用するには申請から始まる

父親が脳卒中で入院し、退院後の生活を考え始めた主人公のコトミは、地域包括ケア病棟へ移ったタイミングで介護保険の申請の準備をします。

介護保険サービスを利用するには、まず「要介護認定」の申請が必要です。本人だけでなく、家族が代理で申請することもできます。

また、本人や家族が申請できない場合は、地域包括支援センターが無料で手続きを代行してもらえます。

申請時に用意するもの

介護保険の申請では、次のものを準備します。

①要支援・要介護認定申請書
市区町村の窓口で受け取れるほか、自治体によってはホームページからダウンロードできます。

②介護保険被保険者証
65歳以上は介護保険被保険者証、40〜64歳で特定疾病により申請する場合は医療保険の被保険者証を用意します。

③マイナンバーが確認できるもの
写しでも提出できます。

④申請者の身元が確認できるもの
代理人が申請する場合に必要です。なお、本人がマイナ保険証で申請する場合は、③と④は不要です。

⑤主治医意見書
普段診てもらっている主治医を申請書に記入します。主治医意見書は自治体が主治医へ作成を依頼するため、自分で病院へ提出する必要はありません。

また、本人以外が申請する場合は、委任状と印鑑も必要です。本人または家族がマイナンバーカード対応の端末を持っていれば、マイナポータルの「ぴったりサービス」を利用して電子申請することもできます。

認定調査では普段の生活の様子を確認

申請後は、市区町村の認定調査員による訪問調査が行われます。

調査では、自分で食事や入浴、トイレなどの日常生活ができるかといった生活動作や、歩行や立ち上がりなどの身体機能、記憶力や判断力といった認知機能を確認します。

さらに、本人だけでは分からない普段の様子について、家族や病院スタッフなど周囲の人からも聞き取りが行われます。

コトミも、父親について正確な情報を伝えられるよう、事前にメモを用意して調査に臨んでいました。

認定結果が届くまでの流れ

訪問調査と主治医意見書をもとに介護認定審査会で判定が行われ、申請からおよそ1か月で認定結果が通知されます。

認定結果は、「非該当(自立)」「要支援1・2」「要介護1〜5」の区分です。

認定結果に応じて、利用できる介護サービスの内容や1か月あたりの利用限度額、自己負担割合が決まります。 

要支援1・2では介護予防サービスや地域包括支援センターによる支援を利用でき、要介護1〜5では、訪問介護やデイサービス、ショートステイ、施設サービスなど、介護度に応じたサービスの利用が可能です。

介護保険サービスの自己負担は原則1割ですが、所得に応じて2〜3割となる場合もあります。また、介護度ごとに1か月あたりの利用限度額も定められています。

介護保険の申請は早めの準備が安心

介護保険サービスを利用するには、まず要介護認定の申請を行い、訪問調査や主治医意見書などを経て認定を受ける必要があります。

申請時には必要書類を準備し、普段の生活の様子を家族が伝えられるよう整理しておくことも大切です。

介護が必要になってから慌てないためにも、介護保険の申請の流れや利用できるサービスについて、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。 


【本記事は、『マンガでわかる 親の介護の始め方』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

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Gakken

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