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「蹉跌」読める? 日常に潜む難読漢字クイズ<5問>

  • 2026.6.4

日常会話でよく使うのに、漢字で見ると読めない言葉は意外と多いものです。普段は耳で覚えていても、文字にした途端に自信がなくなる漢字に挑戦してみましょう。全5問、あなたはいくつ正解できますか?

日本語には、会話では当たり前のように使っているのに、いざ漢字で書かれると「あれ、どう読むんだっけ?」と止まってしまう言葉が数多くあります。

今回は「日常生活でよく見聞きするのに、漢字では読めない」という言葉を5問セレクトしました。知っているようで知らない、そんな難読漢字に挑戦してみましょう。

問題1

「辻褄」。この漢字の読み方は何でしょう?

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ヒント

  • 着物の仕立てに関係する言葉が語源です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:辻褄(つじつま)

意味

「辻褄(つじつま)」とは、物事の筋道や論理的一貫性を意味する言葉です。

「辻褄が合う」で話や説明に矛盾がなく筋が通っていることを、「辻褄が合わない」で矛盾や不整合があることを表します。

語源は着物の仕立てや着こなしに由来します。「辻」は着物の縫い目が十字に交わる部分を指し、「褄」は裾の左右の端の部分を指します。これらそれぞれの部分が、仕立てや着付けの際にズレることなくピタリと合うことが重要でした。このことから、転じて論理や説明が一貫して矛盾がないことを指すようになったと考えられています。

問題2

「語弊」。この漢字の読み方は何でしょう?

 

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ヒント

  • 「弊害」の「弊」と同じ漢字が使われています
  • 2文字の音読みで、「言葉による弊害・害」という意味を持ちます

正解

それでは、正解を発表します!

正解:語弊(ごへい)

意味

「語弊(ごへい)」とは、言葉の使い方が不適切であったり、誤解を与えたりするおそれがあることを意味します。

「語弊があるかもしれませんが」「語弊を恐れずに言えば」のように、自分の発言が誤解を招く可能性をあらかじめ断った上で述べる際によく用いられる表現です。

漢字の構成を見ると、「語」は「ことば」、「弊」は「害・悪い状態」を意味し、合わせて「言葉による弊害や誤解」という意味になります。「弊」という字は「弊害(へいがい)」「疲弊(ひへい)」「弊社(へいしゃ)」などの熟語でも使われるため、音読みは「へい」と覚えておくと応用が利きます。

語弊は改まった場面や書き言葉でも頻出する表現で、ビジネスメールや会議の発言でも見かける機会が多い言葉です。「言葉の弊害」とそのまま漢字の意味を当てはめて覚えると、読み方と意味を同時に定着させることができます。

問題3

「按配」。この漢字の読み方は何でしょう?

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ヒント

  • 「按」は「おさえる・調べる」という意味を持つ漢字です

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:按配(あんばい)

意味

「按配(あんばい)」とは、物事の具合や状態、また物事をうまく調整・配置することを意味します。

「いいあんばいだ」「按配よく仕上げる」のように、状況がちょうどよい状態であることや、うまく加減することを表す際に使う言葉です。同じ読み方の言葉に「塩梅(あんばい)」があり、現代では「塩梅」の表記のほうが一般的になっています。

「按配」は、「按(あれこれと考える、按ずる)」と「配(くばる・配置する)」という字で構成されており、字義通りに「よく考えて適切に配置する」という意味。予算の割り振り、仕事のスケジュール調整など、人の手で計画的に「コントロールして割り振る」という場面に適していると言えるでしょう。

一方で、塩梅はもともと「塩」と「梅酢」による料理の味加減から生まれた言葉です。そのため、料理の味つけだけでなく、体の調子(体の塩梅が悪い)や、天候など、自然な状態の「ちょうどよさ」に対して広く使われます。

また、「按」の字が常用漢字の範囲外にあるため、現代の新聞や公用文などでは、公式な書き換えとして「案配」と表記されるのが一般的です。そのため、「案配」は誤記ではなく、こちらも正しい表記のひとつです。

似た漢字、表記の違いと使い分けが少しややこしい漢字かもしれませんね。

問題4

「慮る」。この漢字の正しい読み方は何でしょう?

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ヒント

  • 「配慮」「考慮」の「慮」が使われています
  • 5文字の読み方で、「思いをめぐらせる」というニュアンスを持ちます

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:慮る(おもんぱかる)

意味

「慮る(おもんぱかる)」とは、物事のいきさつや相手の気持ちなどをあれこれと考え、思いをめぐらせることを意味します。 「相手の立場を慮る」「将来を慮った判断」のように、慎重に思慮深く考える場面で使われる改まった表現です。

よくある混同として「おもんみる」という読み方が挙げられますが、こちらは「惟みる」などと書き、じっくりと振り返って考えるという意味を持つ別の言葉です。

また、この言葉はもともと「思いはかる(おもいはかる)」という言葉が、声に出しやすいように変化して生まれたものです。そのため、意味としては「思いはかる」で合っていますが、現代の「慮る」という表記に対する正しい読み方は、変化後の「おもんぱかる」になります。

漢字の「慮」自体はなじみ深い常用漢字ですが、「おもんぱかる」という訓読みは常用漢字表の範囲外です。そのため、「配慮」や「考慮」といった熟語で「りょ」と読むことには慣れていても、単独で送り仮名がつくと読めない人が多い難読語となっています。

問題5

「蹉跌」。この難読漢字の読み方は何でしょう?

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ヒント

  • 足へん(足部)の漢字が2つ並んでいます
  • 2文字の音読みで、「計画の蹉跌」のように使われます

 

 

正解

それでは、正解を発表します!

正解:蹉跌(さてつ)

意味

この問題の答えは、「さてつ」でした!

「蹉跌(さてつ)」とは、物事がうまく進まずにつまずき、失敗すること、または挫折を意味します。 「計画が蹉跌をきたす」「人生の蹉跌」のように、やや格調のある書き言葉として文学作品や新聞のコラムなどで使われます。

漢字の成り立ちを見ると、「蹉」も「跌」もともに足へんを持つ漢字で、本来は「足がすべって転ぶ」「つまずく」という足の動作を表しています。そのイメージが転じて、現代のように「物事が途中でつまずいて失敗する」という意味で使われるようになりました。

音を耳で聞くと理科の「砂鉄」を思い浮かべがちですが、漢字表記は全く異なります。前半の「蹉」は、右側にある「差(さ)」のパーツ通りに読み、後半の「跌」は、政治ニュースなどで聞く「更迭(こうてつ)」の「てつ」と同じ音だと連想すると、さてつという正しい読み方を導き出しやすくなります。

まとめ

今回は、大人が知っておきたい5つの言葉をご紹介しました。

日本語には、歴史的な語源や漢字の組み合わせに面白いストーリーを持つ言葉がたくさんあります。単に丸暗記するのではなく、その背景を知ることで、意味も読み方もすんなりと定着するはずです。

言葉の引き出しが増えると、自身の表現はより豊かになります。今回ご紹介した言葉の本来の意味やニュアンスを意識して、ぜひ日々のコミュニケーションやビジネスシーンで活用してみてください。

出典:デジタル大辞泉(小学館)、コトバンク

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