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“単独センター”に続き『初写真集』も解禁へ…【国民的美少女グループ】の未来を担う“笑顔の伝道師”が示す新境地

  • 2026.8.27
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プロ野球交流戦DeNA対オリックス 日向坂46の藤嶌果歩 (C)SANKEI

日向坂46・藤嶌果歩の1st写真集『果実の歩幅』が8月4日に発売された。撮影地は、アメリカ・マイアミと、彼女が幼少期を過ごした北海道。藤嶌は17thシングル『Kind of love』で初の単独センターを務めており、グループの中で存在感を大きくしているタイミングでの写真集発売となる。日向坂46四期生としては初のソロ写真集。センター抜擢に続く今回の発表は、藤嶌果歩がグループの未来を担う存在として注目を集めていることを、あらためて印象づけるものだ。

“かほりん”の笑顔の奥にある芯の強さ

藤嶌は2022年9月、日向坂46の四期生としてグループに加入した。北海道出身で、愛称は“かほりん”。柔らかな笑顔と人懐っこいキャラクターで、加入当初から四期生の中でも親しみやすい存在として注目を集めてきた。

藤嶌の魅力を語る上で欠かせないのが、親しみやすさの奥にある責任感だ。2023年の四期生曲「見たことない魔物」でセンターを務めた際、彼女はブログで、制作が進むにつれて課題が日々増えていったこと、思うようにこなせないもどかしさがあったことを率直に綴っている。それでも、大好きなこの曲の素晴らしさを伝えたい、この曲が似合う人になりたい。そう前向きに言葉を重ねる姿からは、センターという立場に真剣に向き合う藤嶌の芯の強さが見えていた。

「見たことない魔物」は、四期生の疾走感や青春感を打ち出した楽曲だった。その中心に立った藤嶌は、日向坂46らしい爽やかさを背負いながら、成長途中の自分自身もそのまま見せていた。最初から完成されたセンターとして前に出たというより、楽曲に追いつこうとしながら走っていく。その姿が、四期生の物語ともよく合っていた。

初選抜から単独センターへ 藤嶌果歩が広げた存在感

その後、11thシングル『君はハニーデュー』で初選抜入りを果たすと、藤嶌の存在感は表題曲の中でもはっきり見えるようになった。日向坂46の多幸感と、彼女の笑顔の相性はとてもいい。楽曲全体の明るさを軽やかに支えながら、先輩メンバーの中に入っても埋もれない華やかさを見せる。加入当初のフレッシュさが、グループの中で役割を持つ明るさへと変わっていった時期だった。

さらに12thシングル『絶対的第六感』では、正源司陽子とともにWセンターに抜擢された。四期生の二人が表題曲の中心に並ぶことは、当時の日向坂46にとっても大きなトピックだった。正源司がまっすぐに楽曲を引っ張る存在だとすれば、藤嶌は柔らかく空気を広げる存在。二人が並ぶことで、四期生の勢いと、日向坂46が受け継いできた明るさの両方が見えていた。

そして17thシングル『Kind of love』で、藤嶌は初の単独センターを務めることになった。単独センターは、楽曲の第一印象を背負うポジションであり、そのシングルの顔でもある。「Kind of love」というタイトルが示すように、愛の形や温度をどう届けるのか。その中心に藤嶌が立つ。その配置からは、今の日向坂46が彼女に託しているものの大きさも見えてくる。四期生曲のセンター、表題曲でのWセンターを経てたどり着いた単独センターは、藤嶌の歩みの中でも大きな到達点と言えるだろう。

四期生初の写真集が示す藤嶌果歩の新たな一歩

写真集では、ステージ上とは違う藤嶌果歩の表情が見えてきそうだ。ライブやMVでは一瞬で過ぎていく笑顔や視線も、写真集ではページの中に残る。明るく無邪気な“かほりん”のイメージがあるからこそ、ふとした横顔や静かなまなざし、大人びた表情はより印象的に映るはずだ。いつもの親しみやすさの先に、まだ知られていない藤嶌果歩がいる。その発見こそが、『果実の歩幅』の大きな見どころになる。

撮影地にマイアミと北海道が選ばれている点も、『果実の歩幅』を象徴している。マイアミのカラフルな街並みや開放的なビーチは、藤嶌の明るく軽やかなイメージを引き出す場所になるだろう。一方で、北海道は彼女の原点でもある。ブログでは、東京で雪が降った際に、地元では雪道を滑るようにしながら塾へ向かっていたという思い出を綴っていた。そうした日常の記憶が残る場所で撮影されたカットからは、アイドルとしての現在だけでなく、藤嶌果歩が過ごしてきた時間も見えてきそうだ。

藤嶌と北海道の関係でいえば、2025年にはHTBの特別番組『日向坂46 藤嶌果歩のほっかいど~なっつ!』にも出演している。地元・札幌でonちゃんと共演し、北海道愛を届ける内容で、彼女にとって初の冠特別番組でもあった。日向坂46の中で活動しながら、北海道出身メンバーとして地元との接点を持ち続けていることも、藤嶌の個性を形作っている。今回の写真集で北海道が撮影地になっていることも、その流れの中にある。

本人は写真集について、アイドルとしての夢のひとつだったと語り、マイアミと北海道での撮影は、自分の希望や願いを叶えてもらったものだともコメントしている。さらに、この先アイドルをしていく中で“お守り”のような一冊になったという言葉も印象的だ。センターとして作品を背負う時期に、自分の名前だけで一冊の写真集を出す。その経験は、これからの藤嶌にとって大きな支えになるはずだ。

日向坂46はここ数年、卒業と加入を重ねながら、グループの見え方を少しずつ更新してきた。先輩たちが築いてきたハッピーオーラを大切にしながら、新しいメンバーがそれぞれの色を足していく。その中で藤嶌は、明るさを武器にしつつ、センターとして楽曲を背負い、写真集で個人としての表現にも踏み出している。グループの未来を語る上で、彼女の存在は確実に大きくなっている。今回の一冊は、彼女自身の大きな挑戦であり、日向坂46四期生が次のステージへ進むことを告げる一歩でもある。


※記事は執筆時点の情報です。

ライター:川崎龍也
大学卒業後にフリーランスとして独立。現在はアイドル雑誌を中心に、取材・インタビュー/コラム執筆を主軸に活動している。主な執筆媒体は『BOMB』『MARQUEE』『EX大衆』『音楽ナタリー』『RealSound』など。
X(旧Twitter):@ryuya_s04

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