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「お前ってやっぱ女が好きなのか?w」「なんか可哀想だな」笑う無神経な男性→傷ついた女性を救った“正論”に共感集まる【キミのため文庫】

  • 2026.5.24

職場の何気ない一言が、思いのほか深く刺さることがあります。悪意があったわけではないのかもしれない。でも、だからこそどこにもぶつけられないーーそんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

ショートドラマで本との出会いを届けている「キミのため文庫」の『ここまで言われなきゃいけないの...?』は、恋愛に対する無遠慮な決めつけに傷ついた女性と、彼女に一冊の本を手渡す書店員のやり取りを描いた作品です。

【ここまで言われなきゃいけないの...?】#ショートドラマ

スマホを覗いた男性の、無遠慮な一言

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@kiminotame_bunko

女性がスマホで女性2人のツーショット写真を眺めていると、隣の男性がひょいと画面を覗き込みます。

「お前ってやっぱ女が好きなのか?」

「いや…これは…」

と言いかける女性をさえぎるように、男性は続けます。

「だと思ったんだよな。可愛い顔してんのに男っ気ぜんぜんないし。彼氏ができたことないって言ってた理由がようやく分かったよ」

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@kiminotame_bunko

「せっかく可愛い顔に生まれてきたのに、なんか可哀想だな」

思わず男性の顔を見る女性。男性はさらりと言い放ちます。

「天は二物を与えずって、まさにこのことか」

そう言い残して、その場を立ち去る男性。女性は下を向き、心の中でつぶやきます。

(なんで人の感情を勝手に決めつけるの…)

本を手に取っては、棚に戻して

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@kiminotame_bunko

場面は変わり、女性が本屋を訪れています。女性は本棚の前に立ち、一冊の本を手に取りかけては、すぐに戻します。そんな様子を見かけた店員が声をかけます。

「何かお探しですか?」

「いえ…大丈夫です」

店員が隣で作業を続ける中、女性は立ち去ろうとして、足を止めます。そして振り返り、意を決したように口を開きます。

「すいません。今、こういう本を選んでるの誰にも見られたくなくて。でも自分でもどうすればいいのか分からなくて…」

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@kiminotame_bunko

店員は落ち着いた声で答えます。

「大丈夫です。話したくないことは、話さなくていいんです」

少し間を置いて、女性は続けます。

「よかったら、恋愛のことでおすすめありますか?」

「強く惹かれあった結果、たまたま同性だっただけ」

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@kiminotame_bunko

店員は正直に話し始めます。

「あります。僕自身も偏見が全くなかったかと言われると、それは否定できないかもしれません」

「ただ、ある一冊の小説と出会って、恋愛という感情に性別は関係ないんだなと思わされたんです。強く惹かれあった結果、それがたまたま同性だっただけなんだって」

「よかったら、一冊ご案内します。すぐにお持ちしますね」

そういってその場を離れる店員。それを見て軽く会釈する女性。しばらくして店員が戻り、一冊の本を差し出します。

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@kiminotame_bunko

「この本お時間ある時に読んでみてください。僕が一番好きな恋愛小説です」

ぎこちない様子で本を受け取る女性に、店員は続けます。

「まさに書店での出会いから始まる、女性同士の人生をかけて愛し合う大恋愛。歳の差も性別も立場も全く関係ない。同性であろうと異性であろうと、他の誰かを本気で好きになれるって、本当に素敵なことだと思います」

店を出た女性は、外のベンチに腰を下ろし、手の中の本をじっと眺めます。そして静かにつぶやきます。

(私の心が、この本によって救われた)

言葉ではなく、一冊の本が届けたもの

この作品には「なんかわからんけどすっごい泣きそうになった」「私も読んでみようかな…」といったコメントが寄せられています。店員の言葉は答えを押しつけるものでも、励ますものでもなく、ただ一冊の本を手渡すものでした。

自分でもどうすればいいか分からないと打ち明けた女性に対して、「話したくないことは話さなくていい」と言いながら寄り添う店員の姿が、優しい温かさとして伝わってくる作品でした。

紹介作品

コンテンツ提供協力

ショートドラマで彩る、本との出会い。文庫本を開くような軽やかさで、次の一冊と気軽に出会える場所を。あなたの心に効く傑作が見つかりますように。

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