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「好きなのは良いけど」子どもの進路を“狭める”、親がつい口にしてしまう【呪いの言葉】とは

  • 2026.6.17
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(C)親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-

『親の「のろい」をとくラジオ』は、「親はこうあるべき」「子どもはこう育てなければならない」という"べき思考"の呪いを解き、心が少し軽くなる時間を届けるポッドキャスト番組です。

パーソナリティは、不登校や発達障害のお子さんやそのご家族に向けたサービスを提供する「Branch(ブランチ)」の代表・中里祐次さん。そして、雑談サービス「サクちゃん聞いて」を主催する"雑談の人"こと桜林直子さんです。

5月10日の配信回では、「大人がつい口にしてしまう呪いの言葉」について、桜林さんの体験を交えながら語りました。

国語が得意だったのに…桜林さんの進路を狭めることになった、ある思い込み

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

「好きなことを手がかりに進路を選ぶ」という話の中で、「私、国語が得意だったんだけど」と、自身の学生時代を振り返った桜林さん。国語が好きなら、大学は文学部に…と考えても良さそうなものですが、”とある理由”でそれはしなかったのだといいます。

それは、「文学部に進んで国語を学んでも、仕事に直結しそうになかった」から。当時の桜林さんは早く自立したい気持ちが強く、仕事や就職に対する意識が非常に高かったのだそうです。

当時の桜林さんが知っていた「国語を活かせる仕事」は、作家や新聞記者くらい。学校の先生や保護者も、似たような認識でした。どれも華やかで目立つ職業ばかりだったこともあり、桜林さんは「自分がなれる気がしない」「なんだか遠いな」と感じてしまったのだとか。

もちろん、「国語を活かせる仕事」はもっと多様ですし、文学部を卒業した後に就ける仕事もさまざまです。ただ、その知識がある人が桜林さんの周囲には少なかったのですね。「国語を学んでも仕事には直結しないかも」とアドバイスする大人がほとんどでした。

「いくら好きでも、職業につなげられないものを学ぶのは不安」。桜林さんも、まわりの大人たちも、そんな思いから知らず知らずのうちに、進路の選択肢を狭めてしまったのですね。

「その趣味、仕事になるの?」大人が子どもにかけてしまう"呪い"

これは桜林さんだけの話ではありません。文学や音楽、絵画など「一見すると仕事につながりにくそうなもの」に興味を持ち、熱心に打ち込んでいた子どもは、周りの大人から「それが好きなのはいいけど、やってどうするの?仕事につなげられるの?」と言われがちだったといいます。

確かに、今でもその傾向は少し残っていますね。思い当たる方もいるのではないでしょうか?

この話を聞き、中里さんは「これから先の未来、どんな職業が増えてどんな職業が減るのかはわからない」と指摘しました。だから「こんなことをやっても仕事につながらない」と一概に決めつけるべきではない、という意見ですね。

これには、桜林さんも納得。桜林さんは現在、「note」という投稿プラットフォームで記事を執筆し、それが収入につながっています。「note」は、2014年に始まったサービスですから、当然、昔の人が「これが仕事になる」とは想像していない未来です。

私たちを取り巻く環境は日々目まぐるしく変化しています。未来はどうなるか、誰にもわかりません。「仕事にならない」と思われていたことでお金をもらえるようになる可能性もあれば、「堅実だ」と思われていたことで生計が成り立たなくなることもあるのです。

だからこそ、大人はむやみに「それをやってどうするの?仕事につなげられるの?」という言葉を子どもにぶつけないようにしなくてはならないのかもしれませんね。

「それ、仕事になるの?」で子どもの選択肢を狭めない!

大人が知っている職業は、世の中のほんの一部。そして、世界は日々目まぐるしく変化しています。それなのに、大人はつい「それ、仕事になるの?」と口にして、子どもの道を狭めてしまうことがありますよね。

未来にどんな仕事が生まれるかは、誰にも分かりません。今ある物差しで測らず、お子さんの「好き」を長い目で見守ってあげる…それだけで、子どもの選択肢はぐっと広がっていくのかもしれません。


親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-
【#37】「不登校でも運動会くらいは出るべき」というのろい

[配信日時]2025年5月10日
[出演者]中里 祐次(Branch代表)、桜林 直子(雑談の人)
[番組URL]https://open.spotify.com/episode/5GRL4PIjDP0hWDokgRHAgn?si=xH7Mb6JTQJOa4lC_YBnChw

(C)親の「のろい」をとくラジオ-子育てのべき思考を手放す時間-

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