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「スゲェ高学歴」実は、日本トップクラス『難関私大』出身の【遅咲き俳優】大河、日曜劇場、朝ドラで“鮮烈”に輝く逸材

  • 2026.9.27
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TOHOシネマズセブンパーク天美で1日支配人を務めた小手伸也   (C)SANKEI

知的な雰囲気をまとい、作品ごとに異なる役柄を自然に演じ分ける。そんな俳優の演技には、つい引き込まれてしまうものです。今回は「知的な一面が輝く名優」をテーマに、印象に残る役柄を演じてきた俳優たちをご紹介します。

第5弾として取り上げるのは、40代半ばでブレイクした“シンデレラおじさん”として知られる名優です。

本記事では、NHK大河ドラマ『どうする家康』で演じた大久保忠世役を中心に、2026年の最新出演作も交えながら、魅力を掘り下げていきます。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに選定・構成しています。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

早稲田大学教育学部卒、演劇に打ち込んだ学生時代

今回ご紹介する俳優・小手伸也さんが芝居の世界に足を踏み入れたのは、高校時代のこと。演劇部の助っ人として舞台に立った経験が、すべての始まりでした。その後、劇団「カムカムミニキーナ」の舞台に心を奪われた小手さんは、結成メンバーだった八嶋智人さんと同じサークルで学びたい——その一心で、早稲田大学を志すようになります。

目指したのは、大学の演劇倶楽部。その夢を実現させるため、2浪してまで早稲田の門をくぐったというのですから、芝居にかけた思いの強さがうかがえます。入学後は、演劇に明け暮れる学生生活を送りました。同じ早稲田には、同い年の堺雅人さんの姿もあったといいます。

小手さんは1998年に劇団innerchildを立ち上げ、作家・演出家・俳優と、いくつもの顔を使い分けるようになります。世間に広く知られるようになったのは、40代半ばを迎えてから。“シンデレラおじさん”と呼ばれることもある遅咲きの俳優ですが、その演技を支えているのは、学生時代から絶やすことなく注いできた演劇への情熱にほかなりません。SNSでは「スゲェ高学歴」「知らなかった」など、驚きと称賛の声が見受けられました。

大河ドラマ『どうする家康』で演じた、徳川家臣・大久保忠世

そんな小手さんの代表作のひとつが、2023年に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』です。シリーズ第62作にあたる本作で脚本を手がけたのは、古沢良太さん。家康役の松本潤さんを主演に迎え、弱き少年が三河武士たちとともに乱世を生き抜いていく姿を、新たな視点で描き出しました。

この物語で小手さんが演じたのが、徳川家臣団の一人・大久保忠世です。戦場では勇猛果敢に振る舞う一方、髪が薄くなってきたことを気にする繊細さものぞかせる人物。ときおり「色男」を自称してみせるなど、どこか憎めないユーモアを漂わせるキャラクターでした。

笑いを誘う一面を持つ役どころながら、小手さんが何より大切にしたのは、忠世の実直さや真面目さだったといいます。史料や逸話に残る忠世を、思いやりが深く、家康への忠義にも厚い人物として捉え、実際に語り継がれてきた忠世像との折り合いを意識したそう。家臣団の一員として殿を支えるまなざしを忘れずに、各回の“間”やシーンの行間を埋めるように、アドリブやリアクションも織り交ぜていく――その細やかな芝居が、家臣団の群像劇のなかで忠世の存在感を際立たせていきました。

SNSでも「三河一の色男!」「めちゃくちゃ癒された」「家臣団の中で一番好き」「小手さんでほんと良かった」「忠世の転生としか思えない」といった称賛の声が続出。

作品が終盤に差しかかるころには、ファンに向けた感謝祭も開かれました。松本潤さんをはじめとする主要キャストが顔をそろえたこのイベントは、応募総数38,701件、当選倍率は25.2倍という狭き門。それでも当日は2,844人ものファンが会場へと駆けつけ、進行役のMCは小手さんが務めました。こうした数字からも、作品がどれほど熱を帯びていたかが伝わってきます。

小手伸也の最新情報

これまで『日曜劇場』『朝ドラ』など数々の話題作に出演してきた小手伸也さんの2026年の出演情報をご紹介します。 

  • 映画『私がビーバーになる時』(2026年3月13日公開)
    ディズニー&ピクサーが贈るアニメーション映画で、小手さんは日本版の声の出演を果たしました。担当したのは、森の動物たちを率いるビーバーの王様・キング・ジョージ。実はこの役、US本社のオーディションを勝ち抜いてつかみ取ったものだといいます。優しさ、チャーミングさ、コミカルさ、そして王様らしさ——いくつもの要素を併せ持つ難しい役どころを、小手さんの演技がみごとに体現した一作です。

  • 映画『SAKAMOTO DAYS』(2026年4月29日公開)
    鈴木祐斗
    さんの漫画を、目黒蓮さん主演で実写映画化した一作。主人公の坂本太郎が家族との日常を守るため刺客に立ち向かう、アクションとコミカルな日常が溶け合った物語です。小手さんが演じたのは、坂本と因縁を持つハードボイルドな殺し屋・ボイル。坂本とのアクションシーンに備え、ボクシング未経験ながら3ヶ月みっちりトレーニングを積んで撮影に臨んだそうです。

  • ドラマ『一次元の挿し木』(2026年7月5日スタート / 日本テレビ系)
    山田涼介
    さん主演の日曜ドラマで、原作となるのは、宝島社主催の第23回『このミステリーがすごい!』大賞で、 文庫グランプリに輝いた松下龍之介さんの同名小説。時を超えた謎をめぐるヒューマンミステリーです。この作品で小手さんが演じるのは、週刊誌『東邦ジャーナル』の編集長・平間孝之。持ち前の取材力で主人公・悠に手を貸す頼もしい存在ですが、その一方で、どこか底の知れない危うさも漂わせた役柄です。

早稲田大学で演劇に打ち込み、劇団を主宰しながら作家・演出家・俳優として歩んできた小手伸也さん。近年は声の出演からアクション、ドラマまで、タイプの異なる役柄に挑み続けています。学生時代から育んできた知的な背景と演劇への情熱が、今の多彩な活躍につながっているのですね。 
この先、小手さんがどんな活躍を見せてくれるのか。その歩みから、ますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です。

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