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【BTS 東京ドーム公演】 会いたかった! 7年ぶりの東京ドーム、2日間のライブレポート&全セトリ

  • 2026.4.23

4月17日、18日の2日間、東京ドームで約11万人を動員した『BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN JAPAN』。ARMY(ファンの呼称)歴6年のライターが、ライブビューイングとオンライン・ライブ・ストリーミングを通して、リアルタイムで参加したライブの様子をレポートします。

360度楽しめるステージ

かっこよすぎて、漫画の主人公のようと言われていたRMさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

今回のツアーの最大の特徴は、客席との境界線を最大限に取り払った360度ステージ。韓国の国旗である「太極旗」の形をしたステージは、四方にサブステージがあり、万物の調和を象徴する「乾坤坎離 (けんこんかんり)」の哲学を取り入れているそう。

通常はVCRからスタートすることの多いK-POPの公演ですが、今回のツアーは「アリラン」の子音をビジュアル化したロゴの入った、大きな旗(韓国では松明)を手にした覆面のダンサーの後を、メンバーがダンサーたちとともに歩いて登場。1曲目の「Hooligan」の優雅な旋律に合わせて、ゆったり歩く様子はまさに王者の帰還。それぞれの個性に合わせた黒い衣装に身を包んだメンバーが一人ずつ映るごとに、会場も映画館内も大きな歓声が起こりました。その後「Aliens」、「Run BTS」ではJung Kookさんがドローンをキャッチし、自撮りしながら歌う演出は毎度驚かされます。j-hopeさんがメンバーの名前を一人ずつ呼ぶと、リーダーのRMさんがおちゃめなポーズをするのも見どころ。最後に円形のステージに立ちグループでダンスをすると、一際大きな歓声が起こりました。

エクステをつけた髪がどんどん長くなるJiminさん。2日目はハーフアップに (P)&(C)BIGHIT MUSIC

最初のMCは全員日本語で。「お久しぶりです、BTSです」とRMさんが挨拶。Jung Kookさんが「8年ぶりの東京ドーム。ARMY、本当に会いたかったです」と話すと、Vさんが「今日はライブストリーミングとライブビューイングで観ているARMYの皆さんも、一緒に全力で楽しんでくださいね」と話し、行けなかった人たちも救われる気持ちに。Jiminさんが「一生懸命準備したのでがんばります」と話すと、SUGAさんは「今回いくつかの新しい挑戦をしました。少し慣れなくても最後まで楽しんでくれたら嬉しいです」と、それぞれ公演への意気込みを伝えました。2日目は、恒例のソンキス(投げキッス)しそうでしないJinさんに、ツッコみたくなる場面も。

新曲を中心としたステージ

ラップもダンスもボーカルも素晴らしいj-hopeさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

続いて今回のアルバム『ARIRANG』から、「they don’t know ’bout us」「Like Animals」。ダンスがない曲は、歌唱力の高さを改めて実感します。音源を聴いていたときにはわからなかった、コーラス部分の答え合わせができるのも嬉しいところ。「Like Animals」は、ラッパーであるSUGAさんの出だしのボーカルが素晴らしく、ボーカルラインのハモリの美しさにもうっとりしてしまいます。

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

次はロック調にアレンジされた「FAKE LOVE」。「みんな一緒に!」というJiminさんの呼びかけとともに、サビの「FAKE LOVE」のかけ声で大盛り上がり。アミボム(ペンライト)の光が揃って動く美しさに、はっとさせられます。

そしてタイトル曲の「SWIM」。布を波に見立てたような美しい演出は、真俯瞰でとらえた映像に切り替わり、現場ではどう見えるのか気になるところ。弱さをさらけ出すような歌詞が切ない「Merry Go Round」では、ぐるぐると歩くメンバーが布に包まれ、舞台を後にする間、会場のARMYたちと一緒にメンバーの名前をチャント(かけ声)しながら見送りました。

ひと時も飽きさせない演出

VCRはメンバーそれぞれが太極旗の意味する、天、地、水、火、陰、陽、そして背景の白をイメージし、まるでショーを観ているよう。配信ではダンサーによる美しい演出とVCRがかぶった状態なので、これもぜひ現場で目にしたいところ。ひとつひとつにきちんと意味があり、飽きさせない演出が素晴らしいです。赤と青の衣装を身にまとったダンサーたちが、太極模様を表現したと思ったら、衣装を替えたメンバーがそこに! 「2.0」で第2部がスタートします。

赤い衣装が印象的な、1日目のVさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

1日目と2日目の衣装が違うのも見どころ。2日目の白い妖精のようなJiminさん、赤いバンダナとグローブ、パンツを合わせたVさんの衣装が印象的でした。歌っている人にカメラがフォーカスされるため、なかなか他の人が映らないのですが、RMさんのパートではぜひ全員のダンスが観たい。1日目ではちゃんと映してくれたのでうれしかったです。

続く「NORMAL」は、Vさんのボーカルが際立ちます。「一緒に! もっと手を高く上げて!」というRMさんの言葉に合わせ、こちらも一緒に歌いながら観ました。

MCでは、Vさんが「ARMYかわいすぎて滅」といい、Jiminさんと一緒にステージの楽しみ方をかわいらしく解説。スマホは置いて(そもそも日本公演では撮影不可)手を上げたり、歌ったりしながら、一緒に楽しんでほしいというメンバーの思いが伝わってきます。

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

ここから「Not Today」「MIC Drop」で、さらに盛り上がりを見せるステージ。「MIC Drop」ではメンバーの名前のチャント、「ミヤネオンマ!」と叫び、隣の人と一緒に踊りながら観ました。曲の最後にSUGAさんがマイクを落とすのが定番ですが、この2日間(もしかしたらツアー中ずっと?)はドロップしていません。

次はRMさんが「ジャンプの時間」と語る「FYA」。映画館では飛び跳ねることができず、もどかしい時間(家ではもちろん飛び跳ねました)。激しいダンサーの振り付けを真似するJung KookさんとVさんは、もっと観たいところ。そのまま「Burning Up (FIRE)」につながり、Jung Kookさんの「모두 뛰어(みんな跳べ)!」という煽りで、盛り上がりは最高潮へ。終わった後は、メンバーも座り込んでしまうほど、激しい歌とダンスを見せてくれました。

SUGAさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

そして「この熱気を止めるのはもったいない」と、息つく暇もなく「Body to Body」へ。ジャケットを脱いだRMさん、Vさん、Jiminさんのタンクトップ姿が映ると、あちらこちらから悲鳴が。韓国の民謡「アリラン」の一部がサンプリングされたこの曲では、「皆さんの声を聴かせて」とRMさんが言うと、アミボムの光のなかARMYが「アリラン」を熱唱。感動的な場面のひとつです。

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

続く「IDOL」ではメンバーがアリーナに降り、旗を手にした大勢のダンサーたちとともに、花道を歩いて一周します(カムバック前に足を怪我していたRMさんは、2日目は神輿に)。通常なら大きなトロッコに乗るところを、手を伸ばせば届きそうな距離感!「ジャンプして楽しんで!」という言葉通り、会場はディスコ状態のまま、ARMYタイム(アンコールまでの間に、メッセージボードを掲げたりする時間)へ。2日間とも、小さな子どもや70歳以上のARMY、「筋トレを一緒にしよう」と掲げる男性、「5歳からバンタン一筋」という人まで老若男女が映り、BTSのファン層の広さを改めて実感しました。

ヒット曲と、サプライズコーナーも

Jung Kookさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

アミボムの光が、絡み合った2本の木(切り離せない絆を表すヨンリジ)の映像と重なるVCRの後は第3部。SUGAさんがプロデュースしたボーナストラック「Come Over」(音源化希望!)で、今回のツアーグッズを身につけたメンバーが、再び花道を歩いて登場。兵役を終え、ARMYの下に戻ってくる不安を表現したSUGAさんの「ごめん、ちょっと遅れちゃったね」という歌詞の後に、ARMYが「아니(そんなことない!)」というのが恒例に。MCで「誰の曲ですか?」とRMさんが聞くと、「僕の曲です」とSUGAさん。「世界で一番天才」とJiminさんも絶賛します。

さらに次の曲を「Billboard HOT 100で10週1位! 隣の犬のポチ(2日目は猫のタマ)でも知っているあの曲!」とRMさんが紹介する「Butter」、「Dynamite」と続きます。『呪術廻戦』の「領域展開」とポーズを繰り返し、Vさんはにゃんこスターのダンスを取り入れたり、日本のカルチャーに詳しいことが伝わり、楽しい雰囲気に。映像ではよくわからなかったのですが、会場では7色のレインボーカラーの紙吹雪が吹き上がり、大合唱しながら多幸感に包まれました。

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

続いて毎回2曲、メンバーにも知らされていない曲をARMYがメインで歌う、サプライズのコーナー。1日目は「Save ME」と日本オリジナル曲の「Crystal Snow」、2日目は「DOPE」と日本デビューの際のオリジナル曲「FOR YOU」。クオズ(VさんとJiminさん)とが振り付けをしっかり覚えていることが多く、立ち尽くすメンバーがいるなか、二人並んでダンスをするところは毎回楽しみ。昔の曲でもARMYがちゃんと歌えているのを観て、とても嬉しそうな7人に胸が熱くなります。

心を込めた、胸に残るMC

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

回転する舞台に座り、あっという間に最後のMCの時間。「久しぶりなのに変わらない歓声と笑顔をもらえて、力をもらえて報われて、ステージをしながら笑顔がこぼれる感じ。できるだけたくさん来ると約束します」(Jung Kookさん)。両日ともソンキスをしたJinさんは、2日目に「メンバーが久しぶりだから緊張して心配していました。昨日のARMYが楽しんでくれたおかげで、幸せでうれしかったです」と話しました。

RMさんは全て日本語で。1日目は「プライベートで東京に来るようになりましたが、街を歩きながらただみなさんのことを考えました。こういう景色を見ながら、みなさんは暮らしているだなと。そんな話を今日はただみなさんにしたかったです」。2日目は「映画館で映画を観るのが個人的に好き。スマホを消して2時間1つの作品に集中する時間が好きです。この2時間、皆さんが僕たちを映画の中に居させてくれて、映画の主人公になりました。この日をずっと忘れません。どこにいても恋しくなると思います」と素敵な言葉を残してくれました。

SUGAさんは「日本でグループ活動するのは7年ぶり。3年前のD-DAYツアー(SUGAさんのソロツアー)で来たときとグループでは、感じ方が違う気がします。男性のファンが増えている気がしました。男性だけ叫んで」と言い、男性ファンが叫ぶと、とても嬉しそう。「久しぶりに来て本当に楽しかった。これからは頻繁に来て、公演して会いたいです」

Vさんは、「僕たちは友達だから、今からタメ口で話すね」と立ち上がり、ラーメンと和牛を食べたことを報告。「断ってください。ARMY、僕と付き合って」とネット上のミームを口にしました。2日目は「エネルギーをもらい、大きな力になりました。このままツアーを安全にまわって、日本にまた戻ってくるので、そのときまで少しだけ鉄板焼きや和牛を食べたりしながら待っていてね。好きすぎて滅。紫するよ」とVさんらしくコメント。

日本語全部忘れてしまったというJiminさんは、2日とも手紙を用意。1日目は「より多く、より素晴らしい舞台をお見せできるよう努めてまいります」と、とても丁寧に挨拶。2日目は「軍隊に行っている間、忘れられたのかと心配になりました。こうして会って、そんな不安はスッキリなくなりました。たった2日だけだから、時間があっという間。みなさん、本当に今日が最後なのでしょうか?」と茶目っ気たっぷり。

j-hopeさんは1日目、「日本に来てすぐに祖母が亡くなりました。日頃からメンバーみんなのことを誇らしく思ってくれていて、今日の公演を空から見てくれていたら喜んでくれます。その意味をARMYが素敵なものにしてくれて感謝しています」と報告。2日目には「ツアーのスタートを東京で迎えられて、本当によかった。反応が想像以上で感動しました。マジで。僕が約束します、必ずまた戻ってきます。そのときは、今日以上にもっと楽しい時間を過ごしましょう」と力強く語りました。

いよいよ終盤へ

Jinさん (P)&(C)BIGHIT MUSIC

最後はBTSからARMYへのメッセージのような「Please」と「Into the Sun」。特に最後の「Into the Sun」はゆったりとしたテンポで、一緒に歌いやすく、ラストにふさわしい曲だと改めて感じました。歌詞の「I’ll follow you into the sun」を繰り返し歌いながら、歩いて退場するメンバー。全22曲、あっという間の約2時間20分でした。

ライブビューイングの来場者特典は、フライトチケット風カード

ソウルと東京のカードの裏面。今後のカードを合わせると北斗七星に

登場の仕方やどの席の人からも観やすく配置されたステージ、客席との距離の近さ、サプライズのコーナーなど、新しい試みがたくさんあり、ずっと待っていたARMYのために考えられたことがよく伝わる構成。7人のメンバーはもちろん、ダンサーの方々のパフォーマンスや韓国という彼らのルーツを感じられる演出も素晴らしく、やはり会場で観てみたいという気持ちが強くなりました。会場にいた皆さんのチャントもはっきり聞き取れるくらいに大きく、メンバーを笑顔にしてくれて感謝でいっぱいです。

抽選だった映画館でのライブビューイングも大いに盛り上がり、終了後には大きな拍手が起こりました。隣に座った人とソンムル(お菓子や手作りしたプレゼント)を交換したり、アミボムを振り、キャーキャー言いながら観るのも楽しかったです。同じくARMYの子どもと一緒に観たオンライン・ライブ・ストリーミングも、また違う楽しみがありました。

次の日本公演まで、おいしいものを食べながら待ちたいと思います。今回チケットが取れなかった人も、次回はどうか行けますように……。

4月17日、18日 『BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’ IN JAPAN』 セットリスト

1. Hooligan
2. Aliens
3. Run BTS
<MC>
4. they don’t know ’bout us
5. Like Animals
6. FAKE LOVE
7. SWIM
8. Merry Go Round
<VCR>
9. 2.0
10. NORMAL
<MC>
11. Not Today
12. MIC Drop
13. FYA
14. Burning Up(FIRE)
<MC>
15. Body to Body
16. IDOL
<VCR/ARMY TIME>
17. Come Over
<MC>
18. Butter
19. Dynamite
<MC>
20. 1)Save ME/2日目 DOPE
2)Crystal Snow /2日目 FOR YOU ※日本オリジナル曲
<ENCORE>
21. Please
22. Into the Sun

取材・文=赤木真弓

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この記事を書いた人

InRed編集部

「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。

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