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「デカすぎ…本物かよ」全長13メートルの巨大怪物が1.8万人の前に出現→モンハン開発陣が明かした“異例の選定理由”とは?

  • 2026.4.21
「モンスターハンター」の世界観を反映した展示物がずらり (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
「モンスターハンター」の世界観を反映した展示物がずらり (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

全世界で累計販売本数1億本を超える大ヒット・ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズ。熱狂の渦に包まれた2026年2月に開催された「モンスターハンターフェスタ‘26」からときを経て、本記事では本作の開発陣へ行った貴重なインタビューを公開する。当時大盛り上がりとなったイベントの模様を振り返りつつ、ここでしか読めない開発秘話に迫った。

全長13メートルのヌ・エグドラなど巨大モンスターが勢ぞろい

約6年ぶりの開催となったこの度の「モンスターハンターフェスタ‘26」には、約1万8000人の「モンハン」ファンが集結。会場内には、全長約13メートルの大迫力サイズで再現されたヌ・エグドラをはじめ、ジンオウガやセルレギオスの巨大バルーンがずらり。ほかにも、セクレト+ハンターの等身大造作や、各種装備の立体物、開発中に描き起こされた原画などが多数展示され、いずれも好評を博していた。

圧倒的な存在感を放つ、獄焔蛸(ごくえんしょう)ヌ・エグドラの巨大バルーン (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
圧倒的な存在感を放つ、獄焔蛸(ごくえんしょう)ヌ・エグドラの巨大バルーン (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
セクレト+ハンターの等身大造作 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
セクレト+ハンターの等身大造作 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

また、これらの展示物に加え、「モンハン」にちなんださまざまなゲームにチャレンジできる「モンハン屋台」、大阪・関西万博で好評を博したコンテンツの雰囲気を味わえる「モンスターハンター ブリッジ mini ~アイルーとあそぼう~」、カプコンの新作ゲームを一足早く遊べる試遊ブースなども展開。多彩な「モンハングッズ」を取りそろえた物販コーナー「イーカプコン出張所」も出店しており、こちらも長蛇の列ができる盛況ぶりだった。

シュバルカαシリーズの立像とオトモアイルー (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
シュバルカαシリーズの立像とオトモアイルー (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
千刃竜セルレギオスの巨大バルーン (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
千刃竜セルレギオスの巨大バルーン (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

最速ハンターを決める“狩王決定戦”も大盛況

会場内に設けられた特設ステージでは、朝からさまざまなステージ企画を実施。「モンスターハンターワイルズ」に関するクイズ大会や、来場者参加型チャレンジクエスト、最新作「モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~」の情報を発表するスペシャルステージなどが行われたが、そのなかでも特に盛り上がったのが「モンスターハンターワイルズ 狩王決定戦 2026」だ。

特設ステージにて「モンスターハンターワイルズ 狩王決定戦 2026」が開催 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
特設ステージにて「モンスターハンターワイルズ 狩王決定戦 2026」が開催 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

「狩王決定戦」とは、2人1組のチーム制でモンスターの討伐速度(タイムアタック)を競い、最速ハンターの頂点である“狩王”を決める、「モンハン」界最高峰の公式大会。

当日は、事前に実施された予選クエストを勝ち抜いた6組のチームがステージに登壇。まず5位と6位、3位と4位、1位と2位のチームで準決勝のクエストに挑み、そこでクリアタイムの速かった上位2チームが決勝へとコマを進める…という流れだ。

準決勝の様子。クエストに挑む2組(4名)のプレイ状況がスクリーンで確認できる (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
準決勝の様子。クエストに挑む2組(4名)のプレイ状況がスクリーンで確認できる (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

ちなみに「狩王決定戦」は、予選、準決勝、決勝と、どのクエストも使用可能な武器種が制限されており、どの武器を選択するかも、クリアタイムを縮めるうえで重要なポイントになる。

ジン・ダハドを討伐する準決勝クエストでは、使用武器種は“狩猟笛/狩猟笛”と“スラッシュアックス/片手剣”の組み合わせが人気で、どのチームもよく健闘したが、激戦を制した「Laugh_Catチーム」と「こだわり鈍器使いチーム」が決勝クエストに進出することに。

準決勝クエストの結果はこの通り (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
準決勝クエストの結果はこの通り (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

決勝戦で両チームが挑むのは、「イベント:夢に生きた者の階段」というチャレンジクエスト。ドシャグマ、レ・ダウ、アルシュベルドという3体のモンスターと連戦するクエストで、選べる武器種は“大剣/ハンマー”、“ライトボウガン/ガンランス”、“ランス/太刀”の3種類。

各武器には、火、氷、龍などの属性が付与されており、使い勝手を選ぶか?モンスターの弱点属性を優先するか?という点にも、プレイヤーの個性が反映される。

3体のモンスターと連戦する決勝クエストの概要 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
3体のモンスターと連戦する決勝クエストの概要 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

先攻の「こだわり鈍器使いチーム」は“大剣/ハンマー”と“ライトボウガン/ガンランス”を選択。クエスト開始早々、積極的に攻めていくが、一瞬の判断ミスでメンバーの片方が力尽きてしまう状況が何度か起きてしまい、それがクリアタイムにも響いてしまった。

決勝戦では両チームとも、“大剣/ハンマー”と“ライトボウガン/ガンランス”を装備してクエストに挑戦 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
決勝戦では両チームとも、“大剣/ハンマー”と“ライトボウガン/ガンランス”を装備してクエストに挑戦 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

後攻の「Laugh_Catチーム」も、「こだわり鈍器使いチーム」と同じ武器種を選択してクエストに挑戦。相当練習を積んできたようで、抜群のコンビネーションを見せ、ドシャグマ、レ・ダウを難なく撃破。最後に待ち構えるアルシュベルドに対しても危なげなく立ち回り、6分10秒12というとんでもないクリアタイムを叩き出して、見事、“狩王”の称号を獲得した。

6分10秒12というとんでもない記録を打ち出し、「Laugh_Catチーム」が“狩王”の称号を獲得 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
6分10秒12というとんでもない記録を打ち出し、「Laugh_Catチーム」が“狩王”の称号を獲得 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
優勝を果たした喜びを語る「Laugh_Catチーム」のメンバー (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
優勝を果たした喜びを語る「Laugh_Catチーム」のメンバー (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

「モンハンワイルズ」開発陣へインタビュー

イベント終了後、ステージ裏にて「モンスターハンターワイルズ」開発陣へのインタビューを実施。同作プロデューサーの辻本良三さん、アートディレクター兼エグゼクティブ・ディレクターの藤岡要さん、ディレクターの徳田優也さんが取材陣の質問に答えてくれた。

左より、ディレクターの徳田優也さん、プロデューサーの辻本良三さん、アートディレクター兼エグゼクティブ・ディレクターの藤岡要さん (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
左より、ディレクターの徳田優也さん、プロデューサーの辻本良三さん、アートディレクター兼エグゼクティブ・ディレクターの藤岡要さん (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

――6年ぶりの開催となった「モンスターハンターフェスタ」ですが、こうして無事に終了した現在の率直なご意見・ご感想をお聞かせください。

【辻本良三】6年ぶりの開催ということで、ファンの皆さんに来ていただけるか?当時のように盛り上がるか?といった点で心配していたところもあったのですが、いざ蓋を開けてみると、僕らの予想以上に大勢の人が来てくださって。そこで実際に「モンハン」ユーザーの皆さんと触れ合うことで、熱量が感じられると言いますか。これは僕たちだけでなく、作品に関わっているすべてのスタッフにとっても、ファンの皆さんの熱意を感じられる貴重な場になったので、実施して本当によかったと思っています。

――「狩王決定戦」の出場者から「次回も頑張ります!」といったコメントが飛び出していましたが、次もある…と考えて大丈夫でしょうか?

【辻本良三】この場で即答はできませんが、やりたい気持ちはもちろんあります。今回に関しては、いろいろな企業様に協力していただけた…というのも、6年ぶりに開催できた理由のひとつですので。もっといろんな企業の皆さんに興味を持っていただけるような、協力してみたいなと思ってもらえるような、魅力あるコンテンツを作り続けながら、こうしたユーザー参加型のイベントも定期的に実施していきたいと考えています。

「狩王決定戦」の見どころについて語る、「モンスターハンターワイルズ」開発陣 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井
「狩王決定戦」の見どころについて語る、「モンスターハンターワイルズ」開発陣 (C)CAPCOM 撮影:ソムタム田井

――今回の「モンスターハンターフェスタ‘26」では、多彩な展示物が用意されていましたが、その中でも特に、ヌ・エグドラの巨大バルーンはインパクト抜群でした。展示するモンスターの1体にヌ・エグドラを選定した理由を教えていただきたいです。

【藤岡要】バルーンにしたらすごそうだな、バルーン映えしそうだな…というのが、いちばんの理由です。実際に作ってみて思いましたが、あれぐらいの大きさで再現できて、モンスターの質感も表現できるのは、バルーンならではのいいところですね。緻密なだけでなく、その迫力でも存在感を出せたので、展示できてよかったと思っています。制作会社の方に相談して、触腕や目が光るようにしてもらったんですけど、ライティングと相まって、かなりいい感じに雰囲気を再現できているので、やっぱりヌ・エグドラにして正解でした。

――改めて「狩王決定戦」について。開発陣として、出場チームの方々のプレイスタイルをご覧になられての率直なご意見・ご感想をお聞かせください。

【徳田優也】開発的には、さまざまな戦術が組めるような想定をして武器種の設定をしているんですけど、本当に多彩な武器の使い方を見られたのはうれしかったですね。その中には、こちらの想定を超えてくるようなプレイもあって。特に決勝クエストのクリアタイムには驚かされました。

取材・文=ソムタム田井

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