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ルイ・ヴィトンとパドッククラブで過ごすF1日本GPをレポート。最速のスポーツは最もエレガントな社交場へ!

  • 2026.4.14

世界でF1人気が爆発! なぜ、ルイ・ヴィトンとF1なのか

2026年のドライバー。全11チーム22名が、全24戦(4/10現在、うち2戦は中止予定)の累積ポイントで、個人・チームそれぞれの順位を争う。 ©LOUIS VUITTON

世界中を転戦し、最高峰のスピードを競うF1(フォーミュラ1)。今、このモータースポーツが、かつてないほどファッショナブルでエキサイティングな社交場へと進化している。

昨年、LVMHグループとF1が10年にわたるパートナーシップを締結したことは大きなニュースとなった。スポーツにおける卓越性に共鳴するルイ・ヴィトンは、これまでもスポーツの賞や競技会のトロフィーを運び、展示するためのトランクをデザインしている。FIFAワールドカップやローラン・ギャロス 全仏オープン、ラグビーワールドカップをはじめ、F1においても伝統的レースであるモナコGPで、2021年から表彰台にルイ・ヴィトンが手がけるトロフィー・トランクが飾られていた。

トランクの「旅」をブランドの根幹に置くルイ・ヴィトンにとって、ヨーロッパからアメリカ大陸、アジア、オセアニアと世界中を巡りレースを繰り広げるF1は最高のパートナーだ。

©LOUIS VUITTON

そして近年、F1人気は世界中で再燃している。火付け役はNetflixのドキュメンタリー『栄光のグランプリ』だろう。これまで中継画面越しでは見えなかった、ドライバーたちのキャラクターやレースの裏にあるドラマ、チームの熾烈な人間模様や駆け引きが浮き彫りになり、かつて“不毛の地”と呼ばれたアメリカを中心に、感度の高い女性層や若者の心を掴んだ。

さらに、ブラッド・ピット主演の映画『F1®/エフワン』の大ヒットや、新たなF1ファンでもあるセレブリティやK-POPアイドルたちのサーキット訪問も相まって、よりライトなファン層を掴んだように見える。日本GPの前戦となった中国GPでは、16〜35歳世代と女性ファンの来場がそれぞれ4割を占めたという。

コロナ以降、毎年日本GPを訪れているのだが、とくに今年は音楽フェスファッションのように着飾った人々や“推し活”的なファンが増え、これまでのモータースポーツファンの枠を超えて、より華やかなものへと変化していたように感じた。

VIP専用「パドッククラブ」という別世界へ

© LOUIS VUITTON

パドッククラブは、各チームのピットガレージの真上に位置するVIPラウンジで観戦できる、究極のVIPチケットだ。各チームのスポンサーやセレブリティが招かれるほか、一般販売されるパドッククラブの観戦チケットは、鈴鹿サーキットでも100万円を超える。

今回、観戦させてもらったパドッククラブ内には、LVMH専用のスペースが設けられ、まさにそこは“ルイ・ヴィトン サロン”。メゾンの象徴であるトランクやホームアイテムが美しくディスプレイされ、モータースポーツの現場であることを忘れるほどエレガントな空間。厳選されたケータリング、シャンパンが供されるカフェバーを備え、楽しくも過酷な屋外観戦とは無縁の、完璧なホスピタリティがそこにはあった。

専用テラスに出ると、目の前はメインストレート。エンジンの轟音を肌で感じながら、スタートの瞬間を特等席で見守ることができる。

トラックを1周! レースの真髄に触れる特別なアクティビティ

©LOUIS VUITTON

レースの合間も退屈することはない。パドッククラブでは、特別な体験が次々と用意されている。

スペシャルトークショーでは、現在F1アンバサダーを務めるジャン・アレジ氏が登場し、F1の奥深さを解説してくれたり、ドライバーが実際に使用しているステアリング(ハンドル)の複雑なボタン動作をスタッフが説明してくれたりと、F1の理解を深めるアクティビティが行われていた。

実際に各チームが作業するピットを目の前で見られるピットウォークにも参加。スペアのフロントウィングが並んでいたり、メカニックたちが作業をしていたり、間近で見るF1マシンは迫力満点だ。

ピットガレージ裏、チームのオフィスが並ぶエリアを見学できるパドックツアーでは、レース前のドライバーが普通に歩いていたり、取材を受けていたりする様子も見られた。

そしてなにより感激したのがトラックツアー。実際にレースが行われるコースをトラックの荷台に乗って1周できる。1周約5.8km、S字やヘアピンカーブ、高低差のある鈴鹿の難所を体感し、ここを時速約300kmで53周、約2時間も続くレースを、1周わずか約1分半で駆け抜けるドライバーの精神力に圧倒された。

コース上では、ルイ・ヴィトンによるトラック用サイネージも発見。メゾンのオフィシャルパートナーシップのために特別にデザインされたクリエイティブなシグネチャーで、レーシングコースをひときわリュクスに彩っていた。

日本GP限定のトロフィー・トランクは19歳の新星の手に

©LOUIS VUITTON

今年、鈴鹿を制したのは19歳のキミ・アントネッリ選手(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム)。昨年、高校在学中にF1デビューを果たした新星が、予選1位からの優勝、“ポール・トゥ・ウィン”を達成し、中国GPに続く2連勝を飾った。

表彰式ではトロフィーを手に、未成年ウィナーのためにノンアルドリンクでのシャンパンシャワーが行われたのもまた珍しいシーンだった。

©LOUIS VUITTON

表彰式でひと際目を引いたのが、ルイ・ヴィトンの職人が手がけたトロフィー・トランクだ。アイコニックなモノグラム・キャンバスを基調に、チェッカーフラッグを彷彿とさせるホワイトのダミエで「Victory」と「Vuitton」を意味する「V」が描かれた逸品。日本GP限定モデルは、日本をイメージした赤と白のラインに。全レースで異なる配色デザインが施されるというこだわりが、メゾンの矜持を感じさせる。

©LOUIS VUITTON

また今回からルイ・ヴィトンの新しいシグネチャーとして、トロフィー・トランクに優勝者のイニシャルを刻むヴィクトリー・パッチが導入。それぞれのグランプリの歴史にオマージュを捧げるとともに、その歴史を築いてきたドライバーたちを讃えるためだという。

前年度の日本GP覇者であり4度のワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペン選手のイニシャルの隣に、今回アントネッリ選手のイニシャルが加わった。これを手にするドライバーにとっても、一層重みが増すに違いない。

ルイ・ヴィトンは各グランプリの表彰式のためのトロフィー・トランクとともに、最終戦となる12月のアブダビGPまでチャンピオンシップの旅に寄り添う。

次戦は5月のマイアミGP。「Victory travels in Louis Vuitton(勝利の喜びをのせて旅するルイ・ヴィトン)」を体現するトロフィー・トランクに誰の名前が刻まれるのか、目が離せない。

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