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“300万強盗殺人”の容疑者となった「前科持ち」彫金師。“まさかの犯人”に「怖すぎ」視聴者驚愕

  • 2026.4.24

波瑠さんと麻生久美子さんがW主演を務める、水曜よる10時の痛快文学ロードミステリードラマ『月夜行路(げつやこうろ) —答えは名作の中に—』(日本テレビ系)。文学オタクの銀座のママ・野宮ルナ(波瑠さん)と孤独な主婦・沢辻涼子(麻生久美子さん)の異色バディが名作文学の知識で謎を解く本作ですが、4月22日(水)に放送された第3話では、江戸川乱歩の気配が漂うサスペンスフルな展開が視聴者を釘付けにしました。

涼子の元カレ探しを続ける中で巻き起こった新たな殺人事件と、人間の深い業が描かれた第3話の見どころと事件の真相を振り返ります。

※以下、ネタバレを含みます。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

300万円の行方が事件の空気を一変させた

涼子の元カレ・カズト(作間龍斗さん)を探して大阪の街を巡る中、ルナと涼子が立ち寄った通天閣の麓にある「ジュエリーサトウ」で殺人事件が発生。殺人の衝撃に加え、盗まれたはずの300万円が彫金師の辰雄(山口馬木也さん)のかばんから見つかるという展開は、状況を一気に不穏なものへと変えました。 誰が本当に追い詰められていたのか、誰の言葉を信じるべきなのかが揺らぎ続け、ただの犯人探しでは終わらない重さがにじみます。店の中に漂う張りつめた空気も、視聴者の緊張感を大きく高めました。

“彫金師”の過去が疑いをさらに深くした

今回の見どころは、辰雄をめぐる背景が、事件の見え方そのものを変えていった点です。寡黙で腕の立つ職人として映っていた彼に「強盗の前科」という簡単には見過ごせない過去が重なることで、店で起きた出来事の意味も大きく変化していきました。 また、岩瀬洋志さん演じる辰雄の弟子であり跡継ぎの信一の揺れる立場も重なり、家業や血縁だけでは片づけられない緊迫感が続きました。ルナが作中で「黒トカゲ」のブローチを注文したことからも分かるように、江戸川乱歩を思わせる“表と裏”の気配が濃く残る回だったといえそうです。

『黒蜥蜴』を模したトリックと、事件の哀しき真相

今回殺害されたのは、ジュエリーサトウの社長・宗久(中野剛さん)でした。ルナの鮮やかな推理により、真犯人は保険金目当てで結託した社長の妻・眞規子(東風万智子さん)と、店に出入りしていた竹野(長谷川純さん)であることが暴かれます。眞規子が「ストールの色」を使って外にいる竹野へ密かに合図を送るという、江戸川乱歩の『黒蜥蜴』を応用した鮮やかなトリックが描かれました。

しかし、物語は単なる謎解きでは終わりません。実は、前科を持つ彫金師の辰雄は、眞規子たちの殺人計画に気づきながらも、あえて「沈黙」を貫いていたのです。 その理由は、愛弟子である信一に由緒ある店を継がせるため。店を畳もうとしていた邪魔な社長夫婦が自滅するのを見過ごし、自らも先代との約束(二度と罪を犯さない)を破って罪に問われる覚悟で、信一の未来を守ろうとした辰雄の不器用な愛情が明らかになりました。こっそり教員試験の勉強をしていた信一が、出頭する辰雄の思いを汲んで店を継ぐ決意をするラストシーンは、事件の哀しい結末として多くの視聴者の涙を誘いました。

SNSでは「怖い」「謎が深すぎ」の声も

放送後のSNSでは、「怖い」「前科持ちはやばい」「ゾクゾクする展開」「謎が深すぎ」「来週もリアタイする」といった感想が相次ぎました。300万円の謎だけでなく、彫金師をめぐる過去や店に沈んでいた事情まで一気にあぶり出されたことで、視聴者の没入感も一段と強まった印象です。先の読めない展開に引き込まれた人が多く、終盤まで油断できない組み立てが反響の大きさにつながったようです。

事件の真相以上に“人の裏側”が残る第3話

第3話は、消えた金の行方を追うサスペンスとして動きながら、その奥底にある人の弱さや執着をじわじわと見せる回でもありました。ルナの視点が一枚ずつ仮面をはがしていくほど、登場人物たちの孤独や愛情が際立っていく構成は見応え十分です。 カズト探しの旅と今回の事件がこの先どう結びついていくのか、次回(第4話)への期待をさらに高める一話となりました。


※記事は執筆時点の情報です。