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南果歩さん、60代になった今だからこそ知る「作り笑顔より、100%本心の笑顔を増やすこと」

  • 2026.3.23

50代になってすぐに乳がんに罹患、その翌年には重度のうつ病を発症、
そして、そのまた翌年には2度目の離婚……。
南果歩さんの50代は、まさに嵐の中。
でも、失敗もして、たくさんの山や谷を乗り越えてきたからこそ、
今、果歩さんの笑顔は無理せず自然体で柔らか。
そんな果歩さんが、60の今だからこそ見えてきた「最強の笑顔」とは―――?

 

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作り笑顔は、ゼロエネルギー!?

今、60代となり思うのは、自分を幸せにするために必要なことは、楽しい時、嬉しい時、
そして苦しい時、自分の心に素直に生きることだと思います。
そう、人生に作り笑顔はいらないと思うんです。
私は、その人が見せる本当の笑顔にすごくエネルギーに感じるんですね。
「スマイル0円」なんていうお店で一生懸命作り笑顔をしているのを見ると心が痛みます。
「無理に笑ってくれなくていいよ」と思ったりして……(笑)。
それに、元気じゃないのに、「あ、元気だよ!」なんて言っている自分が可哀そうじゃないないですか?
だから、「ごめんなさい。ちょっと今日なんか寝不足で」とか、「体調悪いから」って、
言っちゃっていいと思うの。
無理をするのが1番自分を苦しめる。
最強の笑顔って、心からの笑顔だと思うんです。
だから、無理をしないこと。
たくさん無理をしてきた私が言うのだから、間違いありません。

結婚は「宝くじ」。買ってみないとわからないし、買わなきゃ損、損!

40代は、夫婦関係で悩んでいる人も多いかもしれません。
人と一緒に暮らすっていうのはやっぱりお互いバックグラウンドが違うし、
昼間は別々の時間を過ごす中、家に戻った時のキャッチボールが上手くいかないこともありますよね。その日の気分を全部説明するわけにもいかないし、相手が不快になるかもしれないと、
言いたいことも、「言わない方がいいか」って飲み込んじゃうこともあるだろうし……。
今思うと、案外私は「尽くし型」で、責任感強くいい妻、いい母を目指していたのだと思います。
そうすると、家庭が円満になると思っていたんですね。
でも、そうでもなかった(笑)。
だから、無理しないほうがいいんです。
40代から自分が幸せだな、と思う瞬間を増やしていくほうがいい。
だから、自分の心に嘘をついてまで、笑顔は作る必要ないと思うんです。

二度の結婚と離婚を経験しても、夫婦って一体なんなのか、
正直言って、私にはいまだにわかりません。
でも、結婚はね、宝くじだと思ってます。
宝くじは、買ってみないとわからない。
離婚した当初は、もう結婚はいいかな、とも思ったけれど、
少し時間を経た今は、宝くじ当ててみたいな、と思っています。
いや、買う気満々です(笑)!

3/1の人に好かれたら、ラッキー! くらいの気持ちがちょうどいい

人間関係を円滑に進めるために笑顔ってあるけれど、
今はもう、そうそう好かれなくていいと思っているの。
40代、50代の頃は、人間関係は滞りなく平和的に保ちたいと思ってきたけれど、
今は“誰とでも仲良くなる”必要はないし、向こうにもそう思ってもらっていいんです。
人に対して抱く感情は、3つのタイプがあると思うんです。
私に対して好意を抱く人、好きじゃない人、どちらでもなく無関心な人、
それぞれのタイプが、同様に1/3ずつぐらいだなと感じていて。
世の中の人が抱く感情が、そんなふうに「好き」「嫌い」「無関心」の1/3ぐらいずつ
だとしたら、半分を「好き」で埋めたいと思っても、それは無理なことです。
だから、1/3の人が私のことに好意を持ってくれていたら、ラッキーぐらいの感じ。
あとは、好んでないか、無関心か……。
世の中ってそんなもの。
好かれるために生きるっていうのは、そんなに意味がないわけです。
そのぐらいに捉えられたら、無理なく笑顔で生きていけるのかなって。

最強の笑顔のために、人生を“好き”で満たして

大人の女性は、概して家庭や仕事を優先して自分を後回しにしがちです。
周りに合わせる習慣がつき、自分の意志を口に出すことを控えていませんか?
「コーヒー、紅茶、どちらがいいですか?」と聞かれ、
「どちらでも。皆さんと同じで」と、答えていませんか?
そろそろ、自分の“好き”を優先してみましょう。
私は、自分を喜ばせることを無理なく続けています。
身体を動かしたり、美味しいものを食べたり、旅に出たり、友人と出かけたり……。
そして、私の人生にとって、「仕事」は欠かせない“好き”なものです。
また、そこで素晴らしい先輩、田中裕子さんや白石加代子さんと出会えたことがとても幸せ。
お二人とも仕事場以外でお会いすると、すごく控えめで、お芝居することの気恥ずかしというものを
持ちながら、演ずる時はものすごく高くジャンプできる才を持っている。
大好きな俳優さんです。
加代子さんとは、「お芝居やってなかったら、とんでもないことになっていたわね」と
話したことがあるんです。
加代子さんも私も、自分を表現する場があるから、日常を静かに暮らせるんですね。
それがなかったら、きっと自分の熱を出す場所、機会を探さなくちゃならなかったでしょう。
若い時は、仕事と自分の人生は別ものだと考えていたけれど、
今は、実は、すごく繋がっていると感じています。
自分の声、肉体を通すことでしか役を生きられないからです。“自分”という素材を使ってお芝居して、
私の生き方はどうしようもなくお芝居に繋がっていると、最近では思えます。
生きることと同じように、自分に必要なものは手放してはいけません。
自分の感情がいちばん大事です。
それが、心からの笑顔、最強の笑顔を作る元だから。

Kaho Minami

1984年、短大在学中に『伽倻子のために』のヒロインでデビュー。
2015年『マスタレス』で全米デビュー。Apple TV『PACHINKO season1』でメインキャストとして出演し、第38回インディペンデント・スピリット賞にてクリティックスチョイスアワード賞を受賞。近年公開の映画は『ら・かんぱねら』『君の忘れ方』『ルール・オブ・リビング(Rule of Living)』。2016年に乳がん手術を受けた自身の経験をもとにピンクリボン活動にも積極的に参加、乳がん患者の生きる力を描いたショートフィルム『日々をつなぐ』で主演。被災地を中心に読み聞かせボランティアも行っている。

南果歩さんの人生を綴った本が発売中!

『還暦スマイル
人生を笑顔で生きるために必要なこと』

2016年、乳がんに罹患。
2017年、重度のうつ病を発症。
2018年、2度目の離婚。
還暦は、生まれ変わるチャンス!
試練の50代を乗り越えた60歳、その笑顔の秘密とは。

¥1,700(+税)
小学館

ブラウス¥101,200、パンツ¥121,000/ともに ヌメロ ヴェントゥーノ(イザ)、イヤリング¥121,000/ケンゴ クマ プラス マユ(ヴァンドームヤマダ)、イヤカフ(左耳上から)¥15,400、¥23,100/ともに ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 大丸東京店)、重ねたリング(右手指先から)¥148,500¥161,700、¥132,000、¥105,600/すべて ヴァンドーム青山(ヴァンドーム青山 プルミエール 伊勢丹新宿店)、シューズ/スタイリスト私物

撮影/田頭拓人 スタイリスト/坂本久仁子 ヘアメイク/山田 季紗 取材・構成/河合由樹

イザ 0120-135-015
ヴァンドーム青山プルミエール伊勢丹新宿店 03-3350-4314
ヴァンドームブティック大丸東京店 03-6206-3688
ヴァンドームヤマダ 03-3470-4061

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