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満員電車。「あ、どうぞ」体調が悪そうな方に席を譲ろうとした瞬間。数メートル先から猛スピードで突っ込んできたのは

  • 2026.3.16

「ちょっと待って!」目の前で起きたあまりに強引な席取り

朝の通勤ラッシュ。

今日もいつも通り、身動きが取れないほどの満員電車に揺られていました。

「はぁ、会社に着く前に疲れちゃう……」

30代の私にとって、この時間はまさに忍耐のひととき。

「あ、次の駅で誰か降りるかも」

目の前の人がカバンを整え始めたのを見て、少しだけ期待が膨らみます。プシューとドアが開き、予想通り目の前の席が空いた、その瞬間でした。

「あ、どうぞ」

私は、すぐ隣で今にも倒れそうに疲れた顔をしていた方に、自然と体が動いてスペースを空けました。

「すみません、ありがとうございます」

その方がホッとした表情で腰を下ろそうとした、まさにその時。

「よっと!」

という図太い声とともに、数メートル先から一人の影が猛スピードで突っ込んできたのです。

「えっ、危ない!」

思わず声を上げそうになる私。しかし、その人は座ろうとしていた方を強引に弾き飛ばすような勢いで、当然と言わんばかりの顔でドカッと座り込んでしまいました。

「ふぅー、やっと座れた」

スマホを操作し始めるその人の横顔には、申し訳なさなど微塵もありません。

「……ひどい。ずっと目の前に並んでいたのに」

割り込まれた方は、呆然と立ち尽くしたまま、力なく呟きました。その悲しげな声が、私の胸にチクリと刺さります。

効率よりも大切にしたい、朝の小さな思いやり

「みんな急いでいるのは、同じなのにね」

「本当ですよね。あんなに強引に割り込まなくても……」

私と、座れなかった方。言葉には出さずとも、視線を交わしただけでお互いのモヤモヤが伝わってくるようでした。

「自分さえ良ければ、それでいいのかな」

そんな疑問が頭の中をぐるぐると回り、せっかくの朝のやる気が少しずつ削られていくのを感じます。

朝からこんなに残念な気持ちになるなんて。

「たかが席一つ、されど席一つ」

ほんの少しの譲り合いがあれば、もっと穏やかな気持ちで一日を始められたはず。

「明日は、せめて優しい景色が見られますように」

重い溜息とともにスマホを閉じ、私は再び吊り革を握り直しました。

会社に着いても、あの時の強引な振る舞いが頭から離れず、心には小さなトゲが刺さったままの朝でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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