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「打ち切りになりました」連載漫画、たった2週間で“掲載終了”へ…「この先も読みたかった」SNS悲痛の声

  • 2026.3.14

元高校球児が高3の春から高校演劇の世界に入っていく姿を描き、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載されていた漫画『ゲキドウ』が、約9ヶ月半、全35話をもって完結(打ち切り)となることが発表されました。ネーム原作を担当した作者が公式X(旧Twitter)に投稿した、商業漫画の厳しさを生々しく綴った文章が大きな反響を呼んでいます。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

第1巻発売からわずか2週間での宣告

本日をもって、『ゲキドウ』は打ち切りになりました。ネーム原作を担当していました。(後略)
出典:『ココカコ/メッタメタ感情まみれ定食』Xアカウント(2026年3月12日(木)投稿より)

作者の投稿によると、打ち切りの理由はシンプルに「コミックスが売れなかったから」だといいます。驚くべきは決定までのスピードで、第1巻を発売して2週間と経たないうちに担当編集の口から「打ち切り」という言葉が出始めたとのこと。「ここからなんだよ!」と編集にすがりつきたい気持ちになった作者でしたが、自分以上に悔しがる担当編集の意気消沈っぷりを目の当たりにし、これ以上足掻いてもどうしようもない絶対的事実なのだと心に染み込んでいったと明かしています。

「支払うべきコストが未払い」エンタメの厳しさと全話無料公開

「勝ち負けの呪い」について描いている漫画が打ち切りになるという事態を「客観的にかなり面白く、ポエティック」と表現しつつも、作者は自身の力不足を冷静に分析しています。

(前略)最後満足できるだけじゃダメなんだ。掴みからオチまでずっと読者の心を掴まないといけない(後略)
出典:『ココカコ/メッタメタ感情まみれ定食』Xアカウント(2026年3月12日(木)投稿より)

という漫画界の鉄則に心の底から腹落ちし、『ゲキドウ』は漫画として支払うべきコストが未払いになっていたからこそ、お金を頂くに至らなかったのだと真摯に振り返りました。

それでも、自身でも「面白い」と確信し、高い熱量で応援してくれた読者がいたこの作品をより多くの人に読んでほしいという思いから、作者は最後にわがままを言い、ヤンジャン+にて1週間限定での「全話無料公開」に踏み切りました。

SNSでは「ゲキドウ大好きでした」と惜しむ声が続出

連載の裏側やクリエイターとしての苦悩、そして作品への愛が詰まったこの赤裸々な投稿に対し、SNSでは温かいコメントが次々と寄せられています。 無念の打ち切り報告に「この先も読みたかった」と終了を心から惜しむ声や、作品が放っていた確かな熱量に対して「ゲキドウ大好きでした」「毎週本当に楽しみにしていた」と感謝と愛を伝える読者が続出しています。また、厳しい現実を受け止めながらも「打ち切りって、やっぱり面白いと思います」と次回作へのエネルギーに変えようとする作者の姿勢に、多くの人が胸を打たれたようです。

なお、最終巻となるコミックス第3巻と第4巻は4月17日(金)に同時発売され、今回の投稿以上に具体的で濃い「あとがき」が収録されるとのことです。


※記事は執筆時点の情報です