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週4日来店する40代男性客→「店にとってありがたい」はずが…ある日、美女ホステスに放った“思わぬ一言”に「ノリでは許されない」

  • 2026.3.24

現役ホステスとして年間1,000人以上のお客様をお迎えし、夜の社交場で「人の本音」に触れ続けている私が、実体験から学んだことをお伝えします。
礼儀正しくて気前もよく、店としても大切にしたい常連客なのに、なぜかキャストの間では少し緊張が走る席についてのお話です。
夜の店で働いていると見えてくる、「また会いたいと思われるお客様」と「なぜか少し気を使うお客様」の違いについて、実体験をもとにお伝えいたします。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

週4日来店の常連客は高級時計にスーツを着こなす40代男性

そのお客様は、40代後半の男性で、いつも高級時計にカチッと決まったスーツを着こなされていて、多い時には週に4回ほど顔を出してくださる常連客。高いお酒も入れてくれて、来店すればそれなりに売上も作ってくれる。

気前がよく、場を盛り上げようとしてくれるタイプで、夜の店にとっては、正直とてもありがたい存在で、大切にしたいお客様の一人なのです。

ありがたい常連客のはずが…

ただ、不思議なことに、その人の席に着くと少しだけ空気が変わるのです。
「今日はどのキャストがつくんやろ」と、ほんの少しだけ緊張が走るような感覚。

何か大きなトラブルを起こすわけでもないし、急に怒るようなタイプでもありません。
しかし、席に着くキャスト側が、どこか気を張ってしまう微妙な空気があるのです。

30代前半の美女ホステスへ“思わぬ一言”を放つ…

その理由は、会話の中で放たれる「容姿」に対する指摘…
常連客の男性は、場を盛り上げようとしてキャストの容姿をいじることが多く、ほぼ毎回同じような流れで誰かがいじられるのです。

その日は、30代前半の美意識が高くお喋り上手なキャストと私が席に着きました。

席に着くなり、そのお客様が一言。

「今日も鷲鼻とシジミみたいな目して。」
「前見えてる?」
「鼻、整形失敗したの?」

ご本人としては、会話の中の「ノリ」のつもりなのかもしれません。
しかし、目が笑っていないように感じる瞬間があったり、いじり方が少し強かったりすると、席の空気はぎこちなくなります。

もちろん悪意があるわけではないのでしょう。
ただ、その場にいる側は「どう返せばいいだろう」と考えてしまい、自然に会話を楽しむ余裕が少しだけ減ってしまうのです。

「一緒にいる人がどう感じるか」を考えられることが大切

高いお酒を入れてくれるお客様は、もちろん店にとってはありがたい存在です。
しかし、いくら気前がよくても、容姿いじりや強めのツッコミが続いたり、目が笑っていないように感じる瞬間があったりすると、席に着くキャスト側はどこか気を張ってしまいます。

夜の店でも人気なお客様は、高いお酒を入れるかどうかよりも、「一緒にいる人がどう感じるか」をさりげなく考えられる人。
場の空気づくりがとても自然です。そんなお客様の席では、キャストも自然とリラックスして会話を楽しめるものです。

人間関係を決めるのは“空気のつくり方”と“相手へのリスペクト”

この仕事をしていて感じるのは、人間関係の構築が上手な人は「場の空気のつくり方」が自然であると思います。
また、どのような関係性でも「相手へのリスペクト」を感じられることが重要だと思います。

相手をいじることで笑いを取ろうとする人もいれば、安心できる会話で場を和ませる人もいます。
どちらも場を盛り上げようとする気持ちは同じでも、受け取られ方は大きく変わります。

恋愛でも仕事でも同じですが、人との関係は「何をしてもらったか」だけではなく「一緒にいる時間がどんな空気だったか」「どのような扱いをしてくれたか」で決まるものだと思っています。
ホステスの世界でも、キャストが「また会いたい」と思うお客様は、気前の良さよりも「一緒にいて自然体でいられる空気を作れる人」であり「相手へのリスペクトを忘れない人」であることが多いです。

だからこそ、相手を楽しませようとする気持ちと同じくらい「相手がどう感じるか」を想像すること。
その小さな配慮こそが、人間関係を長く心地よく続けるポイントなのかもしれません。



文:MOMO/ライター
現在まで15年間ホステスとして働く関西在住のアラフォー女性。年間およそ1,000人以上のお客様を接客し、リアルな言動に触れている。柔和な雰囲気から年齢・性別問わず多くのお客様から恋愛相談を受け、アドバイスを送っている。ホステスの傍ら、ダンスの講師としても活躍中。
※記事内の写真はイメージです。