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【中谷美紀さんインタビュー】40代の振り返り&デニムとニットのおしゃれ【インタビュー前編】

  • 2026.2.4

シンプルなニットとデニムに身を包んだ中谷美紀さん。飾らない装いのなかに、成熱した女性ならではの凛とした美しさが宿ります。 今の自分に本当に必要なものを選び、軽やかに暮らす一そんな彼女の価値観が、冬のベーシックスタイルにも自然と溶け込んでいました。


白シャツのレイヤードでいつものカジュアルに凛としたエッセンスを

ヴィンテージ加工を施したやわらかなデニムスカートにニットとシャツを重ねて。「年齢とともにカジュアルな装いこそさじ加減を意識するようになりました。クリーンな白でそろえたトップスや革小物のカチッとした存在感のおかげで崩しすぎないほどよいバランスに」

タートルニット3万9600円(コラム/エストネーション) シャツ4万9500円(サヴィルサヴィ) デニムスカート1万1000円(リーバイス®/リーバイ・ストラウス ジャパン) ベルト1万3200円(ガリャルダガランテ/ガリャルダガランテ 青山店) シューズ13万9700円(セルジオロッシ/セルジオロッシ ジャパンカスタマーサービス)

インディゴのマリンパンツが新鮮!小粋なフレンチカジュアル

中谷さんの定番ボトムのひとつ。マリンパンツがデニム素材でお目見え。「主張しすぎないボタンがいい感じでずっと長く愛用できそうなパンツですね。ニットの上からカーディガンを巻くと抜け感が出て気分にフィット。ベレー帽も好きで、たまにかぶります」

肩にかけたカーディガン2万6400円、半袖ニット2万4200円(ともにエストネーション)セーラーパレルレッグデニムパンツ5万5000円(ハイク/ボウルズ) ハット1万8700円(ボルサリ一ノ/中央帽子) ピアス5万2700円(トムウッド/トムウッド 青山店) シューズ13万5300円(セルジオ ロッシ/セルジオロッシジャパンカスタマーサービス)

ハイゲージの滑らかさと生デニムのストイックさが絶妙なコンビネーション

肌触りのよいポロニットに堅実な物作りを感じるリジットデニムのジャケットをさりげなく羽織って。
アーティスクエアのアクセサリーがニットとデニムの魅力を引き立てます。濃紺のピンストライブのパンツも颯爽とした空気感を呼び込んでくれそう」

デニムジャケット3万9600円、パンツ5万5000円(ともにハイク/ボウルズ)ポロニット5万2000円(ジョンスメドレー/リーミルズ エージエンシー) ピアス5万2700円、チョーカー22万3900円、リング41万1000円(すべてトムウッド/トムウッド青山店)

中谷美紀さんインタビュー(前編)「遠くに手を伸ばさなくても、すぐそばにしあわせがある」

つい先日、記念すべき50才のお誕生日を迎えられた中谷美紀さん。振り返ると、40代はどんな10年だったのだろうか。
「若い頃、パリで暮らした時期がありました。パリでは、年齢を重ねたマチュアな女性たちが堂々とされていて、若者には到底入ることのできない境界があると感じていました。当時は、そんな大人たちの特権に憧れ、早く年齢を重ねたくて仕方がなかったです。40代は、ずっと自分が恋焦がれていたもの、好きなものに近づけたような気がしますし、人目をはばからずにやりたいことに向き合えるようになったのではないかと思います。だからこの先も、年齢を重ねていくことがとても楽しみです」結婚を機に拠点を海外に移し、キャリアもプライベートも一層成熟味を増している。そんな独自のライフスタイルを営む中谷さんが、今憧れる女性像とは。
「近所にとても素敵な元バイオリニストのマダムがお住まいです。普段お見かけする時は、畑仕事のための動きやすい服装ですが、いざコンサートに出かける際はきれいなお洋服をお召しになって、そのギャップがとても魅力的なのです。古いお家をプロの手を借りながらもご夫婦で改装なさったり、ケラー(地下貯蔵庫)もご自分たちで穴を掘って煉瓦を並べて作られたり、そういった質素かつ豊かな暮らしぶりが本当に素敵。何より、いつもしあわせそうにしていらっしゃるのですよ。リタイア後も生涯をかけてクリエイティブであり続ける姿に、憧れの念を抱かずにはいられません」


中谷美紀 なかたにみき
1976年1月12日、東京都生まれ。93年、テレビドラマ「ひとつ屋根の下」で俳優デビュー。以降、数々のドラマ、映画、舞台等で活躍。2018年、ドイツ人のヴィオラ奏者との結婚を機に、拠点をオーストリアに移す。著書「オフ・ブロードウェイ奮闘記」「文はやりたし」も好評。

※GLOW2026年3月号より

撮影=伊藤彰紀<aosora) スタイリング=田中雅美 ヘア&メイク=下田英里 ネイル=川村倫子 取材・文=土谷沙織

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