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大人気ドラマ“迎えた最終回”に「えっ、これで終わり?」疑問の声も…「期待しかない」“念願のお知らせ”に相次ぐ歓喜

  • 2026.2.10

ドラマや映画の世界では、かつて多くの人を魅了した名作が、思いがけない形で蘇ることがあります。今回は、そんな中から"続編が話題になったドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)をご紹介します。警察学校の教官として知られる風間公親が、まだ現場に立つ刑事指導官だった頃を描いた本作。新人刑事たちと向き合う過酷な捜査の中で明かされていく、彼の冷酷さの原点と、心に刻まれた過去とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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日本ジュエリーベストドレッサー賞 授賞式 北村匠海 (C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ 『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)
  • 放送:2023年4月10日 - 2023年6月19日
  • 出演:木村拓哉(風間公親 役)ほか

教場Ⅱ』のラストで明かされたのは、風間公親(木村拓哉)の右目の義眼が、捜査中の襲撃によって負った傷だという事実でした。

ただし、彼を襲った犯人の正体や、警察組織に対して強い憎しみを抱くようになった理由までは描かれていません。今作では、その空白に踏み込み、風間がなぜここまで冷酷な人物になったのか、その過程が丁寧に描かれています。

舞台となるのは、風間が警察学校の教官になる以前の時代。新人刑事の育成を任される"刑事指導官"として、彼は現場に立っていました。

経験の浅い若手刑事たちは、風間公親とバディを組まされ、実際に起きた事件の捜査に同行しながら、刑事として必要なスキルを叩き込まれていきます。刑事仲間はそれを"風間道場"と呼んでいたのですが、そんなある日――。

鬼教官・風間公親の前日譚

フジテレビ開局65周年特別企画として制作された本作は、木村拓哉さんが主演を務めた大ヒットSPドラマ『教場』シリーズのエピソードゼロにあたる物語です。

木村さんにとってはドラマ『HERO』第2シリーズ以来、実に9年ぶりとなる「月9」枠での主演作。通常の連ドラとは異なり、十分な準備期間を経て撮影されるなど、規格外のスケールで制作されました。

物語の舞台は、冷徹な教官・風間公親が誕生する以前の「神奈川県警察本部刑事部捜査第一課」です。現場で新人刑事を鍛え上げる独自の育成システムは、いつしか「風間道場」と呼ばれるように。

その過酷な現場に集められたのが、赤楚衛二さん、新垣結衣さん、北村匠海さん、白石麻衣さん、染谷将太さんといった新人刑事たち。今のエンタメ界を牽引する豪華俳優陣が、木村拓哉さん演じる風間と真正面からぶつかり合いながら、刑事としての覚悟を叩き込まれていきます。

さらに、事務員役の堀田真由さんや、風間の“裏のバディ”として9年ぶりにドラマ出演を果たした坂口憲二さん、そして因縁の犯人役として森山未來さんが登場するなど、脇を固めるキャストも実力派揃いです。

原作・長岡弘樹さん、脚本・君塚良一さん、演出・中江功さんというシリーズを築き上げた鉄壁の布陣に加え、シリーズ初となる主題歌をUruさんが担当したことでも話題となりました。

「僕は、刑事になれませんか?」SNSが震えた北村匠海の名演

本作の大きな見どころは、単なる刑事ドラマの枠を超えた「教育」と「生存」のドラマです。

2020年、2021年のSPドラマで視聴者を震え上がらせた“鬼教官”風間公親。その誕生前夜を描く本作では、「風間道場」と呼ばれる現場での育成システムを通じ、新米刑事が風間という高い壁にぶつかり、自らの未熟さや、誰にも言えない私生活の秘密・トラブルまでもが見透かされていく様子が、冷徹なまでに美しく描かれます。

特に印象的なのは、犯人を追い詰めるロジックの鋭さと、それを新人に「気づかせる」風間の教育手法です。安易に答えを求めようとする新人を「ここは教場ではない」と突き放し、自ら考えさせ、現場に潜む違和感を見逃さない観察眼を養わせるプロセスは、視聴者に対しても「真実とは何か」を厳しく問いかけます。

重厚な音楽と硬質な映像美が相まって、一話たりとも目が離せない緊張感が持続する、まさに大人向けの極上ミステリーに仕上がっています。

また、本作を語る上で欠かせないのが、新人刑事・遠野章宏を演じた北村匠海さんの存在です。遠野は、警察学校長・四方田(小日向文世)から直々に推薦された優秀な成績の持ち主であり、刑事への熱意に溢れる“希望”そのもののような存在として登場。

物語の核となる「風間の義眼の謎」に深く関わる重要な役割を見事に果たしました。

特に、物語の転換点となる“雨の惨劇”での熱演は圧巻。千枚通しで首を刺されるというあまりにも凄惨な悲劇を経て、最期に意識を取り戻した際に遺した「僕は、刑事になれませんか?」という問いは、多くの視聴者の涙を誘い、SNSでも「北村匠海の演技が凄い」「切なすぎる「何度観ても号泣」「一生忘れられない」と大きな反響を呼びました。

風間公親という人物の原点に触れたとき、これまで見えていた姿がまったく違って見えてくる。本作は、そんなインパクトを残す一作です。

未完で終わった最終回――数年越しの決着へ

本作の物語は、テレビ放送の最終回をもって完結したわけではありません。むしろ、「続編への期待」は、本作を語る上で欠かせないピースとなっています。

最終回では、風間の右目を奪い、遠野刑事(北村匠海)を死に至らしめた因縁の犯人・十崎波琉(森山未來)との決着がつかないまま幕を閉じました。

特にラストシーンで再び十崎が姿を現し、「妹はどこだ……?」と謎めいた言葉を残して終了した展開は、視聴者を混乱の渦に巻き込みました。SNSには「えっ、これで終わり?」「伏線回収ができていない」といったコメントが殺到。

その後に放送された「特別編」も、事務員の伊上幸葉(堀田真由)がブロックミニチュアでこれまでの事件を振り返るという内容で、肝心の謎解きはさらに先送りされることとなりました。

そんな中、ついにシリーズ完結編となる映画版が、前編『教場 Reunion』(Netflix世界独占配信中)、後編『教場 Requiem』(2026年2月20日劇場公開予定)の2部作で公開されることが発表されます。

残された謎、回収されなかった伏線、そして十崎との最終決着。これらすべてが、2026年に公開される映画版へと繋がる布石だったのです。映画版には、新垣結衣さん、白石麻衣さんら歴代の「風間道場」卒業生も再集結します。

この待望のニュースに、「待ってました!」「すごく楽しみ」「期待しかない」と歓喜の声が広がりました。

テレビドラマで視聴者の心を掴み、あえてモヤモヤ感を残したまま、数年越しの映画で完結へと導く――。その大胆かつ計算され尽くした構成は、まさに「続編が話題になったドラマ」と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です