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「なんであいつの方が!」同じ仕事なのに“13万円”の給与激差。理不尽に手当をつける社長を、キレた部下が“ハメた”話【マジクソかんぱにー

  • 2026.2.19

ここ数年、企業のSNS活用が活発化しています。会社の公式アカウントを運営している方や、業務の一環として個人的にアカウントを作って投稿している方も多いのではないでしょうか?しかし、もしSNSの投稿実績が業務成績や給与に”反映されすぎる”制度が導入されたら、職場はどうなってしまうのでしょう?

実際の体験談をもとにしたショートドラマを配信する「マジクソかんぱにー」の『投稿賞与』は、そんな「SNS手当」をテーマにした作品です。

【投稿賞与】新しい手当をつけた末路…#ショートドラマ

「Xやってね!」社長が突然SNS手当を導入

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@buzzdrama0617

ある日のオフィス。社長がいきなりサングラスをかけ、ノリノリのテンションで社員たちに告げました。

「はい、みんな今日からXやってね〜!バンバン会社の宣伝よろしくぅ!」

突然の宣言に、デスクでパソコンを叩いていた梶原が怪訝そうな顔で顔を上げます。

「それって強制ですか?」

梶原の疑問はもっともです。ただでさえ通常業務で手一杯なのに、SNSの運用までしないといけないなんて。できればやりたくないのが本音でしょう。

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しかし、社長は待ってましたとばかりに不敵な笑みを浮かべました。

「投稿は個人の自由だけど、ちゃんと特別手当もつけるよ。フォロワー1,000人で1万円、1万人で5万円。投稿に1万『いいね』がつけば、さらにプラス1万!」

SNS手当!フォロワー数と「いいね」数に応じて、給与に上乗せされるというのです。女性社員の新実と白石は喜びの表情を浮かべ拍手しました。俄然やる気になったようです。

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社長は続けます。

「あ、全然無理しなくていいから。フォロワー100万とかになったら逆に困るしぃ!よろしく!」

軽快に去っていく社長。白石と新実は社長の冗談に「それは無理ですよね…」と笑いました。

100万フォロワーなんて、そう簡単に達成できるものではありません。2人はリラックスした様子で、さっそく「SNS投稿」という新業務を楽しみにし始めているようです。

新実の方が13万円も高い!給与明細を見て愕然

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後日。梶原は楽しそうに自撮りする女性陣を横目に、苦々しい表情で業務に取り組んでいました。

「ちゃんと真面目に仕事しろよ…くそ」

彼は、通常の業務よりもSNSに力を入れる同僚たちの姿に、どうにも納得がいかないようです。

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その少し後、梶原が大きなダメージを受ける決定的な瞬間が訪れました。複合機で印刷した給与明細を手に取ったところ、一緒に新実の給与明細もついてきてしまったのです。

そこに印字された数字を観て、梶原は目を疑いました。

自分の基本給は25万円。それに対し、新実の基本給は38万円。なんと、13万円も差があったのです!2人の年齢やポジションはほとんど変わらないのに…これはどういうことなのでしょうか?

「なんであいつの方が給料高いんだよ!」

梶原の怒りは限界に達しました。彼は給与明細を握りしめ、社長のデスクへ向かいます。

「仕事中にTikTok撮るのが業務!?」梶原の不満が爆発

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「社長、さすがにこれは…!」

梶原は給与明細を社長のデスクに叩きつけました。しかし、社長は涼しい顔で答えます。

「今の時代、SNSは立派な業務だろ?」

社長にとって、SNSでの発信は会社の宣伝活動。れっきとした仕事なのです。

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しかし、梶原は納得できません。

「仕事中にTikTok撮ったり、自撮り撮ったりするのが、ですか!?」

確かに、梶原の目には、白石や新実が遊んでいるようにしか見えなかったのでしょう。真面目に仕事をしている自分より、SNSに投稿している彼女たちの方が給料が高い…これでは不公平だと感じるのも無理はありません。

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そんな部下に、社長は冷静に反論しました。

「現に、白石や新実のおかげで、会社へのアクセス数も増えてんだよ」

データとして成果が出ている以上、社長の判断は間違っていないのかもしれません。しかし、梶原の怒りは収まりません。

「だとしても、真面目に頑張ってるこっちが馬鹿馬鹿しいじゃないですか!それに、男性より女性の方がフォロワー増えやすいんですから!」

梶原の主張にも一理あるかもしれません。確かに、SNSでは女性の方がフォロワーを獲得しやすい傾向があるという声もあります。しかし、社長は険しい表情で警告しました。

「お前なぁ、そういう発言、気をつけたほうがいいぞ?今は男と女を比べたら、すぐ炎上すんだから」

梶原の炎上投稿がバズって大逆転!?

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それから少し後。社長のもとに、新実が慌てた様子で駆け寄ってきました。

「炎上してるかもしれません…」

新実の手にはスマートフォンが。画面を覗き込んだ社長は、驚いた様子で反応しました。

「マジか」

新実は申し訳なさそうに続けます。

「これ、元が梶原さんの投稿なんですよ」

梶原の投稿が炎上している!?いったいどういうことでしょうか。社長は急いで対応に向かいました。

「じゃあ俺、ちょっと言ってくるわ」

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社長が梶原のいるデスクスペースへ向かいます。

「梶原!お前、変な投稿すんなって」

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社長の手にするスマートフォンの画面には、梶原がSNSで投稿したポストが表示されていました。社内でSNS投稿用の撮影に励む新実と白石の写真に「会社の日常」という言葉が添えられており、「#SNS手当目的の女達」というハッシュタグがついています。

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しかし、焦る社長に向かって梶原は平然とした様子で答えました。

「変な投稿って…ただ、社内の様子をアップしただけじゃないですか。あ、それともウチって変でした?」

確かに「SNSは立派な業務」と言ってしまった手前、仕事中に撮影をしていることを「変」とは言えません。社長は言葉に詰まりました。

「いや、変ってわけじゃ…」

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梶原は不敵な笑みを浮かべながら、告げました。

「フォロワーも5,000人いったので5万円。それと、その投稿も3万『いいね』ついてるんで、3万円お願いしますね」

炎上投稿で一気にフォロワーを獲得し、大量の「いいね」を稼いだ梶原。彼は見事に逆転したのです。社長は言葉を失い、立ち尽くすしかありませんでした。

SNS手当制度の光と闇

会社の宣伝になるSNS活動を評価するのは理にかなっていますが、真面目に働く社員が報われないと感じてしまうのも事実。そして、梶原のように炎上投稿で復讐しつつ稼ぐという手段まで生まれてしまう…『投稿賞与』は、SNS時代の働き方の難しさを描いた作品でしたね。

SNSをどう業務に取り入れていくのかという問題は、思っている以上に複雑なのかもしれません。



紹介作品

コンテンツ提供協力

  • マジクソかんぱにー(YouTube

かつての体験談をもとにしたショートドラマを多数発表しているクリエイター集団。上司と部下、それぞれが抱える苦悩や葛藤など、社会人なら誰もが共感できる作品が高い評価を得ています。

 



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