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女性「いつも私が決めてばかり」婚活デートで「どこでもいいよ」連発の男性→言葉の裏に隠された“気持ち”とは?

  • 2026.1.31
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

「どこでもいいよ」は優しさのつもりでも、相手には「全部こちら任せ」に聞こえることがあります。
デート提案ができない男性に起きていたのは、センス不足ではなく「外したくない」という怖さでした。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。

ある日、交際相手の女性を担当している相談所から、私のところに連絡が入りました。

「女性会員が面談で、『いつも私が決めてばかりなので、次は男性側から行き先を提案してもらえたら嬉しい』と話しております。」
本人に確認すると、男性会員は落ち込んだ顔で言いました。

「丸投げしているつもりはないんです。相手の希望に合わせるのが一番いいと思っていて…」

「提案してほしい」と言われて初めて気づいた

彼は物静かで穏やかなタイプです。
相手を喜ばせたい気持ちは強いのに、それ以上に「外す」ことが怖い。

関係を大切にしたいからこそ、失敗して空気を悪くするのが嫌で、無難な方へ寄ってしまうのです。

結果として、提案を求められるたびに「どこでもいいよ」「任せるよ」と返していました。
彼の中では、それが一番角の立たない優しさだったのです。

提案できない理由は、センスではなく不安だった

彼には、お出かけデートの経験が多くありませんでした。
お互いインドア寄りで、外で何をしたら楽しめるのか想像がつきにくい。

だからこそ、提案が必要な場面ほど怖くなる。頭の中では、同じ不安が回っていたそうです。

「何時間くらいなら負担にならないだろうか」
「どんな場所なら喜んでくれるだろう」
「提案して、つまらなかったらどうしよう」

正解が分からないから、決めない方が安全。そんな思考が癖になっていました。

女性側から見ると「やる気がない」「興味がない」と映りやすいのですが、本人はむしろ真剣で、失敗しないことに意識が寄りすぎてしまっている。

怖さが強い人ほど、相手のために考えているのに、表に出るのは“任せる”になってしまうんですよね。
ただ、決めないことは相手に決めさせることでもあります。
優しさのつもりが、相手の負担になってしまうこともあるのです。

「一緒に決める」は2択と時間設計でできる

彼に伝えたのは、提案はセンス勝負ではない、ということでした。

必要なのは立派なプランではなく、相手が選びやすい形を出すことです。
たとえば候補は2つで十分。

「次はカフェで軽く話すのと、ランチでゆっくりするの、どっちが時間の都合がいい?」
「駅近の和食とイタリアンで迷ってる。気分はどっち?」

この時、候補の基準もひとこと添えると安心感が出ます。

「歩き疲れない距離にしようと思って」
「混みすぎないところがいいかなと思って」

また「まず2時間くらいでひと区切りにして、余裕がありそうだったら少し散歩しよう」など、自分の中で柔軟性のあるプランを用意しておくと不安が減ります。

そしてもう一つ、男性にとって効くのが「予約だけ」「調べるだけ」など、役割を小さく持つこと。
全部を決めなくても、関係は十分前に進みます

「合わせる」より「引き受ける」で関係は軽くなる

その後、彼は少しずつ変わっていきました。
次のデートでは、彼は「美術館と水族館、どっちがいい?」と2択を投げることができた。

相手は「じゃあ水族館!」と即答してくれて、会話も弾んだそうです。

彼はこう言いました。
「自分が決めなきゃ、じゃなくて、一緒に決めるんだと思ったら楽になりました」
「外したらどうしよう、より、相手が選びやすい形にしよう、に意識を変えたら気が楽になりました」

合わせること自体が悪いわけではありません。
ただ、合わせ続けると、相手に任せ続ける形になってしまうことがあります。

外すのが怖い人ほど、まずは小さく引き受ける。2択のボールを投げる。
それだけで、「一緒に進める人だ」という安心感が残りやすくなります。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。