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女性「2人ともいい人で決められない」と言っていたけど…年収800万円の彼をお断りしたワケ→1通のメッセージが決め手だった

  • 2026.1.30
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

同じように優しく見えた2人の男性。

彼女の最終的な決め手は、熱で寝込んだ日に届いた「一言」と「距離」でした。
年収では測れない“安心の出し方”が見えた、仮交際の現場エピソードです。

結婚相談所で仲人をしているテイカです。

仮交際の面談で多いのが「2人ともいい人で決められない」という相談。

条件で答えが出そうでも、気持ちが追いつかない。
そんな迷いが、思わぬ出来事でほどけたケースがあります。

条件では傾くのに、決めきれなかった

女性会員はほぼ同じ時期に2人の男性と仮交際をしていました。

Aさんは38歳、大手企業勤務で年収800万円。身だしなみも会話もスマートで、段取りも上手。一緒にいると楽しい人でした。

Bさんは35歳、年収は平均的。派手さはないけれど誠実で話しやすく、彼女は「安心する」と言っていました。

面談で彼女は「将来を考えると年収も大事ですよね」と言いながら、「でも、どちらも嫌じゃないんです」と困ったように笑っていました。

それぞれデートを重ねても、どちらにも大きな違和感がなく、穏やかに過ごせていた。むしろ会う回数が増えるほど、断るのが難しくなっていったそうです。

だからこそ、決める作業だけが重たくなる。
さらに彼女は「片方を選ぶ=もう片方を傷つける」ように感じやすいタイプでもありました。

帰り際に残った、小さな引っかかり

2人ともデートの帰りは改札まで見送ってくれます。

ある日ふと振り返ると、Bさんはそのまま立っていて、目が合うと笑って手を振ってくれたそうです。

一方Aさんはもう背中を向けて歩きながらスマホを見ていました。

彼女は「気にするほどじゃないんです。でも、何か引っかかって」と。
大きな不満ではないのに、感覚として残る。並行していると、こういう小さな差が後から意味を持つことがあります。

高熱の日に届いた2通と、猫の動画

そんなある日、彼女が高熱で数日動けなくなりました。

体調不良で予定を延期したいと2人に連絡すると、Aさんからはすぐに「お大事に。回復したらまた食事に行きましょう」と丁寧な返信が来ました。文面は整っていて、相手に負担をかけない距離感です。

続いてBさんからは「大丈夫?何か必要なものある?無理しないで」

その後も短く「今日は少し楽?」「水分取れてる?」と様子をうかがう連絡が来て、さらに「実家の猫なんだけど、かわいく撮れたから見てみて」と写真や短い動画まで送られてきたそうです。

「一人暮らしで心細かったけれど、和ませようとしてくれたのが嬉しかった」彼女はそう話していました。

決め手は丁寧さより「安心の出し方」

決して、Aさんが冷たいわけではありません。
仮交際なら、踏み込みすぎない距離感を心地よいと感じる人もいます。

ただ彼女にとっては、弱っている時に「今どうする?」という空気があるかどうかが大きかった。

「Aさんは優しいし、ちゃんとしてる。でも、そこで終わった感じがした」
「Bさんは、困っている側に来てくれた気がした」

駅での見送りの違いも、ここで一本の線としてつながったのだと思います。
彼女にとっては、気遣いの言葉そのものより「一緒に対処する姿勢」が、結婚の安心につながったのです。

最終的に、彼女が選んだのはBさんでした。

「条件だけならAさん。でも、体調を崩した日に欲しかったのは丁寧さより安心でした」

条件は大事です。ただ、予定外の出来事が起きた時に相手がどう動くか、どんな距離で寄り添うかは日々の暮らしにそのまま出ます。迷った時ほど、困った場面での距離の取り方を思い出してみる。

現場では、それで決まることが少なくありません。日常の小さな場面に、結婚後の空気が先に出ることがあります。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。