世界のZ世代女子の最新恋愛事情は？　理想のパートナー像やTikTokトレンドをウォッチ

SAFTY LOVE: 多様化した趣味を共有できる安心安全な恋

「ティンダー」がZ世代の理想の彼氏像や彼らが大事にする恋愛のルールの最新調査結果を発表した。理想の彼氏像では、筋肉質な見た目ながら優しくて誠実で少し天然キャラな「ヒンボ彼氏」、SFやゲームなどギークな文化を愛し、『ストレンジャー・シングス』を一気見したりする「オタク彼氏」、BTSのダンスの振り付けを完璧にコピーし、プレイリストを共有したりできる「K-POP彼氏」など。また、恋愛のルールでは、「デート後はすぐにメッセージを送る」「駆け引きもうその演出もいらない」「メンタルヘルスに向き合える人は魅力的」といった項目が上がる。

誠実さと共感性の高さがモテ男のキーワード

海外では「シュレッキング（Shrekking）」と呼ばれる恋愛トレンドも話題。シュレックのような、見た目を少し妥協した相手をあえて選ぶことで、より大事にされたい、振られるリスクを下げたい、というもの。これらから見えてくるのは、刺激よりも安定、支配よりも共感を求める価値観。危険そうな男が愛される時代は終わり、より内面的な誠実さや思慮深さが求められる時代なのだ。

世界のZ世代が今求めるのは、“毒けのない優しさ”！

Z世代の理想の彼氏像

1. ヒンボ彼氏
   筋肉質でルックスはいいが心優しく天然キャラ。
2. ジム彼氏
   一緒にトレーニングできる健康的なパートナー。
3. オタク彼氏
   知識と情熱を共有できると、人気が急上昇。
   
4. アニメ彼氏
   日本のアニメ好きがティンダー内でも人気。
5. K-POP彼氏
   一緒にK-POPの推し活を楽しめる相手。
6. シナモンロール彼氏
   クールに見えて中身は優しいギャップが魅力。

QUIRKY GIRL: 風変わりな自分にも愛を！

孤独なパリジェンヌが、日常に小さな魔法を仕掛けて周囲を幸せにしていく映画『アメリ』が公開されてから24年。アメリはもう孤独ではない。今や同じように自由奔放でちょっぴり風変わりな女性像が世界中で人気を集めている。レナ・ダナム監督のNetflixシリーズ「イカれてる?!」やミランダ・ジュライの新作小説『À quatre pattes』はそのいい例だ。TikTokでも「鏡に映る自分にお辞儀する」「家に向かって“こんにちは”と挨拶する」など、自分の小さな習慣を投稿する「#Quirky」投稿が増加している。

「よりよい自分」より「ありのままの自分」も愛そう。

仏のアートセラピスト、エマニュエル・ジェイによると、「“よりよい自分”を目指す時代は終わり、今求められているのは“ありのままの自分”との協調。長所も短所も奇抜な癖も受け入れることが真の自己受容であり、他人の視線から解放される第一歩」なのだという。ただし、“個性の称賛”が過剰になると、それ自体が新しい同調圧力になりうる。「オリジナルであること」が義務のようになると、「他人とは違う自分」を演出するために苦しむことになる。大切なのは、奇抜さを競うのではなく、遊ぶこと。人に笑われるかもしれないけどやってみたい願望に素直になり、自分と親密になることだ。

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