2025年もっともGoogle検索されたアイテム＆ファッショントレンドTOP10

GoogleがUK版『ELLE』 だけに独占公開したデータによると、2025年に最も検索されたのは「スタイリング方法（How to style）」だった。この内訳からは、年末を迎えた今、ファッションシーンがどこに向かっているのかが明確に見えてくる。

過去12カ月を決定づけたのは、ジョーツやワイドレッグジーンズ、デニムドレスやシャツといった、あらゆるバリエーションで復活を遂げたデニムの人気や、快適さを最優先する装いへの回帰、そして個性を重視したアイテムを取り入れようとする姿勢だった。

彫刻的なフォルムのバレルレッグジーンズの再燃から、レオパード柄への熱狂まで。世界中の人々が必死に着こなしの正解を解読しようとした10のアイテムと、今の私たちのスタイルを形作るトレンドをご紹介。

①ジョーツ

2025年、ジョーツ＝デニムのハーフパンツは単なる“お父さんの服”から、正真正銘のストリートスタイルの定番へと完全な進化を遂げた。そして検索数から明らかなのは、誰もがそのスタイリング方法を知りたがっているということ。シャープなブレザーと洗練されたスリングバックで決める人も、ボンバージャケットとスニーカーでそのルーズな魅力を楽しむ人も、ひとつ確かなことがある。それは、2026年の春もまた、このアイテムを身につけることになりそうだということ。

②ワイドレッグジーンズ

ワイドレッグの波はまだ収まる気配がない。Googleの検索データによれば、ファッションラバーたちは依然として、ボリューム感と洗練されたムードの完璧なバランスを模索しているようだ。ヒントやコツを探しているなら、『ELLE』のデニムスナップギャラリーをチェックしてみて。

③ライトブルージーンズ

ブルージーンズは永遠の定番アイテム。それでもなお、私たちはこのアイテムの新しい着こなし方を模索している。

④レオパードプリントジーンズ

2025年のダークホースとも言えるのがこれ。レオパード柄のデニムが、トレンドサイクルに舞い戻ってきた。「クワイエット・ラグジュアリー」の潮流に対する、反骨精神あふれる選択肢として注目されている。シンプルな定番アイテムと合わせるもよし、全身レオパード柄で攻めるもよし。ファッションを楽しむのに理由なんていらないのだから。

⑤バレルレッグジーンズ

ここ10年でもっとも好みが分かれるデニムのシルエット（もちろん、スキニーの復活を除いて）が、ついに大衆へと躍り出た。好奇心旺盛なファッショニスタたちは、このたる（バレル）のようなフィット感をいかに計算されたスタイルに見せるかを検索している。その秘密はプロポーションにあることを覚えておきたい。

⑥デニムドレス

「デニムドレスの着こなし」という検索ワードは、このアイテムの完全復活を裏付けている。2025年のバージョンは、ミニマルで構築的、そしてミディ丈が気分のよう。

⑦デニムシャツ

デニムシャツはワードローブの頼れる定番だが、2025年の検索数の急増は、その再解釈への欲求を示唆している。タンクトップの上にオーバーサイズをさらりと羽織ったり、テーラードパンツにきれいにタックインしたり、スタイリングの可能性は無限大だ。

⑧アグ

かつて議論を呼んだ「アグ」も、今や冬のワードローブに欠かせない定番アイテム。しかし、この2000年代のクラシックなアイテムを、懐古趣味になりすぎずにどうスタイリングするか、それが今の課題となっている。

⑨オーバーサイズTシャツ

今でもファッションは「快適さ」が最優先事項で、完璧なオーバーサイズTシャツを探す旅に終わりはない。おそらく誰もが認める最も万能なワードローブの定番だろう。2025年は、スリップドレスの下に重ねたり、長袖Tシャツの上に着たり、あるいは心地よいニットと合わせたりと、レイヤードスタイルが鍵となった。

⑩サテンスカート

サテンスカートは一年を通して愛される名品。チャンキーニットやボクシーなTシャツ、レザージャケットと合わせて、2026年まで長く愛用してほしい。