「自分だけは大丈夫と思わずに」この冬は極端な天気による災害・停電への備えを　北海道の天気予報＆気象予報士解説／2025年12月23日更新

北海道のあす24日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の10日間の天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

きょう23日（火）気象台から３か月予報が発表されました。気温、降水量ともほぼ平年並みの月が多いですが、3月の気温は平年より高く、春は早めにやってきそうです。

ただ、期間を通してみれば平年並みですが、低気圧の影響を受けやすくなるため、ここ最近のように、急に暖かくなったかと思えば、一気に真冬の寒さになるなど変化が大きくなります。

また、低気圧による湿った大雪の頻度も多くなるかもしれません。極端な天気による冬の災害、停電への備えをしておきましょう。
自分だけは大丈夫と思わず、防災グッズの確認をしてください。では詳しく見ていきましょう。

10日ほど前に東部では湿った大雪によって停電が発生しました。この冬も注意が必要ですね。
低気圧が通過すると道内どことでも大雪になる可能性があります。天気予報を確認することも「防災」です。こまめに見てくださいね。

あす24日（水）の天気と気温です。
広く雨が降るでしょう。札幌で12月24日に雨が降るのは5年ぶりで、クリスマスイブのお出かけは傘が必要です。最高気温は帯広で0度の他は、5度くらいまで上がります。

函館のクリスマスファンタジーはあさって、25日（木）までです。
あす24日（水）はさらに多くの人で賑わいそうですが、雨が降ります。

あす24日（水）の時間ごとの天気。道央・道南からです。
道南は朝から雨、その他も昼頃から雨が降るでしょう。防水加工の上着や靴が必要です。札幌は朝からプラスの気温です。

道北・空知です。
稚内は昼頃まで雨や雪、その他は午後を中心に雨が降ります。ツルツル路面や水たまりなど路面状況が変わりやすくなるでしょう。

道東・オホーツク海側です。
道東は朝晩を中心に雨や雪、オホーツク海側も夜は雨や雪が降るでしょう。最低気温は北見で今朝より11度も高くなります。

あす24日（水）は雨ですが、週末は寒気が強まり、一部で大雪や吹雪となりそうです。10日間予報もこのあとお伝えします。

稚内は穏やかそうです。あす24日（水）は雨ですが、週末は雪と寒さに注意が必要です。

来年1月2日までの10日間予報、まずは、札幌、旭川、稚内です。
26日金曜から27日土曜は警報級の猛吹雪となるおそれがあります。年末年始は荒れる可能性は低いですが、湿った雪が降るでしょう。

函館、室蘭、千歳です。
26日金曜から27日土曜は警報級の風が吹き、ふぶくおそれがあります。その後は日ざしは少なめでも、割合穏やかに経過しそうです。

帯広、釧路、網走です。
26日金曜は風が強く、一時的に雪も強まるでしょう。27日土曜から29日月曜は晴れますが、元日は曇りや雪となりそうです。

あす24日（水）の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

あすは雨が降りますね。昼頃から雨が降るため、傘を忘れないで下さい。朝から気温はプラスで、歩道はツルツル、車道は水たまりや泥はねと路面状況が変わりやすくなりそうです。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月～金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。

※23日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU