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扱いやすくて助かった!妻の企みに気付かず、まんまと家計管理を一任した夫【帰らない夫】

  • 2025.12.23

アヤノさんは、兄嫁キョウカさんをサポートするために頻繫に実家へ帰る夫トモヤさんに悩みを抱えていました。新婚など関係なく、仕事で忙しい義兄ナオキさんに代わって駆り出されるトモヤさん。一人娘のヒマリちゃんが産まれても変わることはありませんでした。その後、義兄夫婦が離婚することになるとさらに頻度は増え、ヒマリちゃんが高熱を出しても、結婚記念日にも帰ってこなくなりアヤノさんは途方に暮れます。ある日、義母から呼び出されたアヤノさん。嫌な予感がしながら向かうと、突然「トモヤと離婚してほしい」とお願いされます。予想外の提案に、トモヤさんとキョウカさんの不貞を疑うアヤノさんでしたが、「トモヤとそういう関係じゃない」とキョウカさんに面と向かって言われ、頭を混乱させたままその場を立ち去りました。泣きながら家路を歩いていると、アヤノさんのもとに突然電話が。電話口の相手はわかりませんが、アヤノさんは何やら話し込んでいました。その日の夜、今までの出来事が嘘だったかのように明るく振る舞うアヤノさん。トモヤさんが内心ホッとしていると、突然「私もトモヤの実家で同居できないかな?」と提案されビックリ。はじめは渋るトモヤさんでしたが、おいしい条件を付けられると同居を快諾。そして1か月後、義実家での同居生活がスタートしました。アヤノさんは同居早々、トモヤさんにお小遣い制を導入したり、口座のキャッシュカードやクレジットカードを預かったりして、家計管理をし始めたのでした。

すべてはお金を貯めるため!今日から「現金にこにこ払い作戦」決行

ママ広場

ついに始まった義実家での同居生活。表向きは愛想よく振る舞う義母とキョウカさんでしたが、その表情や空気感から、私を迷惑に思っているのは明らかでした。しかし、そんなことはもう気にしません。私は早速、宣言していた家計管理を実行しました。まずトモヤの給与のうち10万円はキョウカさんたちの援助、3万円をトモヤのお小遣いに回して、残りは私たちに。そして、トモヤの口座のキャッシュカードとクレジットカードを没収。仕上げにスマホを取り上げ、不要なアプリをひとつずつ削除していきました。

突然の行動に驚いたのか、「なにしたの?止めてよ」とスマホを取り上げるトモヤ。私はニコリと笑いながら「真剣にお金を貯めるんだよ?だから今日から『現金にこにこ払い作戦』だよ」と言いました。

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「これからは現金払いだけ!だからキャッシュレスで決済できないようにアプリを消したの、あと銀行口座とカードのアプリも」状況が飲み込めずぽかんと口を開けるトモヤに、私はニコッとウインクをしながら説明しました。

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キャッシュカードもクレジットカードも没収されて不安そうなトモヤに、私はすかさず「あっ心配しないで!そもそもトモヤのお金だから必要な時は言ってくれればちゃんと渡すよ、家計簿も見せるし」と笑顔で言いました。しかし、トモヤはまだ納得がいかないようで「で、でも・・・」と渋ります。

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私はトモヤの腕にそっと手を回し、「しばらく任せるって言ってくれたじゃない?試してダメだったらトモヤに任せるから、ねっお願い」と甘えた声で上目遣い。その一撃が効いたのか、トモヤはふにゃりと表情を緩め、「うん、わかった!」と二つ返事で了承してくれました。

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私に久しぶりに優しくされて嬉しそうなトモヤを横目に、泣き出すヒマリを上機嫌であやします。こちらを疑うそぶりも見せず、こんなにもあっさり家計管理を任せてくれるなんて・・・チョロくて扱いやすい、実に良い夫を持ったものです。

義母から離婚を迫られた日にかかってきた電話をきっかけに、まるで別人のように明るく振る舞うようになったアヤノさん。義実家での同居生活が始まっても、義母やキョウカさんを気にする様子なく、それどころか積極的に家計を管理して、何か心境の変化でもあったのでしょうか。それとも、何か大きな計画を企んでいるのでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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