冬のマストアイテム「キルティングジャケット」はレディに仕上げて！かわいいポイントを差し込むのがコツ【ファッジ クリスマスマーケット スナップ】

2025年12月20日（土）・21日（日）の2日間、東京・青山のワールド北青山ビルで開催した『FUDGE Christmas Market（ファッジ クリスマスマーケット）』。

きらきらとしたデコレーションに包まれた会場には、こだわりのショップやフード、体験ブースがずらりと並びました。そんな特別な空間で出会った、ファッションを自分らしく楽しむ人たちをスナップ。色合わせや小物使いにセンスが光るコーディネートから、冬のおしゃれのヒントを探してみて。

01 繊細で上品なエッセンスを随所に。ちょっぴり甘さを加えたクラシカルスタイル

りなさん／25歳・会社員（166cm）

キュートな笑顔が印象的なりなさんは、大ファンだというUMIさんに会いにイベントを訪れてくれたそう。クラシカルなムードを軸に、ほんのり甘さを効かせたスタイリングが目を引きます。主役に選んだのは、《SHINZONE》のキルティングコート。腰まですっぽりと覆う丈感と、Aラインに広がる直線的なシルエットが美しく、正統派な佇まいの中に女性らしさを感じます。

コートの中には、首元に繊細なフリルをあしらった《SHIPS any》のブラウスを忍ばせているのもポイント。シンプルな装いの中に、さりげない甘さを添えることで、クラシカルな着こなしにほどよい抜け感をプラスしています。ボトムは《Tommy Hilfiger》のベージュパンツで、ワークテイストをひとさじ。そこに《ブレディ》のトートバッグを合わせて、色味を統一しつつトラッドなムードを自然に引き寄せていました。

足元には、黒のスエード素材が上品な《niko and》のシューズをセレクトし、全体をやさしく引き締めます。コーディネートのポイントをたずねると、「色味を控えめにして、アクセサリーはゴールドで統一しました」と、手元にきらりと光る華やかさが、品のあるクラシカルスタイルを完成させていました。

02 個性派アイテムは引き算が正解。甘めなピンクを差し色に自分らしさを楽しむグッドガール

田原歩実さん／30歳（156cm）

アーティーな柄が目をひくジャケットをさらりと着こなしていたのは歩実さん。英国ブランド《バブアー》と、ブラジル・リオデジャネイロ発の《FARM RIO》によるコラボジャケットで、トロピカルな柄使いと、ボリュームたっぷりのスリーブが印象的な一着。存在感のあるデザインながら、どこか品の良さを感じさせるのは、歩実さんのアイテム選びのセンスからくるもの。人とかぶらない一着を、自分のスタイルに落とし込むバランス感覚の良さが伝わってきます。

この日のコーデは「クリスマスらしくグリーンを軸に、大好きなパステルピンクを差し色にしました」と歩実さん。華やかなキルトジャケットを引き立てるため、ボトムには《ビューティフルピープル》のデニムをセレクトして引き算。シンプルな佇まいの中にも、幅広の折り返しデザインや青と赤のステッチなど、細部に宿るブランドのこだわりのデザインが大人の余白を感じさせます。

小物は黒でまとめるのが、甘さを程よく抑えるポイント。《MILOS》のレザーバッグと《オニツカタイガー》の黒スニーカーで、全体をきりりと引き締めています。あいにくの雨模様でしたが、パステルピンクの傘がやさしく彩りをプラス。甘すぎない大人のピンクをセンス良く投入し、個性派アイテムと心地よく合わせた一体感のあるコーデはぜひ真似してみたい！

03 キルティング×レザーで素材の変化を楽しむ！冬にトライしたいショートパンツコーデ

ひなさん／公務員（164cm）

ファッジのイベントによく足を運んでくれるという、端正な着こなしが印象的なひなさんをスナップ。この日は、《フリークスストア》のカーキのキルティングジャケットを主役に、レザーアイテムを巧みに組み合わせた異素材ミックスコーデを披露してくれました。ゴールドボタンや、襟・裾にあしらわれたコーデュロイがクラシカルなムードを添え、さらりと羽織るだけで上品な佇まいに。

インナーには《ユニクロ》のボーダーニットをセレクト。アウターの隙間から覗くラインが、コーディネートに軽やかなリズムを生み出しています。ボトムはレザーのショートパンツに、《ABCマート》のロングブーツを合わせ、素材のコントラストで奥行きをプラス。ジャケット、ショートパンツ、ブーツの丈感バランスも絶妙で、すらりとしたスタイルをより引き立てています。

全体は落ち着いたトーンでまとめつつ、《スタイルミキサー》の白のレザーバッグで軽やかなアクセントを。そこに添えられたキティちゃんのマスコットが、きゅんとする遊び心をプラスしていました。「UMIちゃんに会いたくて来ました！」ときらきらとした笑顔とともに、冬のおしゃれを存分に楽しむムードが伝わってきました。

 

photograph_wacci

edit_Nanaho Oki