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「基本、同情されていたい」大泉洋さんが語る“美容ルーティン”や“将来の夢”とは?

  • 2025.12.18

シリアスもコメディも縦横無尽。圧倒的な演技力で心を揺さぶり想像を超える感動や笑いを生み出す、ジャンルレスな活躍をする俳優の大泉洋さんから目が離せない。美ST初登場の今号、インタビュー中、周囲を笑いに巻き込みながらおそらく初出しの美容ルーティンから将来の夢までお伺いしました。

魅力を感じるのは40代、50代の女性。50代で美しい人を見るとカッコいいな、素晴らしいなと思います

お話を伺ったのは……大泉 洋さん

《Profile》
’73年北海道出身。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。北海道テレビ制作バラエティ番組「水曜どうでしょう」出演後、多くの作品で活躍。映画『探偵はBARにいる』『月の満ち欠け』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞。主な出演作に『新解釈・三國志』『浅草キッド』『ディア・ファミリー』『室町無類』など多数。12月に『映画ラストマン-FIRST LOVE-』の公開も控える。今秋主演ドラマ「ちょっとだけエスパー」10/21スタート、毎週火曜よる9:00~9:54※初回は9:00~10:00(テレビ朝日)

スキンケアの最初は、所属する演劇ユニットTEAM NACSの仲間、戸次重幸さんお勧めクリニックで購入したブースター。「『お風呂上がりにすぐ塗ってください』と、なぜなのか詳しくはよくわからないまま、指示通り冷蔵庫保管して、お風呂場から冷蔵庫まで一糸まとわぬ姿で移動し、毎回妻に叫び声をあげられます(笑)」。

その後はシミに効くクリームをON。「ここまででわかるように、こだわりがないんですよ。シートパックねえ、いや、しないな」。それまでは夜に洗顔すらしなかったとか。「妻と出会って、『夜に洗顔しないなんて、人間じゃない』と言われて、『そうなの?』って渋々やり始め、今や洗顔も習慣化しました。肌の変化ねえ、たいして変わってないかもな」。

健康管理はヤクルト400。ヤクルトレディさんから購入している。「必ず夜に飲んで、海外に行くときも日数分持参します。同時にドン引きされるくらいのサプリを飲んでいます」。というのも健康のために通うアンチエイジング系クリニックと鍼灸院のお勧めサプリだから。「効いていると信じて飲んで、忙しくても元気に過ごしていますね」。

今は、まもなく放送がスタートする主演ドラマ「ちょっとだけエスパー」の絶賛撮影中だ。演じるどん底サラリーマン・文太は会社をクビになり“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う完全オリジナルのSFラブロマンスだ。脚本はヒットメーカーの野木亜紀子さん。「野木さんの脚本らしく、笑いもあるんですが、どこか悲しみをたたえているところがあったり……いろんなことを考えたくなる複雑な部分もあって、それでも面白くてスラスラ読めてしまう。さすがだなと思いました。文太はちょっとだけとはいえ、エスパーが使えるこの能力は非常に怖い。僕は絶対欲しくないです」。

仮初めの夫婦としてともに生活をすることになる謎めいた女性・四季を演じる宮﨑あおいさんをはじめ、共演者はとても魅力的で豪華な方ばかり。「早い段階で箱根で泊まりのロケがあったり、プロデューサーのお兄さんのお寿司屋さんにも行ったり。スタッフも交え、みんなで楽しく撮影しています」。

一方で、文太はとても優しい性格。連ドラで穏やかな人物を演じるのは久々だ。「周りに流されたり、人に強く言えないところもあり、気が弱い。僕も意外とそういうタイプです。改めて暗い人間だと思います」。だが、落ち込むことは嫌いではないそうだ。「僕ね、『元気ですね』より、『疲れてますね』と言われる方が好きなんですよ。

基本同情されていたいです。そういうところが変わっています。『大変なんですよ』って愚痴って、ぼやいていたい。でもほとんどの人が迂闊に『元気ですか?』って聞いてくる。必ず『元気じゃねえよ。馬鹿野郎』って言い返します(笑)」。

今年52歳。酸いも甘いも経験し、大人の女性について聞いてみた。「40代、50代の女性がいいですね。私が魅力を感じるのはその年代です。輝き始めるのは早くても30代からじゃないですか。50代で美しい人を見ると、カッコいいなあ、素晴らしいなあ、と思いますね」。

座右の銘は感謝。「中学生の娘に、例えば妻に『ママ、ありがとう』を伝えるように言ってます。身近な人にこそしっかり愛情をもって接するべきだから」。将来的な目標は死ぬまでにマッチョになること。「小学生がパイロットや総理大臣になりたいのと同じレベルで夢として持っています。切羽詰まらないとやらないタイプで、マッチョな役をいただいた方がいいのかな」。意外性のあるユニークなお話に終始盛り上がった。

大泉 洋さんの手は語る

私のファンはとにかく私の手が好きな人が多くて。これがまた厄介。手の吹き替えが効かない。洋ちゃんの手じゃない、とすぐバレるんですよ。というのも現場では手だけのシーンは吹き替えてもらうことが多いから。だから、手のオーディションするんです。なかなか決まりませんね。

《衣装クレジット》コート¥85,800カットソー¥15,400パンツ¥38,500(サバイ)

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。

『美ST』2025年12月号掲載
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) ヘア・メイク/西岡達也(Leinwand) スタイリスト/勝見宜人(Koa Hole inc.) 取材/安田真里 編集/伊達敦子 再構成/Bravoworks,Inc.

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