「短い出番なのに」「確実に心に残った」重要キャラを演じた“期待の俳優”、最終話の“独白シーン”に称賛『スクープのたまご』

2025.12.28

TBS系ドラマストリーム『スクープのたまご』の最終話が、12月23日（火）に放送された。本作は、週刊誌編集部へ配属された新人記者が、「週刊誌は何のためにあるのか」という問いに向き合いながら、葛藤と失敗を重ねて成長していく姿を描いたお仕事ドラマである。

主演を務めるのは、Yahoo!検索大賞2025『ネクストブレイク人物部門』に選出された奥山葵。本作が初主演となる。さらに、連続テレビ小説『あんぱん』などで注目を集める前原滉をはじめ、大倉空人、永岡佑、夙川アトム、赤ペン瀧川ら実力派キャストが名を連ね、話題を呼んでいる。本記事では、最終話の見どころを視聴者の反応とあわせて振り返っていく。

※【ご注意下さい】本記事は番組内容を含みます。

ついに指名手配犯の真実が明らかに

ついに、指名手配中の久保塚（相馬理）が千石社に姿を現す。北浜（赤ペン瀧川）らに迎えられた久保塚は、まどか（崎本紗衣）については記事にしないでほしいと切り出し、彼女との出会いを語り始める。話題が最初の被害者・小宮山春江（土屋いくみ）に及ぶと、久保塚は「面識はない」と強く否定し、自身の無実を訴えるあまり感情を露わにする。そんな久保塚に北浜が「疑いを晴らせる可能性がある」と告げると、彼はこれまでに起きた連続不審死事件の真相を明かし始めるのだった。

この真実を語る“独白シーン”、久保塚を演じた相馬に「悪い顔からの別人キャラうますぎ」「少ない出番でも確実に心に残った演技だった」「短い出番なのに存在感」と、SNSで称賛の声があふれていた。これからの活躍も、期待が集まっている。

行方不明だった女子高生の行方

一方その頃、日向子（奥山葵）は椿（佐藤友祐）とともに、まどか（崎本紗衣）に接触しようと張り込みを続けていた。ついに姿を現したまどかに声をかけ、帰宅を促す日向子だったが、「帰りたくない」と拒まれてしまう。立ち去ろうとするまどかの背中を見つめながら、日向子はある記憶を思い起こす。

週刊千石の事件班が総力を挙げて追い続けてきた連続不審死事件。ついに、指名手配犯への独占インタビューを掲載した最新号が世に送り出される。

久保塚は、青城（古屋呂敏）と今村（小西詠斗）によって事件の犯人に仕立て上げられ、殺人の疑いをかけられていた人物だった。週刊千石の最新号が発売された直後、真犯人である青城と今村はついに逮捕される。

事件の真相

青城は、2人目の被害者・木崎（佐倉花怜）から融資を受けていたものの、結婚を迫られて追い詰められていた。一方、今村は1人目の被害者・小宮山（土屋いくみ）の甥にあたり、仕事の紹介を打ち切られたことから強い恨みを抱いていた。2人はアパレル関係のパーティーで知り合い、それぞれの利害が一致した結果、交換殺人を実行することを決意する。

3人目の被害者・谷岡（藤田悠未）は、今村と小宮山の双方と面識があり、小宮山の死に疑念を抱いていた人物だった。偶然、青城と今村が密会している場面を写真に収めたことで青城を脅迫するが、そのことが仇となり、青城の指示を受けた今村によって命を奪われてしまう。

事件の真相が明らかになり、視聴者からは古屋の役柄に「こういう役もいい」という声や「闇が深い」「最後までドキドキした」など注目が集まった。

週刊千石で働くことに反対していた日向子の母親だったが、娘が懸命に仕事へ向き合う姿を知り、次第に理解を示すようになる。電話越しに励ましの言葉を受け取った日向子は、その声に背中を押され、改めて気持ちを引き締め直した。

「私の瞳は、まだ濁っていないだろうか」そう自らに問いかけながらも、日向子は迷いを抱えたまま、週刊誌記者という仕事と真摯に向き合っていくのだった。

連続不審死事件の真相が明らかになり、日向子は週刊誌記者として大きな一歩を踏み出した。疑い、迷い、それでも真実を追い続ける姿は、本作が問い続けてきた“スクープとは何か”“報じる責任とは何か”というテーマそのものだった。
事件の終幕とともに描かれた日向子のまっすぐな眼差しが、物語の余韻として静かに胸に残る最終回となった。

出典：Yahoo!検索大賞「ネクストブレイク人物部門」が決定！アイドルから芸人まで要注目5組の“活躍ぶり” |Yahoo!ニュース

TBS系ドラマストリーム『スクープのたまご』
毎週火曜深夜0:58〜1:28 ※放送日によって時間変更の場合あり。一部地域を除く