1. トップ
  2. 「1人、蚊帳の外」手も足も出ない展開に…女流3人の“デッドヒート”に巻き込まれた“魔神”、悪夢の一夜

「1人、蚊帳の外」手も足も出ない展開に…女流3人の“デッドヒート”に巻き込まれた“魔神”、悪夢の一夜

  • 2025.12.24
undefined
(C)AbemaTV,Inc

安定感抜群の“魔神”が、ただただ身も心も削られ続けた――。

プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2025-26」12月23日の第2試合。KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)が、今期4着回避率92.86%という驚異的な安定感を誇り、リーグ1位の数字を引っ提げて登板した。しかし、そこに待ち構えていたのは、3人の女流雀士による熾烈な空中戦と、逃げ場のない“ツモの嵐”だった。

試合は起家から渋川、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)、EARTH JETS・逢川恵夢(協会)、BEAST X・東城りお(連盟)の並びでスタート。東1局から、渋川にとっての悪夢が幕を開ける。東1局に東城が1300・2600をツモると、東2局には伊達が4000オール。さらに東2局1本場では逢川が2000・4000を一発でツモり、東3局でも東城が1600・3200をツモ。他3者が代わる代わる高打点をツモり続ける「ツモアガリの連鎖」に巻き込まれ、渋川は目立ったミスもないまま、気づけば素点を大きく減らす展開となった。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

そんな苦境でも、渋川は随所で高い雀力を発揮し、反撃の機会を伺う。東4局では、逢川の仕掛けに対応しつつ、自らも仕掛けてテンパイを入れる。ツモれば三暗刻という勝負手だったが、ここは先行リーチの東城から2000点を直撃して、まずは自身の失点を食い止めた。さらに南2局では、トップを争う伊達と東城が熾烈な仕掛け合いを見せるなか、渋川はドラの6萬を叩き切っての先制リーチを敢行。読みと勇気を駆使した決死のドラ切りで場を制圧しにいったが、無情にも渋川がツモる直前、東城に500・1000をツモられ、勝負手は空を切った。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

オーラス、少しでも素点を回復したい渋川だったが、最後まで彼に勝負の女神がほほ笑むことはなかった。まさかの伊達が仕掛けてテンパイ、逢川・東城がリーチして応戦する試合展開となり、渋川はただ傍観するしかできなかったのだ。結果的に、トップ目の逢川がリーチ・ツモ・赤2・ドラ2・裏2という豪快な倍満をツモりあげ、渋川は1人1万点台を割り込む6,000点の4着で試合終了。逢川の予想外の高打点を親被り、2着から3着に沈んだ東城も笑いを隠せなかった。

undefined
(C)AbemaTV,Inc

熱き女たちの戦いに手も足も出なかった魔神の姿に、SNSでは「1人蚊帳の外…」「今シーズンで一番どうにもならない4着」「何をどうやってもラスるルートしかなかった」といった同情と驚きの声で溢れた。絶妙な押し引きで抜群の安定感を誇る渋川でも、時に麻雀の荒波には抗えない。あまりにも過酷な1戦を終えた屈辱を糧に、次戦でどのような倍返しを見せてくれるのか期待が高まる。

※連盟:日本プロ麻雀連盟、協会:日本プロ麻雀協会


Mリーグ
【12月23日】デイリーハイライト
[配信日時]12月24日(水)
[番組URL]https://abema.tv/video/episode/444-1_s80_p7058

(C)AbemaTV,Inc