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中村雅俊がドラマ撮影に“2時間半の遅刻”→謝罪した【大スター】とは?

  • 2025.12.14
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2024年、シニア向けのトークショーを行った中村雅俊(C)SANKEI

俳優として長年第一線で活躍し、歌手としても数々の名曲を届けてきた中村雅俊さん。明るく柔らかな笑顔とは裏腹に、実はデビュー当時には思い出すだけで冷や汗が出るような“苦い経験”があったそうです。

その相手は、昭和を代表する超大物俳優。はたしてその大物俳優とは誰なのでしょうか? クイズ形式でご紹介します!

遅刻2時間半!中村雅俊さんが語る“昭和の大スター”との緊張の初対面

デビュー前後の中村雅俊さんは、文学座の研究生として多忙な日々を送りながらも、仲間との時間を大切にしていたといいます。そんなある日、プロデューサーの計らいで名作ドラマ『太陽に吠えろ!』に急きょ出演することが決定。

ところが、中村さん本人は「撮影は次の日」と聞かされていたため、同じ研究生たちと徹夜で麻雀に興じていたそうです。結果、撮影当日の朝までカードの行方を追い続けるという、今では考えられないゆるさに包まれたまま朝を迎えることに。

仲間の家にいたため連絡もつかず、ようやく捕まったのは朝10時。大急ぎで撮影所へ向かったものの、門の前では助監督が険しい表情で待ち構えていたといいます。

大幅な遅刻で到着した中村さんをさらに緊張させたのは、誰もが知る“昭和の大スター”の存在でした。寝不足と焦りが重なるなか、初めて顔を合わせたその相手に、まずは謝罪することに。しかし、そこで返ってきた反応が、若き日の中村さんの胸に深く刻まれるほど意外なものだったそうです。

はたして、この人物は誰なのでしょうか?

ヒント…

  1. 昭和を代表する大スターで、名作刑事ドラマのボス
  2. 歌手としても甘い歌声で魅了

「なんて人なんだろうと思った」

答えは……石原裕次郎さんです!

このエピソードは、2024年5月9日に放送されたテレビ朝日系『徹子の部屋』で語られた内容です。

当時の『太陽にほえろ!』といえば、世代を超えて愛される伝説的な刑事ドラマ。撮影所に到着した中村雅俊さんは、まず助監督から厳しい叱責を受けたと明かしていました。その後、緊張で手足が震える中、大スターである石原裕次郎さんのもとへ謝罪へ。「どうもすみませんでした!」と頭を下げた瞬間、裕次郎さんから返ってきたのは、たったひと言。「んっ」という短い声と軽いジェスチャーだけだったといいます。

叱るわけでもなく、表情を変えることもなく、ただ静かに受け止める。その度量の大きさに、中村さんは「なんて人なんだろうと思った」と振り返っていました。さらに撮影現場には、同じ文学座の先輩である松田優作さんも出演しており、後輩の大遅刻により現場の空気がピリつくなか、二人とも緊張で何度もNGを出したという裏話も披露。

黒柳さんから「ちょっとじゃなくて2時間半よ」と鋭いツッコミが入るなど、スタジオでは笑いと驚きが入り混じったトークとなりました。

エピソードを知るとより好きになるかも

若き日の失敗を、落ち着いた表情で朗らかに語る中村雅俊さん。その姿からは、デビュー当時のピュアな情熱と、先輩俳優たちへの深い敬意が感じられます。石原裕次郎さんの器の大きさはもちろんですが、失敗を乗り越えながら成長してきた姿にこそ、長く愛されるスターの魅力が宿っているのかもしれません。こうした知られざる裏話を知ることで、名作ドラマへの思いも一段と深まりますね。