スマホの使い方で困っていたご近所のお爺さんを助けたら…　思いがけない“お礼”に「本当に助かりました」

最近では、「お金以外の豊かさ」や「人とのつながり」に価値を置く考え方が改めて注目されています。便利さを追い求める都会の暮らしとはまた違い、田舎では人と人との距離が近いぶん、日々の中で交わされる小さな助け合いが心に残ることも多いものです。

たくパパ@教育移住 AI活用×自然体験（@manabidori）さんが、「困っていた近所のおじいちゃんを助けたら、驚きのお礼が返ってきた」というエピソードをThreadsに投稿し、「田舎の良さを感じる」「豊かさってこういうこと」と注目を集めています。

いったいどんな出来事だったのでしょうか？

話題の投稿が、こちら！

※下記の日付のリンクからThreadsに移動します

たくパパ@教育移住 AI活用×自然体験（@manabidori）2025年11月22日

「スマホのライトの消し方が分からない」と近所のおじいちゃんが、助けを求めて我が家にやってきました。「オッケー。ちょっと待ってて〜」と、スマホをいじること1〜2分。無事にライトは消灯。おじいちゃんも「ありがとね〜」と帰宅。その後、またおじいちゃんが戻ってきて、卵をくれました。しかも20個以上（笑）田舎は、お金以外のものがぐるぐると回っています。自分たちが出せるものを地域に提供しておけば、それがぐるっと回って返ってきます。

投稿者さんのもとにやってきたのは、スマホのライトを消せずに困っていたご近所のおじいちゃん。

ほんの1〜2分ほどでライトを消すと、おじいちゃんは感謝の言葉を伝えていったん帰宅…と思いきや、しばらくして戻ってきたおじいちゃんの手には、なんと卵20個以上が！

その驚きと嬉しさに、思わず笑ってしまったという投稿者さん。田舎では、お金ではなく作物などが“お礼”としてやりとりされることも珍しくないそうです。

自分ができることで地域に貢献することで、それが自然と循環して返ってくる。そんな田舎ならではの、やさしくてあたたかいエピソードでした。

卵20個に込められた感謝の気持ち。田舎で“貢献が返ってくる”暮らしとは

---嬉しいお返しですね！卵をもらったときのお気持ちをお聞かせください。

卵も買えば高いので、20個以上も本当に助かりました。ちょっとお役に立っただけなのに、こんなに卵をいただくことができて、「次もお役に立てることをしよう」と思えました。地域の他の方からも、大根を大量にいただいていたので、大根と卵を煮たものをヘビーローテーションで食べました。

---親切が返ってくると、得も言われない幸福感がありますね！今回のように助けを求められることはよくあることなのでしょうか？また、おじいちゃんが卵を持ってきてくれたとき、どんな会話がありましたか？

このおじいちゃんに限ったことではないのですが、たまにスマホ操作が分からないなどで、飛び込みで相談に来る方もいます。PCの操作が分からないときは、電話で呼び出されてお宅にお邪魔することもあります。

田舎の小さな地域に住んでいるので、農作物をもらうことが多いです。私たち家族は、作物などは育てていないので、飛び込みで来られても、嫌な顔はせず進んでスマホやPC操作を教えることで地域に貢献するようにしています。貢献しておくことで、あとで巡り巡って、野菜などになって返ってきます。

卵をくれたおじいちゃんは「スマホの操作は、全然分からないからなー。本当にありがとう」とお礼を言っていました。

---投稿者さんは、地域の方々にとってお助け役という認識なのでしょうね！

「これがGDPには表れない豊かさ」共感と知恵が集まる、田舎ならではの循環文化

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

気遣い、親切行為が野菜や自家製の物に変わって交互に行き来する地域通貨になる。田舎の良いところですね。最近では、当てにして冬野菜を作りません。だって大先輩の野菜の方が立派なんですよ。

農家的なところは当たり前にありますね。イイコトしたなという気持ちだけを持って、お礼は期待しないようにしているのがコツです。

これがGDPには表れない豊かさです。

おじいちゃん、それぐらい困ってたって事だね。些細な事もしっかりサポートしてあげて安心した代償がたまご20個分。日本人の良いところ、本来助け合ってまた自分も助かる。

投稿者さんの地域とのつながりと、ちょっとした親切が生んだやりとりに、多くの人が注目した今回の投稿。

お金では測れない「豊かさ」や「人とのつながり」を、日々の暮らしの中でも大切にしたいものですね。

取材協力：たくパパ（@manabidori）さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています