どうやって計算するか覚えてる？「720÷2÷3÷6」→5秒でチャレンジ

2025.12.23

割り算が続けて並んでいる式では、どこから計算するのか迷ってしまうことがあります。

しかし、ちょっとした工夫で計算をすっきり整理できる場合があります。

今回は、複数の割り算を一回の割り算にまとめる方法を紹介します。

割り算が苦手な人ほど、覚えておきたい考え方です。

問題

次の計算をしなさい。
720÷2÷3÷6

まずは自分で計算してみましょう。正しい答えを出せるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「20」です。

途中の計算は次のように進みます。

720÷2÷3÷6
=360÷3÷6
=120÷6
=20

このように、割り算が続くときは左から順に計算します。

もちろんこの方法で答えは出ますが、さらに工夫をすることもできます。

＜計算の工夫＞
720÷2÷3÷6
=720÷(2×3×6)
=720÷36
=20

「2で割る」「3で割る」「6で割る」を一まとめにすると、「36で割る」のと同じです。

割り算を一回にまとめることで、計算手順がすっきりしますね。

まとめ

複数の割り算が並ぶ式は、左から順に計算するのが基本です。

しかし、割る数をまとめて一回の割り算にすることで、計算ミスを防ぎやすくなります。

ぜひこの方法を活用して、割り算の練習に役立ててみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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