「同じ人って気づかなかった」最終話直前、NHK大河俳優の“別人級”の変貌に騒然…称賛相次ぐ 【月１０ドラマ】

カンテレ・フジテレビ系ドラマ『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』（月曜よる10時）の第10話が12月15日に放送された。本作品は、シングルファーザーの鳥飼樹（草彅剛）が、遺品整理会社『Heaven’s messenger』の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱える家族に寄り添うヒューマンドラマだ。

第10話では、樹が自分の気持ちに嘘をつけず、利人（要潤）が法的手段に出ることも覚悟で真琴（中村ゆり）への気持ちを伝える。また、転職した海斗（塩野瑛久）が次なる過重労働の被害者となってしまう。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

海斗役の塩野瑛久に「別人すぎ」「カメレオン俳優」と視聴者が演技力を絶賛

前回、ゆずは（八木莉可子）との将来のために転職を決めた海斗。皆に祝福され円満退職した海斗だったが、転職先の会社はすでに御厨ホールディングスに買収されていた。今回の第10話で、ゆずはがその事実をニュースで知り、愕然とする。相談を受けた樹は、海斗の労働時間を記録するよう、ゆずはに指示した。

当の海斗は、御厨の新たな事業・遺品整理部門のチームリーダーとして責任を持って一生懸命働いていた。しかし、一緒に働くメンバーは作業に慣れておらず、やる気もない。会社も当てにならない状況で、1人仕事を抱え込んでしまう海斗。毎朝6時頃に家を出て、夜中の1時過ぎに帰ってくる生活が続いていた。そして、ゆずはへのLINEメッセージさえも途絶えてしまう。

夜遅く1人で現場に残る海斗は、疲労と寝不足で倒れる寸前。そこに救世主として現れたのが『Heaven’s messenger』のメンバーたちだった。後日、入院する海斗の病室に、御厨の新社長に就任した御厨彩芽（月城かなと）が示談金を持って見舞いにやって来た。そこに居合わせていた樹は、「この件は労基法に違反しています」「労基署に通報した方がいいと思いますよ」と言う。海斗が彩芽をかばおうとすると、ゆずはが激怒。そこで初めて海斗は、御厨がこれまでに14人の過労自殺者を出していることを知るのだった。

ひたむきで真っ直ぐな海斗。今回の放送で、さらに海斗の人間性が浮き彫りになった。視聴者からは「自然な演技がいい」「ずっと応援したい」といったコメントが寄せられている。塩野はこれまで、NHK大河ドラマ『光る君へ』（2024年）やテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ『魔物（마물）』（2025年）に出演。『光る君へ』の一条天皇役は、持ち前の高貴な雰囲気と繊細な演技が、「ハマり役」と高い評価を得た。その後『魔物（마물）』では、凶暴で支配的という真逆の役を演じ、話題になった。そして今回も、今まで演じてきた役とはまた違うキャラクターだ。視聴者からは「役によって別人すぎ」「魔物と同じ人って気づかなかった」「カメレオン俳優」と演技を称賛する声が多く届いている。

暴走する彩芽に「切ない」「泣けた」の声

彩芽は、社長就任パーティーで真琴に御厨のアンバサダーとしてマスコミに向けて活動をアピールしてもらいたく、真琴の住む部屋を訪れた。しかし真琴は、「パーティーには出たくない」と断り、さらにアンバサダーも降りたいと申し出る。彩芽が懇願しても真琴は「ごめん」と言うばかり。彩芽は「この恩知らず！」と怒った後、真琴の肩を抱き「ずっと真琴だけを...」と言い残し帰ってしまった。外で待っていた秘書の大河（石山順征）に、「御厨真琴を御厨のアンバサダーから解任する」と伝え、さらに「マスコミにリークしてほしいネタがある」と頼む。

集団訴訟の提起が始まった矢先、真琴の家で眠ってしまった陸をおんぶして樹が帰ろうとすると、大勢のマスコミが現れて3人を取り囲んだ。週刊誌に不倫ネタの記事として掲載されてしまう。SNSでは彩芽の行動に対して、「マスコミにリークするなんて」「怖すぎる」といった意見から、彩芽の恋心を思って「切ない」「彩芽に感情移入して泣けた」などの感想も見られた。

次回ついに最終決戦！最終回は「ハッピーエンドが見たい」

いよいよ最終回を迎える『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』。次回予告ではこれまで温厚で冷静だった樹の怒りの顔が映された。SNSでは「ハッピーエンドが見たい」「みんな幸せになってほしい」「大逆転してほしい」とハッピーエンドを望む声が多く寄せられている。大企業との最終決戦に向けて動き出した集団訴訟、窮地に立たされた樹と真琴、一体どのような終幕になるのか最後まで目が離せない。

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カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『終幕のロンドーもう二度と会えないあなたにー』毎週月曜よる10時