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11月20日の新月は蠍座で起こる──年末に向け“リセットと再生”を促す星の下、各星座がすべきこと&避けるべきこと

  • 2025.11.14
Photo_ ekapolsi / 123RF
Dramatic and beautiful big moon on night sky.Photo: ekapolsi / 123RF

2025年も残り少なくなってきた11月。ここから年末までは、2026年に向けての準備期間に入っていきます。年末までの星の配置を見ていくと、新たな年を迎えるために知っておいたほうがいいメッセージが次々と送られていることに気が付きます。11月の新月もそのひとつです。今回の新月は11月20日に蠍座で起こります。では、どんなメッセージが込められているのか、さっそく占っていきましょう。

蠍座の新月について読み解くには、12星座の中で「蠍座」が何を象徴しているどんな星座なのかを知ることが大切です。蠍座はみなさんにとっても、比較的馴染みの深い星座だと思います。学校で「夏の星座」として習った記憶がある人も多いでしょう。大きなS字型に星が並んでいて、その形がサソリに見立てられています。このS字が魚を釣る針の形に似ているために、日本では古くは「魚釣り星」「鯛釣星」などとも呼ばれていました。北半球では初夏から夏にかけて、南の空の比較的低い位置に見ることができます。蠍座の心臓にあたる位置で赤く輝く星が、「アンタレス」という1等星です。肉眼でもよく見えるため、蠍座は夜空でも見つけやすい星座となっています。

そんな蠍座ですが、ギリシャ神話では傲慢な狩人オリオンを刺し殺すために女神ヘラ(またはガイア)が送った大サソリの姿とされています。そして、蠍座とオリオン座は空の反対側に配置されていて、「蠍座が昇るとオリオン座が沈む」という位置関係です。これはまさに神話のごとく、サソリを恐れるオリオンが逃げている様子を表していると言われています。では、占星術の世界では、蠍座はどんな星座なのでしょうか。

“夏の星座”の蠍座が秋から冬に与える影響

Milky Way

占星術における蠍座は、一般的に10月24日~11月22日ごろに生まれた人の星座とされています。蠍座に該当するのは秋なのに、蠍座そのものは夏の星座とされるのはどうしてなのか、疑問が湧いてきませんか。これは天文学と占星術の「ズレ」によって起きた現象なのです。天文学的な星座の蠍座は、北半球で見た場合、真夜中に南の空で最も高く輝く季節が夏であるため、「夏の星座」に分類されます。一方、占星術の蠍座は、紀元前後に古代バビロニアやギリシャで定められた、黄道(太陽の通り道)を30度ずつ均等に区切った領域のひとつを指します。10月24日~11月22日ごろは、地球から見ると太陽がちょうど蠍座の方向にありました。

紀元前に占星術の12星座が定められた当時、天文学的な星座の位置と占星術の星座の領域はほぼ一致していました。しかし、地球はコマのように自転軸がわずかに傾きながら回転する「歳差運動」という動きをしています。この動きによって、天空の春分点(占星術の起点)の位置が、約72年間で1度ずつ、非常にゆっくりと動いていきます。この動きが約2000年間蓄積された結果、占星術と実際の星座の位置が約30度(星座ひとつ分)近くズレてしまいました。つまり、このねじれは、占星術の起源とそれから2000年以上経った現代の実際の星空との間に生じた、歴史的なズレなのです。占星術では現代でも2000年前の12星座の区分けを使い続けています。では、占星術での蠍座にはどんな意味があるのでしょうか。

根本から生まれ変わる力を授けてくれる星

Vintage watch. Free space for text.

蠍座のテーマは、「死と再生」「変容」「深いつながり」「秘密」「探求」といったものを象徴します。表面だけでなく物事の奥底や本質に関わるテーマを持っていて、特定の対象と深く融合し、そのなかで変容・進化していく役割。非常に存在感の強い星座です。そんな蠍座で起こる新月には、どんなメッセージが込められているのでしょうか。

蠍座の新月は、「リセットと再生」を促す新月です。表面的な変化ではなく、魂の奥底からの根本的な再生や進化を促すエネルギーを持つとされています。自分が心から望んでいることや魂が求めていることを探し出し、根本的に生まれ変わる力を私たちに与えようとしています。そうはいっても、根本的に変わることなど簡単にはできませんよね。でも、これから書く具体的な方法を今回の蠍座の新月のころに真面目に実践してみてください。そうすると不思議と運勢や運命が動いてくるのを感じ取れるかもしれません。では、具体的に何を考えどんな行動をすればいいのか。また逆にしてはいけないことは何かをお伝えしておきましょう。

今回は12星座を4つに分類するエレメント別に占っていきます。エレメントは「火の星座」「地の星座」「風の星座」「水の星座」の4つに分かれ、それぞれ共通の特性をもっています。その特性ごとに分析することが蠍座の新月に適していると思うので、その方法で占ってみました。自分の星座が入っているエレメントの箇所を読んでください。11月に2025年を振り返って、勇気をもって自分の深い内面と向き合ってみましょう。すると、大元から変わるための強力なエネルギーを新月がさまざまな形で与えてくれます。それこそが2026年という新たな年に羽ばたくための準備なのです。年が明けてからではなく、今から来年に向けて課題を洗い出しておきましょう。ぜひ蠍座の新月が持つ力を建設的に活用してみてください。

<エレメントが火の星座・牡羊座・獅子座・射手座>

蠍座の新月のころにするといいこと

・ソロ活や一人旅など、静かに自分と向き合う時間を持つ

・今年の成功と失敗を分析し、来年に向けての目標を明確にする

・自分を縛る固定観念は何かを探って、それを解放する

・資格取得など、長期的な視点と綿密な計画が必要なことに着手する

・パートナーや信頼できる相手との絆を深める

蠍座の新月のころに避けたいこと

その場しのぎの応急処置や、問題の原因を掘り下げないまま放置すること。表面的な解決で済ませてしまうと、蠍座のもつ物事を深く探究して真価を見極めるエネルギーが働かない。そのためいつまでも核心を突いた解決や本当に進むべき道が見つからない。

<エレメントが地の星座・牡牛座・乙女座・山羊座>

蠍座の新月のころにするといいこと

・自分の体が心地よいと感じることをやってみる

・誰かや何かに対する執着を手放す

・物事をゼロから作り直す

・気になることを「なんとなく」ではなく、原因や本質をとことん追究する

・うまくいかない関係性を修復してみる

蠍座の新月のころに避けたいこと

怒りや悲しみなどのネガティブな感情を過度に押し殺すこと。内省を促すときなので、感情を押し殺して向き合わないのはよくない。

<エレメントが風の星座・双子座・天秤座・水瓶座>

蠍座の新月のころにするといいこと

・集中力、継続性、粘り強さが必要な目標を設定する

・心の奥底に押しとどめてきた感情や課題を掘り下げて書き出す

・役割が終わった人間関係を自ら切っていく

・趣味や仕事で、一つのことを集中して深く追求する

・過去の自分の欠点やマイナス点を見つめて、生まれ変わる決意をする

蠍座の新月のころに避けたいこと

大切な決断を焦って下すこと。気持ちが定まらないうちに、未来を左右するような重大な決断を急ぐのは避けたほうが賢明。蠍座の新月は物事の奥底を深く見つめるときなので、それをしないまま決断するのは後悔につながる恐れがある。

<エレメントが水の星座・蟹座・蠍座・魚座>

蠍座の新月のころにするといいこと

・幼いころからのトラウマやコンプレックスは何かを考える

・少し勇気が必要なことを行う

・自分を縛る固定観念から解放される

・不要なものを整理し、心の中をクリーンにする

・長く続けてきたことをやめてみる

蠍座の新月のころに避けたいこと

どうせ私には無理、と夢や希望を諦めること。蠍座の新月は潜在的に秘められた爆発的なパワーを呼び覚ます力がある。それなのに最初から自分の能力を否定しまうと、それが目覚めるチャンスを失ってしまう。

Text: Glorious Hoshiko Editor: Nanami Kobayashi

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