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主役級の“存在感”に「目が離せない」名作を支えた“助演が光る”『2025年傑作ドラマ』3選

  • 2025.12.18

その人物が画面の端に映るだけで、物語の重力が変わる――。 2025年のドラマシーンを振り返ると、そんな「主役を食うほどの圧倒的な存在感」を放つ助演俳優たちの活躍が目立ちました。

セリフがなくとも雄弁に語る背中、一瞬の表情で空気を凍らせる狂気、そして主役を輝かせるための深い献身。

今回は、豊作だった2025年のドラマ作品の中から、「助演俳優の名演に震える」「脇役目当てで観てもお釣りがくる」3作品を厳選してご紹介します。

1.『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』

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【「ブロックバリュー」新CM発表会】新CM発表会に登壇した渡辺謙 (C)SANKEI

放送:2025年/NHK総合・BSプレミアム4K

江戸のメディア王・蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈な生涯を描いた大河ドラマ。 きらびやかな江戸のエンタメ界を描く本作において、視聴者を震え上がらせ、同時に魅了したのが、渡辺謙演じる田沼意次です。

本作で特筆すべきは、渡辺謙が纏う“時代のうねりそのもの”のような重厚感。 幕府の財政を立て直す剛腕政治家としての覇気と、失脚へと向かう中で見せる枯れた哀愁――その両方を、わずかな目線の動きや声のトーンだけで表現しきっています。

SNSでは「緊張感に鳥肌立った」「重圧を背負った演技が胸に刺さった」「大河ドラマを支えてくれた名演」と絶賛の嵐。 若き蔦重にとっての「越えるべき巨大な壁」として立ちはだかる姿は、ドラマ史に残る圧巻の“悪役”であり“英雄”でした。

2.『グラスハート』

配信:2025年/Netflix 

佐藤健が主演・エグゼクティブプロデューサーを務め、音楽界の光と影を描いた青春音楽ドラマ。 天才たちがぶつかり合うバンドストーリーの中で、異質な輝きを放ったのが、ライバルバンドのカリスマボーカル・真崎桐哉を演じた菅田将暉です。 この作品で光ったのは、菅田将暉の“爆発する狂気とカリスマ性”。

ステージ上での憑依的なパフォーマンスシーンはもちろん、楽屋裏で見せる嫉妬や焦燥、不安定な感情の揺らぎがあまりにリアルで、観る者の胃をキリキリと締め上げます。 SNSでも「カリスマ性に脱帽」「目が離せない」「とんでもなくかっこいい」といった声が多数。

主役バンドの「静」に対する「動」の象徴として、作品の熱量を極限まで高めた名演です。

3.『イクサガミ』

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映画「8番出口」の完全攻略舞台あいさつに出席した 二宮和也

配信:2025年/Netflix 

明治初期、京都から東京までを舞台に繰り広げられる、侍たちのデスゲームを描いたアクション超大作。 岡田准一演じる主人公・愁二郎の前に立ちはだかる強敵たちの中で、異様な存在感を見せつけたのが、物語の鍵を握る男を演じた二宮和也です。※

本作の魅力は、二宮和也の“体温を感じさせない不気味な静寂”。 血しぶき舞う激しいアクションシーンが続く中で、彼が登場するシーンだけ、まるで時が止まったかのような冷たい緊張感が漂います。

声を張り上げることもなく、薄い笑みを浮かべながら淡々と核心を突くその姿は、まさにサイコパス的な恐怖。 SNSでは「冷酷さが伝わる演技が最高」「異質な怖さ」「止まらないゾクゾク」と、その演技の幅に驚愕する声が溢れました。

(※二宮和也ほか、玉木宏ら豪華キャストが演じる“コドウ”を持つ者たちの演技合戦も見どころです)

 主役級の存在感で作品の魅力を底上げした名優たち

2025年のドラマを彩ったのは、言葉以上に“佇まい”で語る俳優たちでした。

  • 歴史の重みを背負う重厚感
  • スクリーンを支配する爆発的なカリスマ性
  • 静寂で人を追い詰める冷徹な狂気

彼ら助演俳優たちが作った「影」が深ければ深いほど、物語の「光」はより一層強く輝きます。 もし未見の作品があれば、ぜひ彼らの“怪演”に注目して観てみてください。

きっと、その演技の虜になるはずです。


※記事は執筆時点の情報です