1. トップ
  2. 2025年を彩った朝ドラ『あんぱん』から“新語・流行語大賞にノミネート”…選出ワードに「ちょっと意外」「最高です」

2025年を彩った朝ドラ『あんぱん』から“新語・流行語大賞にノミネート”…選出ワードに「ちょっと意外」「最高です」

  • 2025.11.15

2025年の新語・流行語大賞の候補に、「ほいたらね」が名を連ねました。高知県の土佐弁で「またね」を意味するこの温かな言葉は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の“締めのひと言”として全国に広まり、一日の終わりを見守るような優しい響きで視聴者の心をつかみました。

undefined
2025年撮影。映画「世界征服やめた」公開記念舞台挨拶に登場した北村匠海(C)SANKEI

『ほいたらね』ノミネートにドラマファン歓喜の声

高知を舞台として描かれた今年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』。その物語を象徴する“締め台詞”として親しまれてきた土佐弁「ほいたらね」が、新語・流行語大賞の候補入りを果たしました。温かく、どこか名残惜しさのある「またね」という意味を持つこの言葉は、ドラマの終盤で繰り返し使われるたび、視聴者の心にじんわりと残る余韻を生み出してきました。

今回のノミネートにより、朝ドラ作品からの候補選出は4年連続という快挙となります。さらに、もし年間大賞にまで上り詰めれば、2013年度前期「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした名フレーズ「じぇじぇじぇ」以来、実に12年ぶりの快挙。ドラマから生まれた言葉が再び全国的なムーブメントになる可能性も十分に秘めています。

SNSでは早くもファンの喜びの声が数多く上がっています。「最高!」「大好きな言葉」といった投稿が相次ぎ、日常の中で「ほいたらね」を使う人も増えている様子がうかがえます。ドラマを通して慣れ親しんだ言葉が、個人の生活にまで溶け込んでいる点は、朝ドラの影響力の大きさを改めて感じさせます。

『たまるか』派の反応は?

その一方で、「ほいたらね」のノミネートに意外性を感じた視聴者も多かったようです。「まさか選ばれるとは思わなかった」「ちょっと意外!」といった驚きの声が見られ、なかでもドラマファンの間で話題になったのが、主人公の気迫や意志を表す土佐弁の感嘆詞「たまるか」の存在です。

ファンからは、「選ばれるなら『たまるか』だと思っていた」といった意見も多く、視聴者の心に残る“名セリフ”としての存在感が浮かび上がります。放送当初から主人公の象徴的なフレーズとして使われてきただけに、「ほいたらね」との“どちらが選ばれるべきか”という議論が自然と巻き起こるのも納得です。

『ほいたらね』の余韻と人気がすごい!

今回、「ほいたらね」が新語・流行語大賞にノミネートされたことは、朝ドラファンのみならず、広い世代に注目される出来事となりました。『あんぱん』がもたらした温かい言葉の余韻は、放送終了後もなお多くの人の心に残り、日常の中へと自然に浸透しています。流行語に名前が挙がったことで、これからさらに「ほいたらね」という言葉が広がり、誰かとの別れ際にそっと寄り添うフレーズとして定着していくことが期待されます。


※この記事は執筆時点の情報です。