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さんまに大河出演依頼するも「全カット」→スタッフに激怒した【歌舞伎役者】とは?

  • 2025.11.26
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東京ドームシティ内 新劇場概要発表会見:OKサインを出す明石家さんま(C)SANKEI

2025年10月25日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBS)で、国民的お笑い芸人・明石家さんまさんが、過去にNHKの大河ドラマに出演した際、出演シーンが全カットされてしまったというエピソードを明かしました。

この出来事には、日本を代表する歌舞伎役者が大きく関係しています。では、さんまさんに大河ドラマ出演を頼み、物語のキーパーソンになった歌舞伎界のスーパースターとは誰なのでしょうか? クイズ形式でご紹介します!

明石家さんま大河ドラマ全カット事件

まさかの明石家さんまさん出演シーンが全カットというトラブル。これは1999年放送のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』での出来事。さんまさんは、現場の豪華な歓迎ムードに包まれ、演技にも納得がいったものの、まさかの「全カット」となったのです。実はそもそも出演を依頼したのは、ある大物歌舞伎役者が関係していたのです。一体、明石家さんまに大河出演を依頼した人物とは誰なのでしょうか?

ヒント…

  1. 歌舞伎界に新風を巻き起こし海外公演も大成功させた
  2. 息子たちも日本を代表する歌舞伎役者に

「そういうつもりでやったやろ」

答えは……十八代目中村勘三郎(五代目中村勘九郎)さんです!

番組でリスナーからの「爆笑問題・太田光さんが大河ドラマに出演」という話題を振られたさんまさんは、「俺も勘九郎さんに頼まれて大河行って、ほとんどカットやったからね」と過去の一幕を振り返りました。

『元禄繚乱』への出演を依頼したのは、五代目中村勘九郎(後の十八代目中村勘三郎)さんでした。撮影では豪華な衣装、新設された花道と国民的芸人を迎えるだけに、大歓迎ムードでした。さんまさんは「一生懸命やって、おもしろいシーン撮れたんですよ」と手応えを感じたそうです。

ところが後日、「すいません、全カットさせてください」とスタッフから突然の連絡。実は、元妻である大竹しのぶさんが勘九郎さんと夫婦の役として出演していたのですが、「俺から大竹さんに行く画が、どうしても夫婦に見えてしまうというので」とディレクターからの謝罪の手紙。現場では勘九郎さんがスタッフに怒ってしまうという事態も勃発。本当に大変な現場だったようです。

さらに放送終了後の打ち上げでもドラマが。「打ち上げで勘九郎さんと誰かがケンカして、大竹さんから電話があって『助けて。今ケンカしてる』って。『なんで俺が行かなあかんねん』と言った思い出話もありますね」と、さんまさんならではのユーモアたっぷり回顧録となりました。

エピソードを知るとより好きになるかも

さんまさんの幻の大河ドラマ出演シーンと十八代目中村勘三郎(五代目中村勘九郎)さんとのエピソード。テレビで絶対に見られない裏話を知ると、ドラマの表側だけでなく製作現場の人間味あふれる部分にもぐっと惹かれますよね。

「全カット」というまさかの展開も、国民的芸人と歌舞伎界の名優だからこそ起こったドラマチックな出来事。次に大河ドラマを観るとき、こんなエピソードを思い出せば、より深く楽しめるかもしれませんね。