「30万なんて無い！」弟を優先して姉の入学金を出さない“父親”…「押し付けんなや！」その後、弟がとった“驚くべき行動”とは【しまうま劇場】

兄弟姉妹がいて「自分の方が大事にされていない気がする…」と、親の愛情に差を感じている子どもは意外と多いです。中には、自分の叶えられなかった夢を子どもに押し付ける親も…。ですが、優先される側も実は苦しい思いをしているのかもしれません。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『弟の方が大切なの？』では、そんな子育て問題をリアルに描いています。

兄弟格差、感じたことある？#ショートドラマ

テーブルに貯金箱の中身をぶちまけ「30万なんてあるわけ無いだろう！」と娘に怒鳴る父親。

そして、娘の大学の奨学金について書かれたプリントを破り捨てました。

それでも「入学金だけは奨学金の対象外で…」そう言って、必ず返すからお金を貸してほしいと父親に頼む娘。

しかし父親は冷たく言い放ちます。「大体30万あったら下宿して頑張ってる奏斗にバット買ってあげたいよ。今年こそ甲子園に行けるかもしれないんだぞ」

父親は野球部の弟・奏斗には手をかけるのに、娘の入学金は出せないというのです。

「お姉ちゃんなんだろ？弟の夢を奪うなよ」そう言う父の言葉に、娘は何も言い返せずただ静かに目を伏せました。

「え？」学校で、友人に大学に行かないことを告げると驚かれました。

「考えたら、私勉強好きじゃないからさ」そう言ってごまかすと「言ってたじゃん学校で社会福祉について勉強したいって」と友人が言います。

そう、姉は夢を叶えるために大学に行きたかったのです。

けれど、どうでもよくなったと嘘をつき「この後カラオケ行かない？パーッとストレス発散したい気分」と友人を誘います。

無理に明るく振る舞っている姿を見て「いいけど…」と言いつつも、心配な表情を見せる友人。

ヴーッヴーッ

その時姉のスマホが震え、そこには"奏斗"の文字がーー。

家では、奏斗が野球への期待が込められた寄せ書きをぐしゃぐしゃにして投げ捨てていました。

「姉ちゃん、大学行かないの俺のせいでしょ？」突然の問いに驚いた姉は"関係ないから心配することない"と言います。

けれど、奏斗は聞く耳を持ちません。ボールとグローブをゴミ箱に投げ捨て「姉ちゃんの未来奪ってまで俺、野球続ける気ないから」

その言葉に驚いた姉は「何言ってんの？奏斗がプロになるのは家族全員の夢なんだよ？」と何とか説得しようとします。

「勝手に夢を押し付けんなや！」奏斗の一言にに驚き言葉を失う姉…。

電話を切ったあと、苛立ちをぶつけるように腕を振り上げる奏斗。

しかし次の瞬間、肩に鋭い痛みが走ります。そのまま崩れ落ち、肩を抑え「どうすりゃいいんだよ…」苦しそうな表情で呟く奏斗。

「ただいま〜」

姉が家に帰ると、リビングには父と正座する奏斗の姿がありました。異様な空気に戸惑う姉。

「お前！奏斗に余計なこと言ったのか？」と父親が責めるように姉に詰め寄ってきます。「なんのこと？」状況が分からず聞き返す姉。

「姉ちゃん…」奏斗が下を向いたまま静かに呟きます。

「俺…部活辞めてきた」

その言葉に、姉は息を呑むしかできませんでした…。

続くーーー。

YouTubeショートのコメント欄には「姉のことも弟のことも考えず自分ばっかり…」「少なくとも弟君が姉貴思いでよかった」などの声が多数寄せられていました。

親は子どもに期待をかけるもの。けれど、期待が強すぎると、兄弟の間に格差を生んでしまう可能性があります。そうなれば、子ども達を不幸にする結果になるかもしれません。

『弟の方が大切なの？』は、そんか"親の愛の形"や"兄弟の絆"について考えさせられる作品でしたね。

しまうま劇場(YouTube)

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