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「ギリギリを攻めた名作」「刺激強すぎ」地上波では“異例の過激さ”で魅せた伝説ドラマ…「色気が凄い」名女優が“異彩を放つ”一作

  • 2025.11.5

ドラマの中には、名作と評価ながらも、さまざまな事情で再放送ができない作品があります。今回は、そんな中から"地上波放送が不可能と囁かれる名作ドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『特命係長 只野仁』(テレビ朝日系)をご紹介します。昼は冴えない係長、夜は悪を裁く特命係長――伝説の深夜ドラマが再放送されない理由とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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ドラマ「特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル」完成発表会 三浦理恵子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『特命係長 只野仁』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2003年7月4日~9月19日
  • 出演: 高橋克典(只野仁 役)

ドラマ『特命係長 只野仁』は、昼と夜でまったく異なる顔を持つ男の生き様を描いた物語です。舞台となるのは大手広告会社・電王堂。

昼間の只野仁(高橋克典)は、総務二課の窓際係長――冴えない見た目と覇気のない態度から、社内では名前をもじって「ただのひと」と陰で呼ばれている、存在感の薄いサラリーマンです。

しかし、その裏では会長・黒川重蔵(故・梅宮辰夫さん)直属の「特命係長」として、誰にも知られず暗躍しています。黒川から与えられる任務は、社内外で起きるトラブルの解決。昼間とは一転して、只野はサングラスに派手な柄シャツをまとい、鍛え上げた肉体を武器に、あらゆる敵に立ち向かっていきます。

只野の得意技は、ピロートークで情報を引き出すこと。甘い言葉を巧みに使い、真相へと迫っていきます。事件の中でテレビ局アナウンサー・新水真由子(三浦理恵子)と関わる回では、彼女のボディガードとして行動するうちに、新水から好意を寄せられるようになります。また、会長秘書の坪内紀子(櫻井淳子)も夜の只野に命を救われ、その正体を知らぬまま“憧れの男”として想いを募らせていくことに。

こうして、数々の任務を終えた翌朝には、何事もなかったかのようにオフィスへ戻る只野。誰も知らない夜の顔を胸に秘め、今日もまた“冴えない係長”として静かに日常を過ごすのでした――。

“昼と夜、二つの顔を持つ男”――深夜枠が生んだ異色のヒーロー譚

ドラマ『特命係長 只野仁』は、漫画家・柳沢きみおさんの同名コミックを原作に、2003年7月からテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送された人気シリーズです。

勧善懲悪のストーリーに加え、深夜枠ならではの大胆な演出やセクシーな描写が話題を呼び、シーズン4まで制作されました。2008年には劇場版『特命係長 只野仁 最後の劇場版』が公開され、2012年の『ファイナル』でテレビシリーズは一旦完結しています。

制作を担当したのはテレビ朝日とMMJです。シリーズは当初、深夜ドラマとしてスタートしましたが、放送直後から人気が高まり、スペシャル版が次々と制作されるヒット作へと成長。

主演をつとめたのは高橋克典さんです。体脂肪率7%まで絞り上げた肉体で挑む迫力あるアクションと、昼と夜でまるで別人のように変わる演技が話題を呼び、その“ギャップ萌え”で多くの視聴者を魅了しました。まさに高橋さんの代表作といえる作品です。

ヒロインの櫻井淳子さんや三浦理恵子さん、永井大さん、故・梅宮辰夫さん、田山涼成さんらレギュラー陣もシリーズを通して出演し、作品の世界観を支えています。

なかでも異彩を放ったのが、アナウンサー・新水真由子を演じた三浦理恵子さんです。「アナウンサー役が似合っていた」「甘い声が魅力的」といった声が多く、際どいシーンに果敢に挑む姿には「度胸のある女優さん」「色気が凄い」と称賛が寄せられました。「いつまでもかわいい」といったコメントからも、彼女の変わらぬ魅力が伝わってきます。

2017年には、インターネットテレビ局・AbemaTVで約5年ぶりの新シリーズ『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル』が放送され、初回の再生数は61万件を突破しました。さらに、その年末には続編『AbemaTVオリジナル2』が5夜連続で配信され、高橋克典さんが全力で臨んだ渾身の演技と、地上波では描けなかった大胆な演出が大きな話題を呼びました。

深夜発の痛快アクションドラマとして誕生した本作は、時代を越えて愛され続ける伝説のドラマです。

地上波では異例の脚本――異色の勧善懲悪劇

本作は、鍛え上げられた肉体を駆使したアクションと、地上波ギリギリの過激描写が織りなす大人のユーモアが、多くの視聴者を惹きつけました。

また、本作は現在「地上波での再放送が難しい作品」とされています。シーズン1第2話の榊英雄さん、シーズン3第8話の小向美奈子さん、スペシャル版『女弁護士の秘密を暴け!』(リターンズ)の加勢大周さんの不祥事が影響しているとも言われていますが、真偽は不明です。過激な描写が多かった点も、令和の基準では再放送を難しくしている要因かもしれません。

一方で、2025年3月から5月にかけて、TVerでシリーズ全45話が『令和コンプライアンスブレイクスルー版』として期間限定配信。Season1からファイナル、さらにスペシャルドラマ5作までが一挙に公開され、再び注目を集めました。

SNSでは「漫画実写化の理想形」「時間を忘れて夢中になった」といった投稿も多く見られます。「ギリギリを攻めた名作」「刺激強すぎ」「魅力が全部詰まった最高のドラマ」「何度でも再放送してほしい」といった声も多く、今もなおファンの熱は衰えていません。

“地上波では放送できない”と囁かれながらも、その自由で大胆な作風は、今もなお多くのファンに愛され続けています。


※記事は執筆時点の情報です