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9歳で左足の自由を失うも…“テレビの中のヒーロー”に憧れた19歳世界王者の“原点”を明かす

  • 2025.10.28

TBS系で毎週金曜日に放送されている『A-Studio+』は、ACTOR・ACTRESS・ARTIST・ATHLETEの「A」の中から毎週1組のゲストを招くプレミアムなトーク番組。 笑福亭鶴瓶さんと藤ヶ谷太輔さん(Kis-My-Ft2)が関係者を自ら極秘取材しゲストたちの素顔を引き出します。今回のゲストは、プロ車いすテニスプレーヤー・小田凱人さん。車いすテニスとの出会いや、未来について語られます。

車いすとの出会いと国枝慎吾さんへの憧れ

小田さんは9歳のときに骨肉腫を発症し、手術と9か月の入院生活を経て左足の自由を失いました。しかし10歳のとき、車いすテニスと出会い、そこから人生が大きく動き出します。テニスの4大大会すべてで優勝を果たし、パラリンピックでも金メダルを獲得。10代にして世界ランキング1位となった小田さん。

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A-Studio+ (C)TBS

昔は、“勝てるテニス”よりも“自分のやりたいテニス”を優先してきたと語る小田さんは、「コーチの言うことを聞いて“勝てるテニス”になっていたら、多分ここまでの記録までは届いてなかったかも」と語ります。鶴瓶さんが「コーチ腹立ったやろうな」とツッコむと、笑顔を見せながら「“もったいないな”って言われてました」と小田さん。
高校時代に出会った熊田コーチが小田さんのスタイルを尊重してくれたことで、「伸び伸びやれて」と振り返りました。

元々は、サッカー少年だった小田さん。怪我をきっかけにサッカーを続けられなくなると感じていたころ、テレビでロンドンパラリンピックに出場していた国枝慎吾さんの映像を見て「これがいい!かっこいい」と直感。「国枝さんみたいになりたい」「国枝さんがバスケやってたらバスケやってるかもしれないってくらい」と語り、憧れの存在として強い影響を受けたことを明かしました。
その後、国枝さんとは4度対戦するも、勝利はつかめず。「めちゃくちゃ強い」と振り返りました。

テニスへの向き合い方は今も変わらず、「今でもテニスが楽しい」と語ります。

19歳のチャンピオンが語る未来

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A-Studio+ (C)TBS

そんな小田さんは、わずか19歳で世界の頂点に。鶴瓶さんも「ちょっと押さえといたらよかったね」と笑いを誘いました。
小田さんは、「優勝するためにテニスを始めたわけではない」「それがゴールかって言われたらそうじゃない」「メッセージを発信したい」と語り、「プレッシャーとかは?」という問いにも、「ないんですよね」と自然体で答えます。

エンディングでは、鶴瓶さんが小田さんの母の気持ちを代弁。小田さんは少し照れながらも、「病気する前より、幸せにしたいなって」と感謝を口に、スタジオは感動に包まれました。


TBS系 『A-Studio+』 毎週金曜よる11時〜
TVer・TBS FREEで最新回を無料配信中
[配信日時]2025年10月24日(金)
[番組URL]https://tver.jp/episodes/ept9cu7r64