「何に見える？」あなたの“心の弱点”がわかる心理テスト

2025.12.5

誰の心の中にも、飼いならすのが難しい部分、すなわち「弱点」があるものです。自分の心の弱点を正しく知り、否定するのではなく、上手く付き合っていく道を探ることは、まるごと自分を愛することにもつながると言われています。今回は、心理テストを通して見えてくる思考の特徴から、あなたの心の弱点を探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.食パン

2.きのこ

3.コック帽

4.鍵穴

1.食パンに見えた人は「傷つきやすさ」

図形が食パンに見えた人の心の弱点は、「傷つきやすさ」かもしれません。自分では気にしすぎだとわかっていても、他人の何気ない一言に悲しくなったり、相手の態度や行動を深読みして不安になってしまうことが多いのではないでしょうか？

この選択肢を選んだ人は、心優しく、共感力が高い人かもしれません。あなた自身が、いつも他人に気を遣い、周囲を思いやって生きているため、他者から向けられるオブラートに包まれていない言動が気になってしまうのではないでしょうか？

傷つきやすい人は、他者を思いやって行動するのが得意な人。言い換えれば、あなたと同じレベルの気遣いをみんなに求めるのは酷というもの。そんなことを意識しておくと、配慮がないと感じる他者の言動も、大目に見て受け流せる場面が増えるかもしれません。

2.きのこに見えた人は「完璧主義」

図形がきのこに見えた人の心の弱点は、「完璧主義」かもしれません。自分では求めすぎだとわかっていても、物事を完璧にこなそうと、ついこだわりすぎてしまうことが多いのではないでしょうか？

この選択肢を選んだ人は、責任感が強く、真面目でまっすぐな人かもしれません。自分の中ではまだ頑張れるのに、80点のところで良しとするのは、手を抜いている気がして気持ちが悪いのではないでしょうか？

完璧主義な人は、頑張り屋さんな人。言い換えれば、自分に課しているハードルが高すぎるかもしれません。あなたの80点は、周囲から見ると100点近いことも多いのではないでしょうか？優しい目で、自分を客観視してみることも大切でしょう。

3.コック帽に見えた人は「気分のムラ」

図形がコック帽に見えた人の心の弱点は、「気分のムラ」かもしれません。気分がコロコロと変わり、他人を振り回してしまったり、一つのことを続けられない自分を難しく感じることも多いのではないでしょうか？

この選択肢を選んだ人は、感受性が強く、状況や感情の変化に敏感な人かもしれません。自分の心の中に沸き起こった些細な違和感や変化を的確にキャッチする力の高さが、気分のムラにつながっているのではないでしょうか？

気分のムラがある人は、心の声を無視せず、自分を大切にできている人。まずは気分のムラを悪いものとせず、心の声をきちんとキャッチできている証拠だと、認めてあげることが大切です。そのうえで、心の声と現実的な状況とのすり合わせができるようになるといいですね。

4.鍵穴に見えた人は「ネガティブ思考」

図形が鍵穴に見えた人の心の弱点は、「ネガティブ思考」かもしれません。自分では考えすぎだとわかっていても、物事や他者の悪い側面に着目したり、未来を悪い方向へ考えてしまうことが多いのではないでしょうか？

この選択肢を選んだ人は、安全志向の強い人かもしれません。大きな失敗やリスクを避けて、自分を守ろうとする防衛本能がネガティブ思考を強めている側面もあるのではないでしょうか？

ネガティブ思考が強い人は、安全に歩みを進めたい堅実な人。決して悪いことではありませんが、ネガティブな側面に注目しやすい自身の特徴を把握した上で、意識的にポジティブな側面にも目を向けてみると、フラットなものの見方に近づくかもしれません。

ライター：Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います！
編集：TRILLニュース