「何に見える？」あなたが"見過ごしている自分の欠点"がわかる【心理テスト】

自分の長所はよくわかっていても、短所や欠点となると、意外と自分では気づけないものです。むしろ、親しい人から指摘されて、初めて「そんな一面があったのか」と驚くこともあるかもしれません。無意識の行動パターンが人間関係や物事の進め方に影響を与えている可能性もあります。

この心理テストでは、一枚の図が何に見えるかによって、あなた自身も見過ごしているかもしれない、隠れた欠点や改善点を診断します。自分を客観的に見つめ直し、より良い自分へと成長するためのヒントを探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.落ち葉

2.横顔

3.針金

4.釣り糸

落ち葉を選んだあなたは、過去の出来事や思い出を大切にするあまり、少し過去に執着してしまう傾向があるのかもしれません。「あの頃は良かった」と昔を懐かしんだり、過去の成功体験や失敗体験に無意識に判断を左右されたりしているのではないでしょうか。

思い出を慈しむ心は豊かさの証ですが、過去に意識が向きすぎると、現在の変化に対応しきれなかったり、新しい挑戦へ一歩踏み出すことをためらったりする原因にもなりそうです。今ここにある楽しさや喜びに、少し気づきにくくなっているのかもしれません。

過去の経験は今のあなたを形作る大切な要素ですが、未来はこれから作るものです。意識的に「今日の良かったこと」を寝る前に三つ挙げるなど、現在の瞬間に目を向ける習慣をつけてみましょう。そうすることで、未来への新たな一歩が踏み出しやすくなるでしょう。

横顔を選んだあなたは、物事を一部分だけ見て、全体を判断してしまうような、無意識の決めつけをしてしまう傾向があるようです。第一印象や少ない情報から、「この人はこういう人だ」「これはこうに違いない」と、素早く結論づけてしまうことはありませんか。

そのスピーディーな判断力は長所でもありますが、時として人や物事の本質を見誤らせる危険性もはらんでいます。相手のまだ見ぬ側面や、物事の隠れた可能性に気づくチャンスを、自ら手放してしまっているのかもしれません。

人と接する際には「まだ自分は、この人の一部しか知らない」という意識を持ってみましょう。すぐに結論を出さず、相手の話にじっくり耳を傾けたり、違う側面を探したりする姿勢が、あなたの世界をより豊かで深いものにしてくれるでしょう。

針金を選んだあなたは、一度「こうだ」と決めたルールや自分のやり方を、頑なに守ろうとする融通の利かなさがあるのかもしれません。真面目で責任感が強いからこそ、決めた手順をきっちりこなすことに安心感を覚えるのではないでしょうか。

その一貫性は信頼につながる長所ですが、予期せぬ事態や他者からの異なる提案に対して、少し不快感や抵抗感を覚えてしまうことがあるようです。周りからは「少し頑固な人だ」と思われている可能性も否定できません。

たまには意識的に、いつもと違う道を通って帰ったり、普段は選ばないランチメニューを頼んでみたりするのも良いでしょう。小さな「いつもと違う」を日常に取り入れることで、変化に対する心の柔軟性が養われ、よりしなやかな対応ができるようになりそうです。

釣り糸を選んだあなたは、相手の気持ちや考えを知りたいときに、ストレートに聞くのではなく、遠回しな質問で探りを入れてしまう癖があるのかもしれません。相手を傷つけたくない、対立を避けたいという気持ちが根底にあるのではないでしょうか。

その慎重さは一種の優しさですが、相手からすると「何を考えているのだろう」「試されているのかな？」と、かえって不信感や疑念を抱かせてしまう可能性があります。率直なコミュニケーションを望む相手とは、距離ができてしまうかもしれません。

知りたいことや聞きたいことがある場合は、まず自分の意見や気持ちを正直に伝えてから、相手に質問するよう心がけてみましょう。「私はこう思うのだけど、あなたはどう思う？」といった形で、誠実さを示すことで、相手も安心して心を開いてくれるでしょう。

ライター: Kazuhide.Y
公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。